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住信SBIネット銀行:スマートプログラム改善

執筆者: ginko (2017-4-7)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「 住信SBIネット銀行:スマートプログラム改善」です。

ヤマト運輸がアマゾンの当日配送業務から撤退するようですね。筆者もよく利用するアマゾンプライムですが、配送業者の中ではやはりヤマトが一番丁寧で、そのヤマトが本当に撤退するのであれば残念です。

ちなみにここ最近よく報道されるようになった、こうした宅配会社の人手不足&過重労働問題ですが、一つ気になる点があるとすれば報道スタンスが「宅配会社への同情」で一致している点ですね。もちろん筆者も同情してしまいますが、しかし仮にこれが「ヤマトvsアマゾン」ではなく、「ヤマトvs消費者」という形であればこうした展開になっていたでしょうか?

もし消費者向けの宅配便手数料を引き上げるという話であれば、もう少し配送業者に対する注文も出てきそうです。

たとえば筆者宅に荷物を届けてくれる配送会社は、少なくともヤマト+佐川+郵便局の3社あり、もしこうした配送業務を何等かの形で集約できれば必要な人手は一気に3分の1になります。消費者にとってもその方が、受け取りにしても再配達にしても1回で済んでラクですね。

さらに道路も空くし、違法駐車も減り、ガソリンや軽油の消費量も減るわけですから環境にも優しいです。

また、「貸し宅配ボックス」のようなアイデアもあり得そうです。宅配ボックスを設置していない戸建てやマンションには、もう宅配業者自身が宅配ボックスを設置してしまおう、というわけです。簡易なものであれば数年で元が取れるのではないでしょうか。

運送業界に限らずですが、今後も人手不足が続くのであれば単に値上げ云々だけではなく、こうしたブレークスルーにも期待したいものですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の「春の大感謝祭!円定期預金1年もの特別金利」を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「春の大感謝祭!円定期預金1年もの特別金利」

・1年 :0.12%


ということでまずまずの金利ですね。

当サイトで高金利の指標としているオリックス銀行も1年ものを0.12%に引き下げましたので、結果的にこちらも「高金利」と言えそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.3」。真ん中が3つ★ですので、それを下回る「残念な結果」ということですね。

やはり0.2%台に乗らないと高評価は難しいということでしょうか・・・。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月1日まで。

>>>楽天銀行の「春の大感謝祭!円定期預金1年もの特別金利」について詳しくはこちらから

投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1362

前回のコラム:https://www.ginkou.info/news/20170331.html

今回は、住信SBIネット銀行のスマートプログラムを取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇したわけですが、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それに連動する形で日本の金利も上昇しております。

足元では+0.060%ということで、これまでの水準と比較すればかなり回復してきました。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。実際、長期金利が0.15%まで上昇した局面では日銀が「指値オペ」を行い、直ちに0.1%以下の水準まで長期金利を引き下げています。

やはり金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できないということですね。いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、預金運用では儲からなくなる中、各銀行は次々にATM手数料や振り込み手数料の無料サービスを縮小しております。

その代わりに導入されているのが「顧客優遇プログラム」ですね。要するにそうした手数料無料サービスをあくまで「優良顧客限定」で提供しようというものです。

世知辛い流れではありますが、ただ一方で「儲けさせてくれる顧客にはより優遇しよう・還元しよう」という考え方は合理的であり、筆者自身も嫌いではありません。

こうした「顧客優遇プログラム」は当初、外資系銀行から始まり、メガバンクなどの既存銀行に広がり、今やネット銀行でも採用されているわけですが、人気の住信SBIネット銀行の優遇プログラムの名前は「スマートプログラム」となっています。その内容を復習するとこういうことでした。

階層としてはランク4からランク1まであり、主にこのような内容となっています。

・ランク4:ATM手数料月15回無料、他行振込手数料月15回無料
・ランク3:ATM手数料月 7回無料、他行振込手数料月 7回無料
・ランク2:ATM手数料月 5回無料、他行振込手数料月 3回無料
・ランク1:ATM手数料月 2回無料、他行振込手数料月 1回無料


問題はそれぞれのランクの条件ですが、かなりややこしいのでおおざっぱにまとめるとこうなります。

・外貨預金と仕組預金の合計が500万円以上 → ランク4:ATM月15回無料、他行振込月15回無料
・残高300万円以上もしくは住宅ローン → ランク3:ATM月7回無料、他行振込月7回無料
・残高100万円以上もしくは30歳未満 → ランク2:ATM月5回無料、他行振込月3回無料
・それ以外 → ランク1:ATM月2回無料、他行振込月1回無料


とりあえずランク2を目指すとすると、「残高100万円以上が必要」ということですね。おそらく過半の利用者はランク1またはランク2に分布していると思います。

優遇内容はともかく、優遇条件としては良くも悪くも「普通」という気がしますが、それがこの4月からこのように変わるのですね。



いくつか変更点があるわけですが、注目点はやはりランク2の預金残高の条件が100万円から30万円に引き下げられた点ですね!言い換えれば残高30万円あれば「ATM手数料月5回無料、他行振込手数料月3回無料」の優遇を受けられるわけで、かなり良い内容と言えそうです。

もちろん以前は残高条件なく「ATM手数料無料、他行振込手数料月3回無料」の優遇が受けられましたので、そこから比べればまだ物足りないですが、それでも「改善」は「改善」ですし、他の銀行の優遇プログラムと比較すれば魅力的です。

しかしなぜこのタイミングで改善に乗り出したのでしょうね?

スマートプログラムのせいで口座開設数が減ってしまったといった「悪影響」のせいなのか、逆に全体の収益が増えたといった「好影響」のせいなのか、真相は分かりませんが、サービス内容が良くなった点は素直に評価したいと思います。

ではこの、残高30万円でATM手数料月5回無料、他行振込手数料月3回無料などの優遇を受けられるように改善された、住信SBIネット銀行のスマートプログラム。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は5月7日まで。

>>>住信SBIネット銀行のスマートプログラムについて詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html

残高30万円でATM手数料月5回無料、他行振込手数料月3回無料などの優遇を受けられるように改善された、住信SBIネット銀行のスマートプログラム。あなたの評価は?(投票は5月1日まで)  >>>投票はこちら

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