ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「
6月の金利比較、更新しました(その2)。」です。
さて、先週に引き続き、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティのサービス一覧と証券会社比較を更新しました。
なお、先週更新した口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較についてはこちらからご確認ください。
■今月の金利更新(その1):
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=860
5.外貨預金・外貨定期預金比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id20.html
今月は三井住友信託銀行の「インターネット限定 外貨定期預金金利上乗せ」が新しいキャンペーンですね。
さて評価ですが、いつものように楽天銀行、ソニー銀行、三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行(現auじぶん銀行)に加え、高金利が魅力的な東京スター銀行、そして外貨預金の提供を開始したPayPay銀行を★★★としています。
米ドルは、リーマンショック後のアメリカの金融緩和の影響を受けてずっと下落が続いてきました。つまり円高が進んできたということですね。
しかしながら。
安倍政権の発足と共に2013年から円安を試す動きとなり、あっという間に100円を超える円安となりました。
これは、貿易収支の赤字による実需の円安圧力に加え、2013年4月4日に発表された「異次元」と形容される、日銀の新たな金融緩和策の影響が大きいですね。
そしてそうした円安の動きにダメを押したのが2014年10月末に発表された日銀の追加金融緩和策です。これは「黒田バズーカ2」と形容されるほど驚きをもって迎えられ、結果的にその後ガツンと円安が進みました。
加えてアメリカで「利上げ」が始まった一方で、日本では今度は「マイナス金利」という衝撃的な「黒田バズーカ3」が発射されたこともあり、日米の金利差拡大に伴うさらなる「円安ドル高」は間違いないと思えたのですが・・・実際には反対に大きく円高が進んでいますね!驚きました。
日本の金融緩和よりも中国経済の減速といった「心配事」の方が影響が大きいということなのでしょう。
また、こうした経済環境を踏まえればアメリカの利上げペースが遅くなっていくことも円高ドル安の要因となっているのは間違いありません。アメリカの利上げについては当初は「年4回」と目されていたものが、「年2回」、そして最近では「年1回」とどんどん後退しております。
さらに「日銀の渾身の異次元緩和第3弾が効かなかった」という事実そのものも大きな「ゲームチェンジ」になった気がします。ここ数年の金融市場はまさに「黒田相場」だったわけですからね。その神通力が失われたとなれば影響は大きいです。
いずれにしてもいよいよ「円安バブル」が終焉するのかもしれません。それはつまり円高によって物価が安くなるわけですから、デフレの復活であり、アベノミクスの終焉であるとも言えます。
チャートを見ても円高傾向は鮮明ですね。果たしてこの「円高」がどこまで進むのか・・・注目です。
<ドル円為替チャート(1年)>
対ユーロでも大きく円高が進んでいます。ギリシャ問題・ウクライナ問題・シリア問題など、ユーロを取り巻く悪材料がたくさんある中では当然の流れかもしれませんが。
<ユーロ円為替チャート(1年)>
対豪ドルでもやっぱり円高ですね。これはオーストラリアの最大の貿易相手国である中国の景気減速の影響もありそうです。
<豪ドル円為替チャート(1年)>
全体的に・・・円高が進んでいますね!ご注意ください。
なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行とじぶん銀行(現auじぶん銀行)が1位となっています。
■外貨預金ランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank4
6.投資信託比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id17.html
今月の新しいキャンペーンは新生銀行の「夏のボーナスキャンペーン」、住信SBIネット銀行の「SBI証券新規口座開設特別企画!」キャンペーン、そしてじぶん銀行(現auじぶん銀行)の「カブドットコム証券
口座開設キャンペーン」ですね。
これから投資信託を利用しようとされている方はこうしたキャンペーンを上手にご活用ください。
さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している新生銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行(現auじぶん銀行)、そして楽天銀行としています。
また、投資信託のラインナップについては、多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点から住信SBIネット銀行(SBI証券)、楽天銀行(楽天証券)とPayPay銀行を★★★としています。
なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、新生銀行が1位となっています。
■投資信託ランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank6
※投資信託リターン率(1年)ランキング
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id17.html#tiny4
2016年6月の1年リターン率ランキングです。これまで中国A株ファンドが寡占状態だったわけですが、年明けに一気に入れ替わり、今月は中国株ファンドは姿を消しました。
昨年夏から続く世界同時株安の「主犯」の1人であり、バブルが崩壊したと指摘されて久しい中国A株に投資するファンドが上位を独占するというのは何とも奇妙な印象を受けたものですが、いよいよ「退場」したということになります。
一応、その中国上海市場の動きをチェックしてみるとこうなっています。
見事なバブル崩壊の軌跡をたどってきているわけですが、確かに昨年夏に大きく下落したほか年明けも下落しており、1年前と比較すれば指数としては「大幅なマイナス」水準となっています。リターン率ランキングから姿を消すのも当然ですね・・・。
ただ一方で水準としては3,000ポイントあたりでいよいよ下げ止まった感があります。昨年から続いてきた「チャイナショック」もいよいよ過去のものとなりつつあるのでしょうか。だとすると世界の株式市場にとっては良い材料ですね。
ではその中国株ファンドの代わりにランクインしてきたのはどういうファンドかと言うと・・・日本の中小型株ファンドです!1年で約2割~3割上昇しています。日本の新興株式市場が上昇しているイメージはなかったのですが・・・実際には堅調だったのですかね?
そうしたわけで中小型株がメインと思われる日本のJASDAQ市場の株価推移をチェックするとこのようになっています。
1年前と比べると・・・マイナス水準ですね。
念のためマザーズ市場をチェックしてみるとこちらは1年前の水準を大きく回復し、上昇率は2割程度になっているようです。
我々の知らないところで中小型株を中心に力強く上昇している銘柄がある、ということですね。
そうしたわけで今月も成績を伸ばしている「DIAM 新興市場日本株ファンド」の運用報告書をチェックしてみると投資先は比率順にこのようになっています。
1.セレス 5.37
2.ペプチドリーム 4.51
3.セプテーニ・ホールディングス 3.96
4.ベクトル 3.57
5.じげん 2.53
6.アパマンショップホールディングス 2.48
7.ミクシィ 2.45
8.夢真ホールディングス 2.34
9.エス・エム・エス 2.30
10.エニグモ 2.15
確かにペプチドリームやセプテーニは株価が上昇した、という記事を見た気がします。念のため組み入れ率1位のセレスの株価をチェックするとこうなっています。
最近、急に上昇しているわけですね。次に2位のペプチドリームはこう。
こちらも大きく上昇していますね!1年で2倍以上です。
さらにこのファンドの先月の投資先と比較すると銘柄や比率が入れ替わっており積極的に売買を繰り返していることが分かります。とすると「任せ甲斐がある」と言えるのかもしれませんね。
もちろんそれで運用成績が下がれば意味はないですが・・・。
しかし個人的にこれらの銘柄に長期投資したいかと言われると微妙ですね・・・5年後の業績は全くわかりません。だからこそこうしたファンドを通じて短期投資・分散投資する意味があると言えるのかもしれませんが。
このようなアグレッシブな銘柄に投資するアグレッシブなファンドがいつまで好成績を維持できるのか・・・注目ですね!Watchしていきたいと思います。
果たして来月のランキングはどうなるでしょうか。
7.カードローン比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id30.html
まず銀行系のカードローンを比較してみます。信用力があって最低金利が3.0%と低いオリックス銀行の「オリックス銀行カードローン」、1.89%の住信SBIネット銀行の「MR.カードローン」、そして3.0%のみずほ銀行の「みずほ銀行カードローン・エグゼクティブプラン」となりました。
次に銀行グループ傘下のローン会社のカードローンですが、やはり銀行本体のカードローンと比べると金利は全般的に高いですね。銀行本体のカードローンの審査に落ちた場合などに利用すればよいと思います。
この中では、最低金利が4.5%となっているプロミス、4.7%となっているアコムを★★★としました。
なお、2016年の当サイトのカードローン人気ランキングでは住信SBIネット銀行が1位となっています。
■カードローンランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank8
8.セキュリティ比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id18.html
セキュリティに関する動きといえば、三井住友銀行は2016年7月から乱数表の利用を縮小させ「パスワードカード」がないと振込などができなくなります。利便性は下がりそうですがセキュリティの向上が期待できますね。
その先を行くのがPayPay銀行でついに2015年4月から乱数表を終了しました!これからは「ワンタイムパスワード一本」ということです。
三菱UFJ銀行も2014年8月から「ワンタイムパスワードアプリ」の提供を開始しているほか、インターネットバンキング専用の無料ウィルス対策ソフトの提供を始めています。2015年3月からはみずほ銀行と同様に「ワンタイムパスワードカード」も導入しています。
さらにこちらも2016年6月からワンタイムパスワードがないと振込ができなくなると発表していますね!上記、三井住友銀行やPayPay銀行に追随する動きと言えます。
また、住信SBIネット銀行がスマートフォンを利用した認証サービス「スマート認証」の取り扱いを開始しています。振込みのたびにスマートフォンで認証するものでこちらもセキュリティレベルはかなり高そうです。
りそな銀行も、新たな認証方式である「ワンタイムパスワード生成アプリ(ソフトウェアトークン)」の導入を開始しています。三菱UFJ銀行と同様ですが、自分のスマホからワンタイムパスワードを入手できるので便利ですね!
このように各銀行がセキュリティ強化を急ぐ理由はと言えばもちろん、インターネットバンキング経由での不正送金被害が増加しているためですね。報道によれば2015年の1年間の被害額が約30億円ということで、残念ながら2014年の被害額である約29億円から微増となっています。十分な注意が必要です。
ちなみに新たな不正の動きとしては法人向けインターネットバンキングが狙われているという話ですのでお心当たりの方、会社の方は十分ご留意ください。
こうした不正送金の主な手口ですが、1つ目は偽のポップアップ画面によるもの、ということですね。
具体的にはウイルスに感染したコンピューターで、メガバンクなどのインターネットバンキングにログインすると、偽のポップアップ画面が表示されて、そこに騙されて乱数表の番号などを入力してしまうと、情報が盗まれ、犯人に不正にログインされてしまう、という手口です。
偽画面の例は、各銀行が発表していますので参考にしてみてください。
不正送金の主な手口の2つ目は、被害が急速に拡大しつつあるフィッシングメールです。メールを受け取った経験のある方も多いと思います。
フィッシングメールと言われると何かハイテクなものかと不安になりますが、実際にはこちらも偽のポップアップ画面の手口と同様に、偽のログイン画面や添付ファイルに暗証番号等を入力させ、送信させるというアナログのものです。
どちらも確かに巧妙ですが、自衛手段は簡単ですね。「何があっても乱数表の全ての組み合わせを入力しない」ということに尽きます。
インターネット上でいくら不正な細工をしても、手元にある乱数表の数字の情報を直接奪うのは不可能です。被害に遭うのは主にこうした数字を全て入力してしまった場合だけですね。結局のところ、最後はパソコンではなく人が騙されるかどうかにかかっています。今一度、上記原則を胸に刻みこんでいただければと思います。
通常、乱数表の入力は3マス程度だと思いますが、4マス以上だと「おかしいぞ?」と思う姿勢が重要ですね。
ここで評価のポイントですが、以下の6つです。まだ全てが○の銀行はありません。
<評価のポイント>
1.生体認証カード
2.ICカード
3.乱数表
4.ワンタイム・パスワード
5.出金メール通知
6.不正利用保険
★★★はみずほ銀行、三井住友銀行、楽天銀行の3行としました。
なお、2016年の当サイトのユーザー人気ランキングでは新生銀行が1位となっています。
■セキュリティランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank9
9.証券会社比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id31.html
株式の現物手数料については、SBI証券と楽天証券、マネックス証券、そしてGMOクリック証券がずば抜けて低いですね。特に利用する回数が多そうな、売買金額が10万円までが150円以下、50万円までが400円以下、100万円でも650円以下と、1,000円を大幅に切る水準ですね。魅力的です。
このSBI証券と楽天証券、マネックス証券、そしてGMOクリック証券を★★★としました。
また、証券会社の口座開設キャンペーンについては、取引条件がいろいろありますが最大で9万円程度もらえるわけで、どうせ口座を開設するなら、ぜひこういったキャンペーンを併用していただければと思います。
さて株式相場ですが、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災が転機となり大きく下落し、その後はどんぶらこ、どんぶらこと、日経平均で言えば8,000円から9,000円の間を行ったり来たりする日々が続いておりました。
そんな低位安定中だった日本の株価ですが、2013年から上昇を始め、日経平均はあれよあれよと言う間に1万円を突破し、一時は16,000円を超えるところまで上昇しました。
このように株価が上昇した最大の要因はアベノミクスへの期待と、大規模な金融緩和によるものですね。金融緩和が実施されれば原則的には円があふれることから円安要因となるわけですが、実際に大きく円安が進み、それと歩調を合わせるように株価も上昇していきました。
さらに2014年10月末に日銀から追加金融緩和策が発表されたのを契機に再び大きく株高が進みました。20,000円を超え、このまま高水準を維持していくものと思ったわけですが・・・株式相場はそんなに甘くはなく、逆に昨年8月以降、中国の景気失速やアメリカの利上げに対する懸念から急落しました。
そして2016年に入ってからはさらに深刻な株価下落局面を迎え、原油(オイル)などの資源価格の下落も意識され、上記中国(チャイナ)に対する懸念との掛け合わせで「チャイル・ショック」などと言った言葉も踊りました。
すでに株価は底が抜けてしまっていることに加え、残念なのは日銀の異次元緩和第3弾である「マイナス金利」が為替相場や株価には今のところほとんど効果がないという点です。
それでも足元では徐々に「下げ止まり」の兆しが出ていることに加え、アメリカの利上げペースに対する懸念が後退している点はよい材料ですが、しかし本当に株価下落の要因が中国や資源価格なのだとすれば、調整はまだまだ続く可能性がありますね。どこかのタイミングでアメリカが利上げを再開するのは間違いないでしょうし。十分な注意が必要です。
もちろん仮にそうなっても、その後に投資機会が訪れるわけで、チャンスという面もあるのかもしれませんが。
<日本の株価/日経225(1年)>
世界の株価についても日本株と同様、急落しました。
<世界の株価/MSCIコクサイ(1年)>
2016年の当サイトのユーザー人気ランキングではGMOクリック証券が1位となっています。
■証券会社ランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank10
各銀行のサービスを調べたら、ぜひ「2016年版」ユーザーランキング投票にもご参加ください。あなたの1票が、結構、重要です。
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