ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:円定期3ヶ月0.11%、2年0.17%」です。
8月だからか、記録的な猛暑だったからか、あるいはただ2年後に迫りつつあるからかは分かりませんが、最近は2020年の東京オリンピックに関する話題をよく見かけます。
中でも印象深いのは「サマータイム導入の是非」ですね。少しでも酷暑を和らげるべくオリンピック開催前後の時刻を1、2時間早めてしまおうというものです。例えば午前5時を午前7時にしてしまう、といった感じです。
少し冷静に考えれば、それで影響が出るのはまさに時間をずらす最初の1、2時間のみで、その後は1mm(?)たりとも変化はありません。要するに1日の競技時間を考慮するとさほど意味がないわけで、サマータイム導入にかかる社会的コストを考えれば、その分、各競技場での暑さ対策を進める方がよっぽど有効です。
また、そもそも午前9時スタートの競技を午前7時スタートに変更するのに、わざわざ日本中の時計を進める必要などありません。我々が2時間早起きすれば良いだけの話ですね。未明に放映されたワールドカップの試合だって見れたわけですから、そう困難ではないと思います。
ただ一方で、「オリンピックだから」という言葉が強力な免罪符になって、多少非合理的でも色々とアグレッシブな社会実験が導入されるのであればちょっとワクワクします。五輪期間中は当然として、事前準備の段階でも盛り上がっていってほしいものですね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券の取り扱う個人向け国債を取り上げました。気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。
■個人向け国債
・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.05%
・変動10年タイプ:0.09%
変動10年タイプの金利は先月来の長期金利の上昇傾向を受けて、これまでの0.05%=つまり下限金利から0.09%へ上昇しています!
長期金利が今の水準で推移すると来月には再び0.06~0.07%程度に低下しそうですが、それはともかく今月金利改定を迎える過去の変動10年タイプの金利も一斉に0.09%に引き上げられるわけで、久々に変動金利タイプのメリットを実感できそうです。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.2」。真ん中が3つ★ですのでまずまずの評価ですね。
金利水準自体は低いものの、久しぶりの金利上昇を好意的に受け止めた方が多いということなのでしょう。このまま金利上昇が続くことを期待したいと思います。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月17日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=441
前回のコラム:「マネックス証券:個人向け国債変動0.09%」
今回は、楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:3年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復し、現在に至っています。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利はこれまでの「-0.1%~+0.1%」というレンジから「-0.2%~+0.2%」というレンジ内の動きへと変わってくるとは思いますが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。本日の長期金利も変動幅拡大前と比べて多少上昇したとは言え「0.095%」と低位にとどまっています。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして8月も後半に入り、定期預金キャンペーンとしては徐々に「閑散期」に入ってきているわけですが、そうした中でも楽天銀行は今月も新たな「円定期預金特別金利キャンペーン」を実施していますね。
あえてこの時期にキャンペーンを続けるというのも楽天銀行らしいですね・・・。
もちろん運用機会というのは何もボーナスばかりとは限りませんので、逆張り的にキャンペーンを実施していくのは預金者だけでなく銀行にとってもメリットがあるのではないかと思います。
それはともかく、この楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」の気になる金利はと言うと・・・
■楽天銀行「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」
・3ヶ月:0.11%
・2年 :0.17%
今回は「王道」とも言える1年もの定期預金は対象外で、あくまで3ヶ月もの・2年ものというマイナーな期間が対象です。毎回キャンペーンを続けていると数回に1回はこういう期間を対象にせざるを得ないということなのでしょうね。
ただ金利水準については2年ものは0.17%とまずまずと言えそうです。キャンペーン期間は2018年9月13日までとなっていますのでご注意ください。
なお楽天銀行では楽天証券口座保有者向けサービスである「マネーブリッジ」を利用すれば普通預金の金利が0.10%にアップします。とすると少なくとも今回の「3ヶ月もの=0.11%」を慌てて利用する必要はなさそうです。
ここでいつものように楽天銀行の最近の業績をチェックしてみると、2019年3月期の第1四半期決算では経常利益が67億円、当期利益が47億円となかなか堅調です。1年前と比較しても綺麗に増収増益です。黒字と赤字の間を行ったり来たりしていたイーバンク時代を思い起こせば、こうした利益を安定的に計上できるようになっているということだけで隔世の感があります。
引き続き安定経営を続けながら、顧客還元に努めてほしいものです。
では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.50% ※新規顧客向け、3ヶ月
・静岡銀行 0.50% ※インターネット支店、新規顧客向け、3ヶ月
・オリックス銀行 0.25% ※キャンペーン金利
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け
・住信SBIネット銀行 0.20% ※キャンペーン金利
・楽天銀行 0.17%
※キャンペーン金利、2年
・SBJ銀行 0.15%
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.15% ※新規顧客向け
・ソニー銀行 0.15% ※キャンペーン金利
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%
楽天銀行の金利はやはりまずまずの水準と言えそうです。
ではこの、3ヶ月ものが0.11%、2年ものが0.17%となる、楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者はまずまずの金利水準であることを考慮して・・・「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は9月24日まで。
>>>楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】3ヶ月ものが0.11%、2年ものが0.17%となる、楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は9月24日まで)
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