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住信SBIネット銀行:プレーオフ最大0.60%

執筆者: ginko (2017-3-24)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「 住信SBIネット銀行:プレーオフ最大0.60%」です。

何だか最近、いつもアメリカの政治経済について書いているような気がしますが、世界経済の中心がアメリカなので仕方ありません。

そのアメリカですが、これまで順調に上昇してきた株価がついに大きく下落しましたね。それでも昨日のNYダウは20,656ドルということですから高水準ではあるのですが、今後、上がるのか下がるのか気になるところです。

それを探るためには今回の株価下落の理由を知る必要があるのですが、どうやらトランプ政権の目玉である「オバマケアの縮小」について議会共和党の賛同が得られなかったことが背景にあるようです。

とすると、オバマケア存続を期待する良識派議員がいるのかなと思ってしまいますが、どうやら反対派議員は「オバマケアの完全撤廃」を求めているようです・・・あらら。

いずれにしても、トランプ大統領と議会の与党である共和党とが一枚岩でないとするなら、金融市場に不安が募るのも当然だと言えます。何しろこれまでの株高は「減税期待」と「財政出動期待」に支えられてきたわけで、これらを可決するのは実際には議会であり、共和党であるわけですからね。

そのような「潮目の変化」を前に一番大きく反応しているのは、株でも金利でもなく為替相場だったりします。完全に「トランプ効果」がなくなれば1ドル=100円近くまで円高になる可能性がありますが果たしてどうなるのでしょうか?アメリカの実体経済自体はかなり好調なのですが、今後の相場動向に注目です。



※ドル円チャート

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券のSBIホールディングス社債を取り上げました。社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の点が挙げられます。

途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証だが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。


素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このSBIホールディングス社債の金利はと言うとこうなっております。

■SBI証券:第36回SBIホールディングス債

・2年:0.50%


期間2年で0.5%の金利ということですから、かなりの高水準ですね!

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.7」。4つ★近い、まずまずの高評価ですね。リスクより金利水準の方が評価されたのでしょう。

というわけで早速売り切れたかたと思いきや、1週間経ってもまだ販売されています。「完売間近」とはなっていますが、それでも0.5%だと「瞬間蒸発」ということにはならないのですね。なるほど。

購入したい人が購入できるのであれば、それはそれで良いとは思いますが。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月17日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1358

前回のコラム:https://www.ginkou.info/news/20170317.html

今回は、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇したわけですが、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それに連動する形で日本の金利も上昇しております。

足元では+0.065%ということで、これまでの水準と比較すればかなり回復してきました。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。実際、長期金利が0.15%まで上昇した局面では日銀が「指値オペ」を行い、直ちに0.1%以下の水準まで長期金利を引き下げています。

やはり金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できないということですね。いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さてそのように金利がなかなか回復しない中で預金者としてとり得る選択肢は、短い定期預金でつないで金利上昇を待つか、逆にこれ以上金利が下がる前に長めの定期預金で金利を固定してしまう、ということではないかと思います。

後者の可能性を探られている方に選択肢に加えていただきたいのが仕組み預金ですね。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、住信SBIネット銀行「プレーオフ」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.25%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.15% → 延長された場合10年目/0.60%


それなりの水準ですね。多少上昇したとは言え市場金利も定期預金金利も低迷している現状では「相対的に魅力が増している」と感じる方も多そうです。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.25%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.313%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。

同じ銀行の同じ期間の商品ですので当然かもしれませんが。

ちなみにこうした仕組み預金は、今のように金利がなかなか上昇しない中では延長されずにそのまま満期を迎えることが多いですね。仮にそうなった場合の金利は以下のようになります。

<フラット型>

・1年 : 0.25%

<ステップアップ型>

・1年 : 0.15%


・・・と、これまでご案内してきたわけですが。

最近の判定結果を見ると、結構、延長していますね。具体的には今年の2月22日以降判定が来たものについては順次延長されています。延長されている「プレーオフ」の金利水準は0.1%~0.22%といった形になっておりまして、だとすると今回のプレーオフもしばらく延長される可能性は高そうです。

https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/playoff_top

フラット型ならこのまま10年間延長される可能性がありますし、ステップアップ型だと6~7年は行きそうです。やはり、いくら途中で満期を迎える可能性があるとしても、基本的には最後まで延長されることを想定して「10年間使わない資金」で利用すべきということですね。

ここで主要な銀行の5年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■5年もの定期預金金利比較(100万円以上)

・SBJ銀行 0.30%
住信SBIネット銀行 0.25% ※仕組み預金、最長10年
・オリックス銀行 0.20%
・関西アーバン銀行 0.15% ※インターネット支店
・楽天銀行 0.04%
・住信SBIネット銀行 0.03%
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.03%
・PayPay銀行 0.02%
・ソニー銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


商品性や期間が異なるため単純比較はできませんが、この期間の金利水準だけを見れば、SBJ銀行と上記住信SBIネット銀行プレーオフが好水準と言えそうです。

ではこの住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.60%となる仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・制約はあるもののそれなりの金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は4月24日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html

住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.60%となる仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価は?(投票は4月24日まで)  >>>投票はこちら

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