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高級品投資に興味ある?

執筆者: ginko 発行日付: 2023-03-08

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2月28日のマイナポイント申請期限で、マイナンバーカード作成窓口は大いに混雑したようですが、あなたはマイナンバーカードを申し込んだ?」では・・・

1位:申し込んだ 70%
2位:申し込んでいない 30%

となりました。1位は「申し込んだ」で7割。前回のコラムでご案内したように、全住民に占める申請率は72.2%ということですから、ちょうどそれに近しい割合となったわけですね!

マイナポイントがもらえる以外、特に魅力がないように感じていたマイナンバーカードですが、持っていれば確定申告もネットでできるとのことで、「もっと早く作っておけば良かった」という気にはなっています。

今後このような「作っておけばよかった」という機会が増えるたびに申請率は上昇していくのでしょうね。

かといって筆者にはほかにマイナンバーカードが求められるシチュエーションが想像つきませんが・・・。

健康保険証代わりに使われるなら、「マイナンバーカード利用で医療費10%オフ」とかもあり得るのかもしれません。逆に「マイナンバーカードじゃないと医療費10%アップ」とかの方が、予算が必要なくてより良いかも。厚労省の知恵に期待したいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは4月2日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1668

〔前回のコラム〕
マイナンバーカード申し込んだ?

 --- Ginkou ---

高級車価格、10年で2.8倍 富裕層が投資
「高額品指数」ワイン超す上昇率
https://www.nikkei.com/


高級車を投資目的で購入する動きが広がり、価格高騰を引き起こしている。主要な高額品の価格指数をみると自動車は直近10年間で2.85倍となり、2022年の上昇率は25%と急速に伸びている。百貨店の外商での取り扱いも始まっている。富裕層が車を資産形成のひとつと捉えているとみられ、新たな投資対象として存在感を高めている。

英不動産大手ナイト・フランクが1日にまとめた高額品の価格動向を示す2022年末時点の「ラグジュアリー指数」の上昇率は、2012年末に比べ自動車が主要10品目中2位だった。首位の希少ウイスキーは4.73倍と突出するが、自動車は急上昇を続け追い上げている。直近1年間の同指数の上昇率は25%で、美術品などのアートの29%に次ぐ2位となり、希少ウイスキーやワインを上回る。

東海地方に住む40代の自営業の男性は22年、90年代に人気を博したホンダ「NSX」を「これからも値段が上がる」とみて購入した。40代の会社役員男性もトヨタ自動車の「スープラ」を中古で購入した。「値段がさらに上がるまで持ち続ける」という。相場を先読みする投資目的の購入者が確実に増えている。

特に中古の高級車の価格上昇に拍車がかかる。独ポルシェや伊フェラーリなどの超高級車の相場は高騰している。英調査会社のヒストリック・オートモービル・グループ・インターナショナル(HAGI)が算出した高級車の価格指数を見ると、23年1月にポルシェは前年同月に比べて4%、3年前に比べると32%上昇した。フェラーリは同18%、同36%上がった。

ポルシェなどの超高級車に加えて、近年ではホンダ「NSX」や日産「スカイラインGT-R」、トヨタのスープラなど90年代のスポーツ車の引き合いも高まっている。

プロトコーポレーションが運営する中古車情報サイト「グーネット」をみると、93年発売のスープラのA80は329万~2450万円(新車は290万~472万円)など、新車の5倍超に上がる車種もある。90年発売のNSXは638万~2500万円(新車価格は800万~860万円)、89年発売のスカイラインGT-RのR32型は438万~2100万円(新車は445万円)なども高騰している。

東京都内の旧車専門店の担当者は「車ファンの購入が主体だったのが、生産終了の人気車の希少性と価格高騰の度合いを計算し、不動産同様の感覚で買っている」と説明。一定の投資市場が形成されてきたという見方が強く、高水準の取引はしばらく続く見込みだ。

一方、足元では新車供給が徐々に回復し、コロナ禍の渡航規制の緩和などで富裕層の目が再び海外旅行などにも向いている。過熱気味だった車両価格高騰には一服感も見られる。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

古今東西、色々なものが投資対象となってきたわけですが、ここ最近は高級車が投資対象となっているとのことです。もちろん以前から一部の高級車は投資対象だったと思いますが、その裾野が広がっているということでしょうか。

記事内には「ポルシェ」や「フェラーリ」などの定番ブランドに加え、「NSX」「GT-R」「スープラ」と言った、我々おじさん達には郷愁を感じる往年の名車も取り上げられています。

若い時には手が入らなかったクルマが今はもっと手に入らないのは皮肉ですが・・・。

実際のところこうした高級車を始めとする「高級品投資」がどのような成績を収めているかと言うと、同じ記事から引用するとこうなっています。



過去10年でどれだけ価格が上昇したかということですが、自動車は約3倍になっているのですね!ワインも時計もすごい値上がりです。

他方で過去10年の株価の推移はこのようになっています。まずは日経平均



14,000円から28,000円へ2倍になっています。

次にS&P500はこう。



1,500ドルから4,000ドルへ2.7倍ですね。

そのように考えると、保管コストやリスク、売買の手間がそれなりにありそうな高級品投資よりはシンプルにインデックスファンドを買っておけという感じがしますがいかがでしょう?

一方で売却するまでの間、「自分でも使って楽しめる」ということなら別の付加価値を感じられるのかもしれませんが。

しかしこのように俯瞰してみると、この10年は低金利&金融緩和&積極財政による「過剰流動性相場」だったということなのでしょうね。結果、全てのものが値上がりしたと言う。

言い換えれば、今般のインフレを契機とした「緊縮相場」は想像以上のダメージを金融相場・商品相場に与えるのかもしれません。

歴史の転換点にいるのか、それとも歴史は繰り返すのか・・・どう転ぶかは分かりませんが、長期的な経済の成長を信じて投資を続けるのみですね。

ということで今回の読者アンケートは、「過去10年で、高級車投資・ワイン投資・時計投資は3倍近いリターンがあったようですが、あなたは高級品投資に興味がある?」でいきましょう。投票は4月9日まで。

■【読者アンケート】過去10年で、高級車投資・ワイン投資・時計投資は3倍近いリターンがあったようですが、あなたは高級品投資に興味がある?(4月9日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1673



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