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政権交替を期待する?期待しない?

執筆者: ginko 発行日付: 2024-09-12

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「自民党の総裁選では物価対策への関心が高いようですが、あなたが気になる経済対策は何?」では・・・

1位:GDP成長率目標 40%
2位:電気・ガス代補助 20%
〃:増税ゼロ 20%
4位:社会保険料引き下げ 10%
〃:ガソリン代補助 10%

となりました。1位は「GDP成長率目標」で4割ですね。筆者も数値目標がある方が分かりやすく感じるのは受験教育の影響でしょうか・・・それはともかくとして目標が具体的なのは良いですね。

その点では今回のアンケートには間に合いませんでしたが、加藤勝信氏が「所得倍増」という公約を掲げたのも印象に残っています。もちろん、言うは易く行うは難しではありますが。

一方で2位以下は成長戦略ではなく、減税や補助など、負担軽減に重きを置いています。バラマキ感は否めないですが、ただ実際に電気代やガソリン代の補助の恩恵に預かっている身としては継続を期待で、まさに言葉通りゲンキンです。

この結果からすれば、茂木氏が人気1位となりそうですが、今のところ小泉氏が1位ですか。なるほど。

党内力学はもちろんもっと数と打算で動くわけですし、如何にもお坊ちゃま感がある小泉氏にはもう少し修羅場を経験してほしい気もしますが、とは言いつつ立場が人を作りますからね。筆者は肯定もしないけれど否定もしない立場です。

では誰が良いのかというと・・・経済重視の候補という点では茂木氏河野氏、加えてアベノミクスの継承を訴える高市氏あたりでしょうか。

他方で人口減少対策としての外国人材の活用という点ではどうなのでしょうね?検索してもこの切り口で公約を比較した分析はなさそうですが、右寄りの高市氏が積極的なはずはなく、消去法としては茂木氏か河野氏ということになりそうです。

というわけで筆者は今のところ、茂木氏・河野氏推しということにしておきますかねぇ。

だからと言って自民党推しということではありませんが。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは10月5日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=2067

〔前回のコラム〕
新総裁の経済対策、何が大事?

 --- Ginkou ---

立民代表選4氏、物価高対策・原発で論戦
https://www.nikkei.com


立憲民主党の代表選に出馬した野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員の4氏は7日、日本記者クラブ主催の討論会に出席した。物価高対策を巡る消費税の考え方やエネルギー政策などで論戦を交わした。次期衆院選に向けた野党第1党の顔選びが始まった。

立民は前回2021年の衆院選で新型コロナウイルス対策として時限的な消費税率の5%への引き下げを掲げた。野田氏と枝野氏は引き下げに慎重な立場だ。野田氏は「一度引き下げたら戻すのが大変になる」と述べた。

前回衆院選を率いた枝野氏も物価上昇率をふまえ「消費税率を下げても焼け石に水だ」と語った。給付で低所得者を支えるべきだと主張した。支払った税の一部を還付する「給付付き税額控除」の導入も目指す。

泉氏も給付付き税額控除に賛同する。食品にかかる消費税を非課税にするのは選択肢だと提案した。吉田氏は時限的に消費税を減税すべきだと訴えた。

討論会で「原発ゼロ社会を一日も早く実現する」という党綱領の扱いを巡っても論戦となった。泉氏は「現実をみて進むべきだ」と述べた。東京電力の柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働に安全性の確保などを条件として理解を示した。

野田氏も「理想を掲げながらどうやって現実的に進めるかという立場でいきたい」と同調した。

枝野氏は「原発に依存しないことはすぐできるが、ゼロをめざすと明日にでも全部なくなるとの誤解を与える」と話した。原発の再稼働を巡っても「一切認めないとの立場に立たない」と説明した。

デジタル化の進展で電力需要の増大が見込まれる中で3氏が現実路線への傾斜をにじませた。吉田氏は「できないと言っていたらいつまでもできない」と「ゼロ」の実現を提唱した。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

自民党の総裁候補の公約をチェックしたところで、立憲民主党の代表候補の公約もチェックしてみたいと思います。顔ぶれについては以下のように決まりました。



若手の女性が入ったことで随分印象が変わりましたね!党のイメージアップという観点からは大変良かったのではないかと思います。ただテレビなどで拝見する限り、吉田氏の質問に対する回答に安定感はなく、聞いているこちらが不安になりました。経験の差なのか資質なのか、はたまた準備不足なのかは分かりませんが、代表への道のりはまだまだ長そうです。

特にハリス副大統領の堂々とした討論を見た後では尚更ですね。今後に期待はしておきたいと思います。

残る3人の中では筆者は以前から申し上げているように野田氏推しではありますが、それぞれの主張の差はどういったものがあるかというと、上記記事から引用すればこのようにまとめられそうです。

<消費税減税>

・野田氏:慎重。

・枝野氏:慎重。給付付き税額控除を目指す。

・泉氏:食品の非課税を主張。

・吉田氏:時限的な消費税減税を主張。

<原発ゼロ>

・野田氏:原発再稼働賛成。

・枝野氏:原発再稼働賛成。

・泉氏:原発再稼働賛成。

・吉田氏:原発再稼働反対。

この4人の中で一番尖がっているのは逆に吉田氏なのですね!なるほど。ある意味、女性目線ということなのかもしれません。

できれば経済政策に関する主張についても比較分析してほしいですが、日経新聞ですらこうなのですから、経済については今はあまり争点にならないのですかねぇ。

確かに政権交替が起こらなければいくら経済政策を議論しても無駄と言えば無駄なのでしょうけれど。

果たして再び政権交替は起こるのでしょうか。

と言うことで今回の読者アンケートは、「自民党の総裁選後に衆議院の解散総選挙が行われる可能性が高いですが、政権交替を期待する?期待しない?」でいきましょう。投票は10月12日まで。

■【読者アンケート】自民党の総裁選後に衆議院の解散総選挙が行われる可能性が高いですが、政権交替を期待する?期待しない?(10月12日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=2072

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