ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「
楽天銀行:円定期1年0.11%」です。
昨日のトランプ氏の記者会見では、市場が期待する減税や財政支出に触れられなかったことから概ね株安・ドル安の動きとなりました。
この減税や財政支出については大統領就任式の演説のために取ってある、という見方もあるようですが実際はどうなのでしょうね?トランプ氏の頭の中が「雇用」と「工場流出阻止」で一杯なら、意外とこれらの財政政策には無頓着、という可能性もありそうです。だとすると早晩「トランプラリー」は終わってしまうのでしょうか?気になるところです。
しかし不思議なのは、アメリカの失業率も失業者数もどんどん減少し、今や「完全雇用」の状態にあると言われている点です。確かに田舎の仕事は無くなりつつあるのかもしれませんが、アメリカ全体では仕事があふれているわけで、なぜトランプ氏が雇用に執着するのか、そしてなぜ有権者がそのトランプ氏を支持するのか今一つよく分かりません。
ただ少なくとも雇用確保のためにはドル高よりもドル安の方がよく、そのためには「変則発言が有効」と言えるかもしれませんね。どこまでが計算なのかサッパリ分かりませんが、今年1年の世界の金融市場はやはりアメリカの政治に一喜一憂するのでしょう。うまく行けば思わぬ投資チャンスがころがってくるかもしれませんが・・・果たしてどうなるのでしょうか。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、
SBI証券のソフトバンク劣後債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンク社債の「既発・劣後債」
・第1回ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(劣後特約付)
利率 : 2.50%
利回り : 1.71%
償還日 : 2021/12/17(約5年)
まず目を惹くのが
2.50%という利率ですが、残念ながら注目すべきはそちらではなく
利回りの方ですね。実際に投資家が得られるリターンはこの利回りの方だからです。
それでも
1.71%と2%近いわけですから十分検討可能と言えそうですね。
ただしソフトバンク債についてはいつもご案内しているように、カギとなるのは当然のことながら
ソフトバンクの信用力ということになります。ソフトバンクはアーム社を買収するなど、絶賛「
水ぶくれ」中ですからね。
結果的にソフトバンクの格付けはS&Pが「
BB+」、ムーディーズが「
Ba1」と、投資適格を下回る「
ジャンク債」水準にまで低下しています。JCRという日本の格付け機関は引き続き「
A-」と投資適格の判断をしていますが、正直甘いですね。というか甘すぎです。
5年以内にソフトバンクが倒産してしまう可能性は・・・低いとは思いますが、ゼロではありません。こちらの社債を検討される方は「
ジャンク債を購入する」というリスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「
2.6」。真ん中が
3つ★なので、それを下回る
少し残念な評価ですね。
ただソフトバンク社のリスクを冷静に分析した、ということであればそれはそれで
適切という気もします。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は1月23日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンク既発・劣後債について詳しくはこちらから
投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1327
前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=902
今回は、
楽天銀行の「<新春特別企画> 円定期預金 特別金利キャンペーン」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:3年)
2013年4月初旬の「
異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは
超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに
大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された
追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「
最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。
皆さんよく御存じの「
マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は
マイナス水準まで低下しました。
一方、2016年7月末の追加緩和発表後は「
失望」からか長期金利が大きく上昇したわけですが、足元ではさらに
トランプショックによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それにつられる形で日本の金利も上昇しております。
本日の長期金利は
+0.055%ということで先週に引き続き
プラス金利ですね!
とすると更なる金利上昇を期待したいところですが、ただ日銀は長期金利の目標値を「
0%」に置いており、ここから
上昇することはなかなか難しいものと思います。
日銀が許容できる金利水準の上限はおそらく
+0.10%程度ではないでしょうか?
具体的な水準は今のところ分からないものの、技術的・物理的には
このような金利の上限を設けることは簡単だと思いますので、やはり金融緩和が継続している間は
大幅な金利上昇は期待できないということですね。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして、そのように市場金利については無残な「
価格破壊」が起きていますが、一方、うれしい動きと言えば冬のキャンペーン時期となり、定期預金キャンペーンが出そろっておりますね。
その1つが
楽天銀行の「
<新春特別企画>
円定期預金 特別金利キャンペーン」ですが、その気になる金利はと言うと・・・
■楽天銀行「<新春特別企画> 円定期預金 特別金利キャンペーン」
・6ヶ月:0.11%
今回はシンプルに
6ヶ月もののみ、という設定ですね。この期間についても「
0.11%」という金利水準についても多くの読者の方からすれば
物足りない水準ではないかと思います。他のネット銀行はもう少し頑張っていますからね。
それでもメガバンクの金利と比べればかなりの高金利であるのは間違いありませんが。
また、1月13日現在の1年ものの市場金利は
+0.025%と低水準であり、それを大きく上回るという点も評価しても良いかもしれません。つまり銀行からすれば「
赤字覚悟」だと言うことですね。
ここで楽天銀行の最近の業績をチェックしてみると、2016年9月中間期決算では経常利益が
89億円、当期利益が
61億円となかなか堅調ですね。黒字と赤字の間を行ったり来たりしていたイーバンク時代を思い起こせば、こうした利益を安定的に計上できるようになっているということだけで隔世の感があります。
引き続き安定経営を続けながら、顧客還元に努めてほしいものです。
では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・新生銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.30% ※新規顧客向け、3ヶ月
・静岡銀行インターネット支店 0.25% ※キャンペーン金利
・オリックス銀行 0.20%
・住信SBIネット銀行 0.20%
・ソニー銀行 0.18%
・関西アーバン銀行 0.15% ※いちょう並木支店
・SBJ銀行 0.15%
・楽天銀行 0.11% ※6ヶ月
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・新生銀行 0.05% ※2週間満期
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%
楽天銀行の金利は
まずまずの好金利水準と言った感じでしょうか。
ではこの、6ヶ月ものが0.11%となる、楽天銀行の「<新春特別企画> 円定期預金 特別金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「
★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。ちょっと甘いかもしれませんが・・・投票は2月13日まで。
>>>楽天銀行の「円定期預金
夏のボーナスキャンペーン!」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
6ヶ月ものが0.11%となる、楽天銀行の「<新春特別企画>
円定期預金 特別金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は2月13日まで) >>>投票はこちら