ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI債1年1.42%」です。
今週はと言えば国民的アイドルの解散報道もなかなか衝撃的でしたが、それに匹敵する衝撃となっているのが世界株価の下落ですね。昨日=14日の日経平均は一時700円以上下げたわけですから強烈です。
見たくもない株価チャートですが、ちょうど昨年8月~9月の「世界同時株安」水準まで低下していることが分かります。ここで踏みとどまるのか、それとも底が抜けてしまうかで今後の株価動向は大きく変わりそうですね。つまりは分水嶺にいるわけで、今日=15日の株価に注目したいと思います。
さて今回の混乱の背景としては「中国株の下落」と「アメリカの利上げ」というのはよく指摘されていることですが、それに加えて挙げられるようになっているのが「原油&資源価格の下落」ですね。資源を持たないわが日本国民としては「資源が安くなるなんてサイコー!」というポジティブな印象しか持たないわけですが、結果として産油国&資源国だけでなく、先進国の中の資源&素材&エネルギー産業が苦境に立たされているのを見ると良いことばかりではないことに気づきます。
いやむしろネガティブなことの方が多いのかもしれませんね。
節約意識・デフレ意識・輸出意識がしみ込んだ筆者の感覚としては「値下げ=正義」ですし、それに同意される方も多いと思いますが、こと経済や景気の観点からすると「値下げ=悪」であり、値上げこそ正義ということなのでしょうか。
そのように考えるとこの「原油&資源価格の下落」は我々の想像以上に世界経済を冷え込ませる可能性はありそうです。注意しておきたいところです。
※日経平均株価
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、静岡銀行の円定期預金ウルトラ金利を取り上げました。気になる今回の冬のウルトラ金利はこのようになっております。
■静岡銀行・しずぎんインターネット支店「円定期預金ウルトラ金利」
・1年 :0.28%
・3年 :0.28%
今回もシンプルに1年もの・3年ものの2本立てですが、どちらもまずまずの好水準です。
0.3%にあと一歩届かなかったのは惜しいですが、それでも1年ものの市場金利は今や0.11%程度という状況ですからね。それを大きく上回る「出血大サービスの金利」ということになります。
なお一般的な定期預金キャンペーンと異なり注意が必要なのは、この静岡銀行インターネット支店のキャンペーンはいつも募集上限金額を設定していて、今回は「1,800億円」ですが、これに到達すれば、キャンペーンが終了となってしまうという点です。
あくまで一般論ですが、繁忙期ともなると口座開設に数週間かかる場合もありますので、「絶対利用しよう!」と思われている方は念のために早めにご利用になることをオススメいたします。
さて投票結果ですが、5つ★満点で、「3.8」!お!前回のあおぞら銀行に続き、こちらもかなり高いですね。新年早々素晴らしい。
意外だったのは上記の通り0.3%に届かない水準でも高評価だった点です。預金者の皆さんの期待値も徐々に下がっているということでしょうか・・・。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月8日まで。
>>>静岡銀行しずぎんインターネット支店の「円定期預金ウルトラ金利」について詳しくはこちらから
投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1227
前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=829
今回は、SBI証券のSBI債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:1年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力となるのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、ただそう素直に動かないのが金融市場というもので。
2015年の前半は長期金利がなぜか乱高下しましたね。アメリカの金利もドイツの金利も上昇しましたのでこれは世界的な動き、ということになります。
とはいえ2015年の後半はそうした金利上昇の動きもすっかり一服してしまい長期金利も上記グラフの通り再低下しています。アメリカの利上げも今のところ日本の金利には影響していないように見えますね。
と言うよりもむしろ、アメリカの利上げを契機に世界の株価が総崩れとなっており、それに呼応して大きく低下していますね。一時的にこれまでの史上最低値を更新したようですし・・・何とも残念な状況です。実際、本日の長期金利も0.230%ということでやはり低水準です。
預金者の忍耐の日々はまだまだ続きそうです。
さてそのように市場金利については無残な「価格破壊」が起きていますが、一方、うれしい動きと言えばボーナス時期ということで、冬の円定期預金キャンペーンや、金利引き上げが出そろっています。
そうしたボーナス資金を当てこんだ動きの1つと言えるのが、数年ぶりに取り上げるSBI証券のSBI債です。要はSBI証券の発行する社債ですね。
社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このSBI債の金利はと言うとこうなっております。
■SBI証券:第33回SBI債
・1年:1.42%
期間1年で1%をはるかに超え、1.5%近いということですから、かなりの高金利ですね!また、1年後にSBI証券の経営が傾いてしまっている可能性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。
もちろん、超優良企業から一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースは0ではありませんし、特に相対的にリスクの大きい金融機関はそういった「突然死」の可能性があります。
過剰に怖がる必要はありませんが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。
とは言いながら、この金利はやはり相場よりは高いと思います・・・が、しかし。
ここまで読んで興味を惹かれた方には申し訳ないのですが、残念ながらこの債券を実際に購入するのは極めて難しいです。
その理由の1つ目はこの債券はその人気から「抽選」制になっているのですね!IPOでもあるまいし抽選というのは高飛車なような気もしますが、率直に言ってこの債券は「客集め」商品でしょうから、より多くの人に「購入の可能性」を感じてもらうためには抽選がベターということなのでしょう。
そして購入が難しい理由の2つ目はその抽選期間が極めて短いのですね。今回は1月13日(水)12:00から1月15日(金)15:00までの実質2日間しかありません。つまり本日(15日)の15時には抽選が終わってしまうというわけですから、ほとんどの方は「間に合わない」ということではないかと思います。
どうしてもこの債券に投資したいという方は口座を開設し、購入用の資金を入金した上で「次回を待つ」というのが現実的な対応ということになりそうです。
ちなみにSBI証券の業績はどうなっているかと言うと、ほぼ1年前となってしまいますが2015年3月期決算は201億円の黒字決算となっています。前年が179億円ということですから順調ということですね。
しっかり利益を稼いでこのSBI債のような形で顧客還元が図られることを祈りたいと思います。
では、このSBI証券の発行する社債である、1年1.42%のSBI債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが、期間も短く、高金利であることを勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。当たればの話ではありますが・・・。
投票は2月15日まで。
>>>SBI証券の口座開設はこちらから
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https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
SBI証券の発行する社債である、1年1.42%のSBI債。あなたの評価は?(投票は2月15日まで)
>>>投票はこちら
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