まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「仮想通貨交換業者マウントゴックスの清算処理で、200万円投資した人に40億円が戻ってくるケースもあるようですが、仮想通貨は買って良かった?買わなくて良かった?」では・・・
1位:買わなかった/良くなかった 58%
2位:買わなかった/良かった 25%
3位:買った/良かった 17%
となりました。1位は「買わなかった/良くなかった」で6割ですね。ある意味、身も蓋もない、しかし正直な意見かと思います。200万円が40億円ですからね!夢が膨らみます(笑)。
とは言いつつ世の中に旨い話も甘い話もありませんし、今般のケースもマウントゴックスの放漫経営の被害者であるわけで、さらに返金まで10年かかっていることを考慮すれば「たまたま」中の「たまたま」と言えます。
良識ある個人投資家としては
・再現性が高いこと
・期待値が高いこと
・詐欺やポンジの可能性がないこと
といった点から投資判断すべきで、仮想通貨はどれにも当てはまらないですね!その点では明日に半値となっていても驚きません。まぁ、何やかんや言ってここまで続いてきたのですから、いきなり無価値になることはないのでしょうけれど・・・。
ちなみに2割の方は「買った/良かった」という回答で、オメデトウゴザイマスですが、買ったら買ったで今度は売り時も分かりませんね。売ったら税金もかかりますしねぇ。
そうしたわけで繰り返しになりますが、筆者が仮想通貨に投資することは永久になさそうです。
仮にテンバガーを目指すなら何に投資するでしょう?全然思い浮かびませんが、やるならやっぱり安心と実績のNASDAQですかね。S&P500も長い目で見ればテンバガーは確実にいくのでしょうけれど。
30年で10倍。悪くないですね。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは9月28日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=2062
〔前回のコラム〕仮想通貨、買って良かった?買わなくて良かった?
--- Ginkou ---
総裁選「負担減」前面に 物価高対策など相次ぎ言及
https://www.nikkei.com
自民党総裁選を前に「ポスト岸田」候補が個人の負担軽減策を競い始めた。
「民間企業では収益が悪化しても安易な値上げはしない」。茂木敏充幹事長は4日の記者会見で「増税ゼロの政策推進」を掲げ、負担増に反対する立場を強調した。
防衛増税や少子化対策に使う公的医療保険料への上乗せを見送ると明言した。合計で最大2兆円ほどの財源は成長による税収増などで賄う道筋を描く。
名目国内総生産(GDP)の成長率目標を2%台半ば以上にするとも表明した。
3日に出馬表明した林芳正官房長官は同日のBSフジ番組で電気代やガソリン価格の高騰対策に触れた。年末までに期限切れを迎える補助制度に関し「エネルギー価格の状況を踏まえる」と延長を排除しなかった。
河野太郎デジタル相は2日、自らのX(旧ツイッター)で現役世代の社会保険料を下げる意向を示した。
石破茂元幹事長は8月末、選挙対策本部会合で物価上昇に言及し「国民が安心して消費ができる社会にしていかなければならない」と語った。10日に予定する政策発表で経済政策に触れる見通しだ。
小泉進次郎元環境相と小林鷹之前経済安全保障相は物価対策に重点を置いた経済対策を打ち出す可能性に言及している。
有権者の経済政策への関心は高い。日本経済新聞社の8月の緊急世論調査で議論してほしい政策を複数回答で聞いたところ「物価対策」が最も多い37%だった。
電気・ガス代の補助は24年10月に期限を迎える。ガソリンを含む補助金は計11兆円に達しており、財政規律を重視する立場からは懸念もある。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
自民党の総裁選が佳境を迎えつつありますね。上記記事の通り世論調査では「物価対策」への期待が強いようですが、物価のコントロールは日銀の金融政策の役目なのでややピント外れな気がしないでもありません。
もちろん電気代やガス代、ガソリン代のように政府が直接的に価格を引き下げられるものもあるわけではありますが。
加えてデフレからの脱却を目指し、ようやくインフレ率が2%を超えたのに、ここで物価を下げればまたデフレとの戦いが始まることになります。こうした点も矛盾を感じます。
そもそもインフレ率は低下傾向ですからね。
生鮮食品とエネルギー価格を除いたコアコアのインフレ率はすでに2%を切っています。
そうした中で、各候補者の物価や経済を巡る主な主張はこのようになっているようです。
茂木氏の「増税ゼロ」は分かりやすいですが、河野氏の「社会保険料引き下げ」も分かりやすいです。一方、それ以外の候補は漠然としています。記事の問題かもしれませんが。
このように細かく見ると主張の違いがあってなかなか面白いですね。ただ個人的にはもう少し大きなところで争点を作ってほしい気もしますが。
次の総選挙が「裏金解散」ということになると、いよいよ政権交替の可能性を帯びてきます。有権者の賢明なる判断が重要ですね。
と言うことで今回の読者アンケートは、「自民党の総裁選では物価対策への関心が高いようですが、あなたが気になる経済対策は何?」でいきましょう。投票は10月5日まで。
■【読者アンケート】自民党の総裁選では物価対策への関心が高いようですが、あなたが気になる経済対策は何?(10月5日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=2067
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