まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「原子力発電所については、従来の陸地で発電するものに加え、浮体式で海上で発電するものについても開発が進められているようですが、あなたは原子力発電所の新設に賛成?反対?」では・・・
1位:賛成 50%
2位:どちらとも言えない 33%
3位:反対 17%
となりました。1位は「賛成」で5割です。なるほど。
筆者も繰り返される電力危機を経験するたびに、やはり原発は必要だと感じますね。日本だけばんばん温暖化ガスを排出していいわけありませんし。
ただそうは言いつつ「どちらとも言えない」という回答が3割あって、「反対」が2割というのも納得感のある結果です。
万が一、事故が起これば数兆円単位の被害が出るわけですし、日本=火山列島なわけですから、事故が起こらないはずがありません。
その点でも前回取り上げた「浮体式原発」はより安全なものだと感じますが、いずれにしても技術革新によって、安全性にも十分配慮された原発が開発されることを期待したいと思います。
加えて、使用済み核燃料の永久保存場所をどこにするかという問題がありますが、これについては人口減少が進む中で、現実的な選択肢が出てくる気がします。
もちろん最終的には安価な蓄電池が供給されて、100%再生可能エネルギーとなるのが理想ですが、それはまだまだ先でしょうね。
あと20年後・30年後のエネルギー事情はどうなっているのでしょうね?人類が進歩していますように。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月25日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1726
〔前回のコラム〕原発新設に賛成?反対?
--- Ginkou ---
「自民党の対応は不誠実」 公明党幹部が文書で批判く
https://www.nikkei.com/
公明党の西田実仁選挙対策委員長は26日、次期衆院選で自民党候補を推薦しないとした公明党の決定について説明した。自民党の対応に関して「不誠実で、とても受け入れることができない」と強調した。
自身のツイッターに主張をまとめた文書を投稿した。選挙協力は対等であるべきだと唱えたうえで「(自民党から)『現場は応援しない』といわれたそうで、東京では推薦を求めず、選挙協力しないと判断した」と記した。
交渉は「強引ではなく丁寧」に進めたと主張した。全国で衆院小選挙区289のうち公明党が議席を持つのは9つにとどまる現状も挙げた。「明らかにバランスが悪い。新設の選挙区のうち、いくつかで擁立を求めることは決して強引ではない」と指摘した。
自民、公明両党の幹事長は25日、次期衆院選の東京の選挙区調整を巡って会談した。公明党は自民党に①東京で自民党候補を推薦しない②公明党が擁立を模索する東京28区に独自候補を公認しない③公明党の公認候補がいる東京29区は自民党の推薦を求めない――の方針を伝えた。
公明党の石井啓一幹事長は会談後、記者団に「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と述べた。自民党の茂木敏充幹事長は回答を持ち帰った。30日に再協議を予定する。
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
連立与党を組む、自民党と公明党が揉めていますね。発端は新設される選挙区である東京28区に、公明党が独自候補を立てようとしたところ、自民党が「認められない」と拒否したことですね。
今回の選挙区割りは「10増10減」ですから、公明党の候補が勝てば、自民党の現職の1人が議席を失うことになりかねません。その点では自民党として「それはやめてくれ」ということは分かる気もしますが、とは言いつつ公明党の主張である「衆院小選挙区289のうち公明党が議席を持つのは9つにとどまる」というのも分かる気がします。
結果的に調整は難航し、公明党の石井幹事長の「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」
という発言につながるわけですが、しかしどちらに分があるにしても党利党略の話であり、「有権者不在」であることに変わりはありません。筆者が東京28区の有権者であれば、自民党にも公明党にも投票しないでしょうねぇ。
しかしこうやってまざまざと「政治の打算」を見せつけられると、自公連立とは何なのか、果たして有益なのかと考えてしまいます。
もちろん自民党にとって公明党の組織票はのどから手が出るほど欲しいのでしょうけれど、それによって公明党の好きなようにやられているのであるとすれば問題も大きいです。
別の調査では次期衆院選の投票先として、自民党は36%なのに対して公明党は3%ですからね。やはり対等であると言っている時点で歪です。
ちなみに筆者個人としては、安倍政権の頃は「ガチ右」でしたので、左寄りの公明党の役割は大きかったと思いますし、期待もしていました。実際、かなり中道に戻せていたのではないでしょうか?
ただ、今は「ガチ中道」の岸田政権ですからね。公明党の役割というのは今一つ見えません。
むしろ、統一教会を始めとするカルト対策においては公明党は明らかに抵抗勢力ですね。自身も海外においてはカルト認定されていたわけですから。
そのように考えると・・・もう自公連立は解消していいんじゃないですかね?
ということで今回の読者アンケートは、「自民党と公明党の選挙対策の対立から、東京における自公の信頼関係は地に落ちたとの発言まで飛び出していますが、あなたは自公連立維持に賛成?反対?」でいきましょう。投票は6月30日まで。
■【読者アンケート】自民党と公明党の選挙対策の対立から、東京における自公の信頼関係は地に落ちたとの発言まで飛び出していますが、あなたは自公連立維持に賛成?反対?(6月30日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1731
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