ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:円定期2週間0.25%」です。
日本人にはちょっとピンと来ない「フェイクニュース」ですが、世界では猛威を振るっているようですね。今朝の報道で驚いたのはカタールに関するフェイクニュースです。カタールと言えば衝撃的だったのがサウジアラビアなどの湾岸諸国による突然の断交ですが、その理由の1つとしてカタール元首がイランに対して融和的な発言を行ったというニュースが指摘されています。
当初からカタールは、そんな発言はしていない、ニュースはカタールの国営通信社が乗っ取られたことによるフェイクニュースだ、と主張していたわけですが、「素人目から見てもそれはないだろう」と感じておりました。「つくなら、もっとマシな嘘を・・・」と思っていたわけですが、どうやらこれは本当にフェイクニュースだったようです!あな恐ろしや・・・。
ちなみに犯人はロシアのハッカー集団だったと目されています。突然、あな恐○○○・・・とダジャレが降臨しましたが、夏とは言えあまりに寒いので自重します。
それはともかく、「プロパガンダ」や「扇動」というのは極めて古典的な攻撃手法ではあるのですが、それらがインターネットと融合して新たな「フェイクニュース」という手法が確立しつつあるということですね。
今のところ、我々は「日本語」というガラパゴスかつ難解な言語に守られていることに加えて、新聞社などのマスメディアやYahooニュースなどのプラットフォームがしっかり確立しておりますし、さらにはロシアとの直接的な政治利害関係が薄いために被害はほとんどないものと思いますが、しかし日本人自身や近隣アジア諸国などが何等かの政治的な思惑でこうしたフェイクニュースを利用する可能性は十分あります。
そのリスクを頭の片隅に入れておきたいものですね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、静岡銀行しずぎんインターネット支店の「ウルトラ金利」を取り上げました。気になる今回の「ウルトラ金利」はこのようになっております。
■静岡銀行・しずぎんインターネット支店「円定期預金ウルトラ金利」
<新規客向け>
・6ヶ月 : 0.50%
・1年 : 0.25%
<口座保有客向け>
・1年 : 0.15%
「新規客向け」と「口座保有客向け」の二段構えですが、まず新規客向けについては6ヶ月0.5%、1年0.25%ということで文句なしのトップクラスです。ほとんどの方は静岡銀行の口座を持っていないと思いますので尚更ですね。
一方、口座保有客向けは1年0.15%ということで「まずまず」という感じでしょうか?不公平感を感じるかもしれませんが、それでも口座保有客を全くケアしない銀行も少なくないわけで、それと比べればはるかに好ましい態度と言えます。
なお一般的な定期預金キャンペーンと異なり注意が必要なのは、この静岡銀行インターネット支店のキャンペーンはいつも募集上限金額を設定していて、今回は
・新規客向け : 300億円
・口座保有客向け : 700億円
となっています。前回の冬のキャンペーンが 1,500億円でしたので、トータルで減っている点が気になりますね。それぞれ募集上限に到達すれば、キャンペーンが終了となります。
加えてもう1つの注意点は、なぜかこの新規客向け金利については開始日が「7月19日から」となっています!
なぜ時間差を設けるのか、その理由は全く分かりませんが、早めに口座開設が完了された方は7月19日までもう少しお待ちください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.6」。真ん中が3つ★なので、それを上回る「まずまず良い評価」ということですね。
金利を考慮するともう少し評価が高くても良さそうな気もしますが、特に金利が良いものは新規客限定である点が足を引っ張ったのかもしれません。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は7月30日まで。
>>>静岡銀行しずぎんインターネット支店の「口座開設で現金プレゼントキャンペーン」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=136
前回のコラム:「静岡銀行:円定期6ヶ月0.50%、1年0.25%」
今回は、楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン第4弾 ご自分名義の他行口座から振り込んだ資金で特別金利!」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:3年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。
皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇しており、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。
足元では+0.100%ということで、やはり昨年までの水準と比較すればかなり回復しています。
となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
本日の「+0.100%」というのはそろそろ日銀が金利上昇を抑えるために「指値オペ」の実施を検討する水準と言えますが、果たして長期金利がさらに上昇し、2度目の指値オペが実施されることになるのでしょうか?注目ですね。
それはともかくとして、結論としては「金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できない」ということです。いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして、7月となり定期預金に関してうれしい動きと言えば、夏の円定期預金キャンペーンや優遇金利、金利アップが提供されていることですね!
その1つが楽天銀行で、「夏のボーナスキャンペーン第4弾
ご自分名義の他行口座から振り込んだ資金で特別金利!」の気になる金利はと言うと・・・
■楽天銀行「夏のボーナスキャンペーン第4弾 ご自分名義の他行口座から振り込んだ資金で特別金利!」
・2週間 :0.25%
ということで、期間2週間としては衝撃の金利水準と言えそうです!
ではこのキャンペーンがお薦めかと言うと・・・残念ながらそれはなさそうです。と言うのもこの「0.25%」は年利ですから、2週間ということは14日分、つまり0.25%÷365×14=0.0096%分の利息しかもらえないということです。
もちろん、それはどの定期預金キャンペーンにも言えることではあるのですが、ただ2週間というのはさすがに短すぎますし、たとえば6ヶ月ものなら半年後にはまた新たなボーナスキャンペーンが用意されている可能性が高く、結果的に好金利での運用が続けられるかもしれないことに対して、このキャンペーンでは2週間後には通常金利に戻ってしまいます。
その通常金利が高ければ問題ないのですが、通常金利は0.02%ということで・・・見るべきものはありません。
満期後に他の定期預金キャンペーンを利用するという手もありますが、現状実施されている「夏のボーナスキャンペーン第3弾!円定期預金特別金利キャンペーン」では1年0.12%の金利が提供されているものの、こちらは7月13日まで、ということですので、満期が来る2週間後には終了してしまっていますね。
むむむ・・・。
その点ではあるかもしれない「夏のボーナスキャンペーン第5弾」の内容を見極め、「満期が来る2週間後の運用方法」をそれなりに固めた上で、利用を検討した方が良さそうです。
なおキャンペーン名でも注意喚起されているように、この2週間0.25%を利用する場合には「自分名義」の「他行口座」から「振り込む」ことが条件になっています。この点もご留意ください。
では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・静岡銀行 0.50% ※インターネット支店、新規顧客向け、6ヶ月
・新生銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・住信SBIネット銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・静岡銀行 0.25% ※インターネット支店、新規顧客向け
・あおぞら銀行 0.25% ※インターネット支店、キャンペーン金利
・オリックス銀行 0.25%
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け
・住信SBIネット銀行 0.20% ※キャンペーン金利
・静岡銀行 0.15% ※インターネット支店
・関西アーバン銀行 0.15% ※いちょう並木支店
・楽天銀行 0.12% ※キャンペーン金利
・ソニー銀行 0.05%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%
楽天銀行の金利は決して悪いわけではないものの、さすがにこれだけ高水準のキャンペーンが提供されると見劣りしてしまいますね・・・。
ではこの、自分名義の他行口座から振り込めば、2週間もの円定期の金利が0.25%となる、楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン第4弾」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・上記の通り今のところ2週間後の運用方法がハッキリしないこともあって「★★★」としておきます。
いつも楽天銀行の評価は低めでスミマセン。投票は8月7日まで。
>>>楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン第4弾」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】自分名義の他行口座から振り込めば、2週間もの円定期の金利が0.25%となる、楽天銀行の「夏のボーナスキャンペーン第4弾」。あなたの評価は?(投票は8月7日まで)
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