ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「
楽天証券:個人向け国債0.06%!」です。
昨日、今日と個人的には、そして金融市場にとってもザワつく動きが起きていますね。何かというと長期金利が上昇し、ついに0.11%となっているのです!
もちろん一般市民の方々は「1.1%ならまだしも0.11%?」と困惑を隠せないのではないかと思いますが、ただ先日のコラムでもご案内したように新たな金融緩和の枠組みのもとでは長期金利は「0%」という操作目標が設定され、その0%の意味するところは「-0.1%~0.1%」と信じられてきましたので、0.11%という水準はついに「暗黙の了解」を超えたことになります。
ここからは日銀がどのように金利上昇を抑えるのか、抑えられるのか、注目ですね。
ただ預金者にとっては残念なことながら、金利上昇を抑えるのは簡単だと思います。それこそ0%の指値で国債を買い続ければすぐに長期金利は0%近辺に低下するのではないでしょうか。
ということでこうした動きによって預金金利が上昇するとは思えませんが、一方で日銀にとって頭の痛い問題はトランプ氏の円安批判ですね。広い意味では金融緩和そのものも「為替操作」と言えますので、「しばらく大人しくしておこう」というまさに「大人の判断」に傾いても驚きません。
実際、今回の金利上昇の背景にはそのトランプ氏の円安批判が強く影響しているものと思いますが、今後の政治動向、そして何より金利動向に注目です。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、
オリックス銀行の「たくさんあずけた人ほどトクするキャンペーン」を取り上げました。オリックス銀行の気になる金利はと言うと・・・
■オリックス銀行「eダイレクト預金」
・1年 :0.20%
・2年 :0.20%
・3年 :0.20%
・5年 :0.20%
※2017年2月3日現在、年利、税引き前、100万円以上
どの期間も
0.2%ということで
高水準ですが、預け入れ期間とのバランスを考慮すればやはり
1年0.2%が一番人気、ということになるのでしょうね。
さらにオリックス銀行にしては珍しく期間限定のキャンペーンが追加されており、その内容はこのようになっております。
■オリックス銀行「たくさんあずけた人ほどトクするキャンペーン」
判定日時点の定期預金の残高増加額に応じてもれなくプレゼント
・残高増加額 100万円以上 : 1,000円
・残高増加額 300万円以上 : 3,000円
・残高増加額1,000万円以上 : 10,000円
ざっくり言うと元本の
0.1%相当のプレゼントということですね。単純に言えば1年0.2%が「
実質0.3%」になるイメージですね。税引き前で言えば「
実質0.325%」と言ってもいいのかもしれません。
そのように考えるとなかなか魅力的なキャンペーンのような気がします。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「
4.1」!最高が
5つ★なので、それに迫る
かなり高い評価ですね。
前回の静岡銀行同様ですが、
金利水準だけでなく現金プレゼントも魅力的というなのでしょう。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月27日まで。
>>>オリックス銀行「たくさんあずけた人ほどトクするキャンペーン」について詳しくはこちらから
投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1344
前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=907
今回は、
楽天証券の取り扱う個人向け国債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:3年)
2013年4月初旬の「
異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは
超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに
大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された
追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「
最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。
皆さんよく御存じの「
マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利は
マイナス水準まで低下しました。
ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「
失望」からか長期金利が大きく上昇したわけですが、足元ではさらに
トランプショックによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それに連動する形で日本の金利も上昇しております。
加えて上記の通りではありますが、最近のトランプ大統領の「
円安批判」もあり、本日の長期金利は
+0.110%と市場の節目である「
0.1%」を超えてきました。
とすると更なる金利上昇を期待したいところですが、ただ日銀は長期金利の目標値を「
0%」に置いており、ここから
大きく上昇することはなかなか難しいものと思います。
やはり金融緩和が継続している間は
大幅な金利上昇は期待できないということですね。いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして、とは言いつつこのように金利が少しでも上昇しているのであれば何か良い運用がないかとソワソワしてしまうのですが、筆者が最初に頭に浮かんだのは
個人向け国債ですね。個人向け国債は当然、長期金利=国債金利の影響を直接的に受けるわけですが、タイミングのよいことに本日、2月の個人向け国債の金利が決定されます。
とすると少なくとも昨日の金利上昇は反映されるはずですね。
そうしたわけで一足飛びに金利をチェックしたいわけですが、その前に念のため個人向け国債の特長をご案内すると、これまではこのように説明してきました。
・制度設計上、いくら長期金利がマイナスになっても0.05%以下にはならない。
つまり預けっぱなしにしておいても金利がマイナスになる懸念がないわけで、これは一定の魅力だと言えます。実際のところ「
マイナス金利時代の運用方法」として、FPなどの専門家がこの「
個人向け国債」を推奨しておりますが、その理由はそういうことなのですね。
ただ今回取り上げた理由はこの「
下限メリット」ではなく、本来の商品性の方ですね。つまり・・・
・金利が通常の定期預金に比べてマシなことに加えて、「変動金利タイプ」も用意されていて、市場金利が上昇すればダイレクトに運用利回りも上昇する。
という点です。仮に世の中の金利が上昇すればそれに
連動して利回りが上昇していくということです。
と言うことで今回は個人向け国債を取り上げたいと思いますが、個人向け国債のフルラインナップは以下の通りです。
・3年固定金利
・5年固定金利
・10年変動金利
そして今月の気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。
■個人向け国債
・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.06%
やはり「
変動10年タイプ」は先月の
0.05%からわずかにではありますが、しかし確かに上昇し
0.06%になっています。
これはつまり過去に発行された「
変動10年タイプ」のうち、今月金利が見直されるものについても同様に「
0.05%から0.06%に上昇する」ということになります。素晴らしい!
1年もの定期預金でも
0.2%を超えるものがある点を踏まえれば、金利水準としての魅力はありませんが、それでも変動金利のメリットを実感できたのは良いことですね。
なお、「
変動10年タイプ」は上記の通り金利上昇メリットを狙えることに加えて、1年経てばいつでも中途解約でき、中途解約時のペナルティも
重くないという利便性も魅力と言えそうです。ペナルティは平たく言えば「
過去1年分の利息を放棄すること」ですね。
また、もし読者のみなさまが有り余るほどの預金をお持ちの場合、預金を1,000万円ずつ分散して預けるのは大変でしょうから、信用力のある国債を利用するのが便利ですね。
なお、個人向け国債は多くの金融機関で購入できますが、
楽天証券では、口座開設の上、各種取引で最大
95,000円相当のポイントがプレゼントされるキャンペーンが実施されています。
これらも金利の一部として計算すれば、利回りはさらに上昇しますね。
>>>楽天証券の口座サービスについて詳しくはこちら
どこでも購入できる国債ではありますが、どうせ購入するのであれば、こうした少しでもお得なオマケがついてくる金融機関を選択してはいかがでしょうか。
ではこの、変動金利タイプの金利が0.06%となる、楽天証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・他にはない魅力的な商品性を評価して「
★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は3月3日まで。
>>>楽天証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら
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https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
変動金利タイプの金利が0.06%となる、楽天証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価は?(投票は3月3日まで)
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