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あおぞら銀行:延長!1年0.25%

執筆者: ginko (2017-8-25)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「あおぞら銀行:延長!1年0.25%」です。

先月の日経新聞の「私の履歴書」の執筆者は自民党の高村副総裁でした。1ヶ月続く同連載の最後は、通例は家族の紹介・近況、そして感謝の言葉で締めくくられるわけですが、氏の場合は憲法9条改正の議論の必要性を提起して終えました。異例と言えば異例なのでしょうし、最後に「人間味」を期待していた読者からすれば多少不満が残るエンディングなのかもしれませんが、おそらく頑固であり、マイペースであろう氏らしい終わり方なのでしょうね。

また、これまでになく憲法改正の可能性が高まった時期での執筆ですので、「これだけはどうしても言いたい」ということもあるかと思います。現役バリバリですしね。その点では執筆が少し早すぎたのかもしれません。10年後であればもう少し俯瞰した「私の履歴書」となったのでしょうか。

ちなみに安倍政権の支持率低下で一旦は収まりつつある感の憲法改正論議ですが、北朝鮮の核ミサイル問題などを受けて、タイミングとしては議論してもよい時期と言えそうです。

自衛隊の存在を憲法に明記したところで北朝鮮の核開発が止まるわけでも、中国の海洋進出の意欲が失われるわけでもありませんが、ただもしもの時に命を投げ出すことが求められている自衛隊員の立場が憲法上宙ぶらりんというのは可哀そうという指摘は理解できます。

しかし筆者が憲法改正に賛成か反対かと言われると・・・反対でしょうねぇ。シロクロつけたい右の方にも左の方にも申し訳ないですが、憲法を読めば誰がどう見ても明らかに違憲であるはずの自衛隊が存在してしまうこの曖昧さが日本の特質の1つである気がしますし(法治国家としてはかなり危ういのかもしれませんが)、理想論として、そして「建前」としての9条の存在は悪くない気がします。現実的にも歴史的にも「軍拡」に対する一定の抑止力があったのでしょうし。

さらに自衛隊が憲法に明記されれば自衛隊員の士気が上がる、というものでもないでしょうからね。おそらくきっと。むしろ軍隊と定義されることで士気が下がる可能性だってあります。誰だって人を殺したくないですから。

現実的な大人の意見も大切ですが、中長期的な目標としての「理想論」も大事にしたいものです。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」を取り上げました。マネーブリッジとは、楽天銀行の普通預金と楽天証券の口座をつなぐサービスで、ワンクリックで口座間の送金ができるなど利便性を高めているわけですが、最大の特徴はといえば普通預金の金利優遇ですね。

楽天銀行と楽天証券の口座を開設し、マネーブリッジに申し込むだけで、楽天銀行の普通預金金利が優遇されます。気になる優遇金利はと言えば・・・

■楽天銀行/マネーブリッジ普通預金金利優遇

・普通預金:0.10%


0.10%ということで普通預金としては高水準ですね!マイナス金利発動以降、各銀行が金利を引き下げた中でもこれまでの金利水準を維持している点も魅力と言えるかもしれません。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.8」。真ん中が3つ★なので、「少し残念な評価」ですね。

これでほとんどの好金利普通預金もしくは好金利1~2週間預金を取り上げましたが、すべて0.1%と同じ金利だったにも関わらず、その評価は2つ★台から4つ★台と結構差が開きました

読者のみなさんは決して金利水準だけで評価しているわけではないということですね。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月25日まで。

>>>楽天銀行の「マネーブリッジ  普通預金金利優遇」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=178

前回のコラム:「楽天銀行:普通預金0.10%」

今回は、あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期を取り上げたいと思います。

ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。

皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇し、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。

足元では上記の通り+0.010%ということで先週と比べるともう一段下がってきましたが、それでも昨年までの水準と比較すればかなり回復しています。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

つまりは「金融緩和が継続している間は大幅な金利上昇は期待できない」ということです。いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて9月となり、夏の定期預金キャンペーンもほぼ終了しここからは「閑散期」に入ってきますね・・・残念なことです。

預金者としては1日でも長くキャンペーン金利を継続してほしいわけですが、そうした声に応えるかのようにあおぞら銀行が夏の定期預金キャンペーンの実施期間を延長していますね!

あおぞら銀行はいつも高水準の定期預金金利が人気ですが、そのインターネット支店では、さらに有利な定期預金や普通預金を提供しています。

その、あおぞら銀行インターネット支店が取り扱う「あおぞらネット定期」で実施されていた金利キャンペーンの終了日がこれまで「8月31日まで」だったところ1ヶ月延長されて「9月30日まで」となっているわけです。

もしかすると口座開設が殺到してさばききれなくなったので、混乱を回避するためにあらかじめキャンペーン期間を延長した、ということなのかもしれませんが預金者としてはありがたい措置ですね。

とは言いつつ口座開設に必要な期間を考えれば、口座を持っていない場合の実質的な締め切りは「9月上旬」といった感じになってくるかと思います。残り日数が短いことには変わりはありませんので、ご検討の方は早めに取り組まれることをお勧めします。

前置きが長くなりましたが気になる金利はと言うと・・・

■あおぞら銀行インターネット支店/あおぞらネット定期「夏金利キャンペーン」

・6ヶ月 : 年0.15%
・1年 : 年0.25%
・3年 : 年0.15%
・5年 : 年0.15%


※2017年9月1日現在、税引き前

従来同様なかなかの好水準ですが、中でも1年0.25%が目を惹きます。3年もの・5年もの金利はそれより低いわけですから、これは「戦略的な金利設定」ということになるのでしょう。つまり赤字覚悟の出血大サービスということです。

実際、足元の1年もの市場金利は「0.003%」とゼロが並ぶ低水準ですね!その点でもやはり上記金利は顧客基盤の維持・拡大のための戦略的なもの、ということなのでしょう。

ちなみにあおぞら銀行の業績ですが、直近の2017年4月~6月期決算では、当期利益が145億円と好調を維持しています。前年同期が138億円ということですので、わずかに増益ですね!すばらしい。

業績・信用面でも特に問題はなさそうです。

http://www.aozorabank.co.jp/ir/library/2017/pdf/2017_1q_01_j.pdf

健全な経営を続け、1日でも長くこのような相対的に有利な金利を維持してほしいものですね。

では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・新生銀行 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
あおぞら銀行 0.25% ※インターネット支店、キャンペーン金利
・静岡銀行 0.25% ※インターネット支店、キャンペーン金利
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け
・住信SBIネット銀行 0.02% ※新規顧客向け
・関西アーバン銀行 0.15% ※いちょう並木支店
・オリックス銀行 0.12%
・楽天銀行 0.12%
・ソニー銀行 0.05%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


やはり、あおぞら銀行の金利は相応に高水準ですね。

ではこの期間が延長された、6ヶ月ものが0.15%、1年ものが0.25%となる、あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期「夏金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・好金利を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は10月1日まで。

>>>あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期「夏金利キャンペーン」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】期間が延長された、6ヶ月ものが0.15%、1年ものが0.25%となる、あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期「夏金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は10月1日まで)  >>>投票はこちら


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