まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「ローソン銀行・イオン銀行・セブン銀行などの流通系銀行は、ATMでは存在感が高いものの、自前口座の存在感は低いのが実情です。あなたは流通系銀行口座を持っている?持っていない?」では・・・
1位:持っていない。 82%
2位:持っている。 18%
となりました。1位は「持っていない。」で8割となっています。なるほど。
実際のところ筆者もこれらの銀行口座は持っていません。東京スター銀行、SBJ銀行、新生銀行などのカードを使えばコンビニATMは概ね無料で使えますし、場合によってはこれらの銀行の方が安いという「逆転現象」も起こりますからね。
加えて金利が高いわけでもないと来れば、流通系銀行の口座を持つ必要がありません。
そのように考えるとむしろ2割の人が口座を持っているだけで「上出来」という考え方もできるのかもしれませんが。
これら流通系銀行の中ではイオン銀行についてはWAONがありますので、普段からイオンで買い物をされる方にはイオン銀行の口座を持つ確実なメリットがありますが、ローソン銀行やセブン銀行については口座保有のちょっとメリットが思いつきませんね。
戦略を変えない限り、流通系銀行の口座が存在感を持つことはなさそうです。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは12月17日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1579
〔前回のコラム〕流通系銀行口座持ってる?
--- Ginkou ---
定住型の移民に抵抗感強く
https://www.nikkei.com/
日本は少子高齢化に伴う働き手不足が深刻で、政府は外国人労働者の受け入れ拡大を進めている。人口減への対応として定住・永住可能な移民を積極的に受け入れるべきか聞いたところ、受け入れるべきではないが37.5%と受け入れるべきだの26.1%を上回った。
全世代で受け入れるべきではないが上回り、特に30~50代の女性で受け入れに慎重な回答が目立った。40~60代の男性は受け入れ派が3割超と相対的に受け入れに前向きだった。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
日本の経済的・財政的諸問題の根源を探るとやはり「少子高齢化」に行き着きます。
人口が減り、購買意欲も下がるというWパンチの中では、経済も税収もなかなか伸びません。日本のGDPがジリジリ下がっていくのも当然です。
環境意識も強まる中で、「産めよ増やせよ」はもう時代ではないと思いますが、他方で人口がどんどん減っていくのも困りますね。
人口を維持する上でカギとなるのは、出生率を引き上げるか、移民を増やすかの二択ですが、日経新聞のアンケートによると結婚観の調査結果が衝撃です。
「結婚した方が良い」というのは全体のほぼ半分に留まり、残りの半分は否定的であったり、「どちらとも言えない」ということなんですね。
「結婚でハッピーエンド」という物語設定に長らく慣れ親しんできた筆者にとっては驚きの価値観の変化です。
これも時代なんですかね・・・。
となると人口を維持するには移民しかないということになりますが、移民に対しての調査結果はこうなっています。
全体で見ると賛成が2割、反対が4割ということでまだ反対派が優勢ですね。あらら。
しかしこうしてみると、20代・30代は「結婚はイヤ、移民もイヤ」ということで将来ビジョンが全く感じられないですね。
50代以上はもう逃げ切り世代だと思うのでそれでもいいですが、若年層にとってはこの人口問題はずっしりのしかかってくるはずです。
もちろん粛々と人口減少を受け入れるという選択肢もあるのかもしれませんが、気になる回答結果と言えます。ちゃんと議論してほしいものですね。
と言うわけで今回の読者アンケートは、「若年層の結婚願望がどんどんなくなっているように思える現状では、人口問題を解決するには移民を受け入れるしかありませんが、あなたは移民に賛成?反対?」でいきましょう。投票は12月24日まで。
■【読者アンケート】若年層の結婚願望がどんどんなくなっているように思える現状では、人口問題を解決するには移民を受け入れるしかありませんが、あなたは移民に賛成?反対?(12月24日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1584
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