執筆者: ginko 発行日付: 2022-10-13
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「ウクライナで敗色濃厚なロシアでは核兵器使用を求める声もあがっているようです。ウクライナで核兵器は使用される?されない?」では・・・
1位:どちらとも言えない 60%
2位:使用されない 40%
となりました。1位は「どちらとも言えない」で6割となっています。「使用される」とも「使用されない」ともどちらとも言えない悩ましいところですね。
とは言え局所的に核兵器を使ったところで戦局を変えることはできませんし、大々的に使えばロシアの国が無くなります。家族もいて、歴史に名前を刻みたいと思っていそうなプーチンがそうした判断をするとはちょっと思えません。
常識的に考えればないと思いますが、ただ常識が通じそうにないのがプーチンですからね。
その点ではやはり効果があろうとなかろうと示威的にも核兵器を使うことはあり得そうです。
しかしそうなってくると先週のコラムでも指摘したように、NATO側もウクライナ自衛用の核ミサイルを配備しそうなので、結局は核の抑止力により、ロシアは核兵器を使えないということになりそうです。
ロシアがウクライナを攻撃すればするほどウクライナの軍備が強くなっていくことにそろそろロシアは気付いた方が良いですね。
プーチンは一体どこで振り上げた拳を下すのでしょうか。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは11月6日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1551
〔前回のコラム〕ウクライナでの核戦争は起こる?
--- Ginkou ---
スマホ送金「ことら」11日開始 3メガバンクなど20行参加
https://www.nikkei.com/
大手銀行が主導するスマートフォンを通じた個人間の少額送金サービス「ことら」が11日に始まる。メガバンクや一部の地銀の口座間で、対応するアプリを使えば10万円まで手数料無料で送金できるようになる。口座番号ではなくメールアドレスや電話番号で送金でき、家族間のお金のやりとりや割り勘などでの利用を見込む。キャッシュレス化の起爆剤になる可能性もある。
3メガバンクとりそな銀行、埼玉りそな銀行が出資することら(東京・中央)がシステムを担い、地銀やネット銀行も参加する。11日に20行でサービスを始める。送金手数料は各行が決めるが、3メガバンクや横浜銀行などの多くの銀行が無料とする見通し。ほかに20行程度の参加も決まっており、利用可能な銀行は今後さらに増えそうだ。
ことらを利用するには、対応するアプリを送り手と受け手がそれぞれスマホに入れておく必要がある。日本電子決済推進機構の「Bank Pay(バンクペイ)」、みずほフィナンシャルグループの「J-Coin
Pay(Jコインペイ)」、横浜銀行の「はまPay」など8種類の決済・送金アプリがサービスに対応する。
三井住友銀行は自行のインターネットバンキングアプリ「三井住友銀行アプリ」でも2022年度内に利用できるようにする予定だ。利用者の多いネットバンキングアプリで接続できれば、使い勝手は大きく高まる。
利用者は対応アプリをスマホに入れた後、口座番号や携帯電話番号などを登録する。ことらの利用者同士であれば、口座とひも付けした携帯電話番号などを使って簡単に送金できるようになる。
送金手数料を無料にすると、銀行側が受け取る手数料収入は減少する。それでも銀行が無料送金サービスに踏み出すのは、日本全体で年間2兆8000億円(経済産業省調べ)といわれる現金決済インフラのコスト削減につなげるためだ。
ことらの普及には課題もある。利用者の多いネットバンキングアプリでの対応を明らかにしているのは三井住友銀行のみで、スタート時点では対応するアプリが限られている。当初参加が期待された「PayPay(ペイペイ)」などの資金移動業者からの参加表明は進んでいない。
資金移動業者は独自の経済圏を築き、アカウントの残高を移動させることで個人間送金を担っている。資金移動業者は自分たちのサービスへの顧客の囲い込みを優先しており、遅れて登場したことらが小口決済の主役になれるかは不透明な面もある。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
知らない間に新しい決済サービスである「ことら」が始まっていますね!対応するアプリを使えば10万円まで手数料無料で決済できるということで、これまで送金のたびにいくばくかの手数料を払ってきた預金者からすれば喜ばしいニュースだと言えます。
加えてメールアドレスや電話番号で送金できるというのも利便性が高いです。
カギとなるのは記事内でも指摘されているように、銀行のインターネットバンキングアプリが対応するかどうかなのでしょうね。とりあえず三井住友銀行のアプリは今年度中に対応予定のようですが。
そうしたわけでアプリ対応が進んでいく中で、利便性においてもコスト的にも優位なこの「ことら」は利用が拡大していくのではないかと思いますが、他方でPayPayなどの大手QR決済会社が参加していないのは大きなネックになると言えそうです。
これまた記事内にもあるように、PayPayは自社内での顧客囲い込みに注力しているようで、業界ナンバーワン企業としては当然のことのように思います。
将来的には「ことらvsPayPay」という戦いになっていくのでしょうか。
どんな時代になっても銀行口座は必要ですから、その点ではことらは圧倒的な潜在顧客を有することになります。
一方、PayPayは商業決済がメインなので、ポイント付与など「利用のインセンティブ」を提供できますね。
果たしてどちらに軍配が上がるのでしょうか。
銀行発のサービスで一世を風靡したものはあまりなさそうではありますが期待だけはしておきたいと思います。
と言う事で今回の読者アンケートは、「振込手数料が無料で、メールアドレスや電話番号で送金できる銀行送金サービスのことらが始まりましたが、期待できる?できない?」でいきましょう。投票は11月13日まで。
■【読者アンケート】振込手数料が無料で、メールアドレスや電話番号で送金できる銀行送金サービスのことらが始まりましたが、期待できる?できない?(11月13日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1556
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