まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「<複数回答可>2022年冬のボーナス、何で運用する?」では・・・
1位:普通預金で様子見 73%
2位:外国株・外国株投信 55%
3位:定期預金 45%
4位:日本株・日本株投信 27%
5位:国内債券・国内債券投信 9%
〃:国内不動産・国内不動産投信 9%
〃:海外不動産・海外不動産投信 9%
〃:ボーナスはない 9%
となりました。1位は「普通預金で様子見」で7割となっています。なるほど。
様子見派が前回より増えている気がしますが、日銀の「実質利上げ」で今後の金利の見通しが上方修正されたことも影響しているかもしれませんね。定期預金をするなら少しでも金利が上がって利用したいと思うのは当然です。
また、投資をするにも今の相場にはかなり逆風が吹いているのも影響しているのかもしれませんが、それでも外国株に投資するという人が半分以上いて頼もしいです。
この1年は「上がる年」というよりはどちらかと言うと「下がる年」になるかと思いますが、しかし結局のところ相場予想など誰も当てられませんし、長期投資で考えれば損する可能性はほとんどありません。
市場の恐怖が高まっている時こそ、目をつむって投資することが大事かもしれませんね。
勇気あるみなさんのリスクテイクが報われることを祈っています。
ちなみに半年前の夏のボーナスについてはこのような結果となりました。
1位:普通預金で様子見 60%
2位:定期預金 50%
3位:外国株・外国株投信 30%
〃:ボーナスはない 30%
5位:国内不動産・国内不動産投信 20%
〃:海外不動産・海外不動産投信 20%
確かに「様子見」の人が増えていますね。外国株に投資する人も増えていますが。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは1月29日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1607
〔前回のコラム〕2022年冬のボーナスの運用先は?
--- Ginkou ---
【2022年】個人投資家が「儲かった株」と「損した株」を発表! 波乱が続いた2022年の株式市場で、読者の投資成績はどうだったのか、アンケートの結果を公開!
https://diamond.jp/zai/
ロシアによるウクライナ侵攻から年が明け、欧米での急ピッチな利上げ、それに伴う急激な円安などの影響から、2022年は波乱相場が続いた。読者アンケートでも「難しい年だった」という声が多かった。日本株以上に米国株の値動きが軟調だったことから、米国株で損したという声も多く聞かれた。
「2022年の投資はうまくいった?」という質問に対しても、4割が「うまくいった」「まあまあ、うまくいった」と答えた一方、半分を超える6割の人がイマイチな反応。例年よりもうまくいった人が少ない結果となっている。
※抜粋
〔 出典:ZAIオンライン 〕
--- Ginkou ---
あっと言う間に2023年になりましたね。ホント1年が早い。
さて昨年1年の、当サイトで公開しているポートフォリオの運用成績をチェックしてみるとこうなりました。
・2021年12月の資産残高:879万円
・2022年12月の資産残高:883万円
てっきり減っているかと思いきや、ギリギリ少し増えていますね。そうでしたか。増加率は+0.5%となります。
めっちゃリスクを取っている割には定期預金並みの利回りですね・・・プラスだったことを喜ぶべきかもしれませんが。
ちなみに世の中の投資結果はと言うと、上記引用したZAIオンラインのアンケート調査によるとこうなっています。
うまくいった人が40%なのに対して、うまくいかなかった人が33%ということなので、どちらかと言うとみんなうまくいったと考えても良さそうですが、
「例年よりもうまくいった人が少ない結果」ということでイマイチとの評価ですね。
もう少し具体的な投資成績で言うと、ロボット運用の「THEO」の機能ポートフォリオパフォーマンスはこうなったようです。
グロースはマイナスとなる一方で、インカムはプラス、インフレヘッジは大幅にプラスということですね。
インフレヘッジの中身が気になりますが、コモデティティや物価連動債ということでしょうか。
ただ2022年の結果だけを見れば負けてしまったグロースも過去7年で見れば大きく勝ち越していますし、プラスだったインフレヘッジも、すでにコモデティ価格の下落が始まっていることや、インフレ率自体も低下に転じていることを踏まえれば決して魅力的には思えません。
筆者なら、短期的な勝ち負けはあるものの、長期的な成長を信じてグロースへの投資一択と感じますが、みなさんはどう感じるでしょうか?
とは言いつつ、今年の株式相場は基本的には逆風が吹くものと思いますので、守りを固めるのも決して悪い選択ではありません。
つまりはご自身のリスク許容度に合わせた選択が正解だと言うことです。
では今回の読者アンケートは、「2022年は日米の金融政策に振り回され、上がったり下がったりの1年となりましたが、あなたの2022年の運用成績は?」でいきましょう。投票は2月5日まで。
■【読者アンケート】2022年は日米の金融政策に振り回され、上がったり下がったりの1年となりましたが、あなたの2022年の運用成績は?(2月5日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1630
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