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マネックス証券:気温連動型マネックス債0.1%~1.0%

執筆者: ginko (2018-08-24)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:気温連動型マネックス債0.1%~1.0%」です。

先日の当欄ではサマータイムの導入議論について取り上げました。メリットに比してデメリットの方が大きいと感じつつも、そうした大胆な社会実験は歓迎したいと結んだわけですが、そのサマータイムについて今朝の日経新聞の記事では面白い調査結果が掲載されていました。「欧州でサマータイム(夏時間)の廃止を求める声が広がっている。」とのことですね!

EUが8月中旬まで実施したパブリックコメントで8割超が廃止を支持したようです。8割!全然ダメですね・・・。ポイントとしてはこういうことです。

・手間がかかるわりに、省エネルギーなどの効果が乏しい

・体内時計への悪影響による睡眠障害や注意力低下に伴う事故の増大、心臓発作のリスク増などの可能性


経済面でも健康面でも得られるものがないのであれば、反対が広がるのも当然ですね。

オリンピックの開催期間はわずか2週間程度です。それならわざわざサマータイムのような大げさなことをしなくても「2時間早起き運動」で十分対応可能ですね。

また一定割合の方はオリンピックに興味ないでしょうから、「早起き組」と「平常組」とに分かれれば結果的に時差出勤も実現できそうです!うん、これなら筋が良さそうです。サマータイムではなく2時間早起き。いかがでしょうか?(笑)



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン

・3ヶ月:0.11%
・2年 :0.17%

今回は「王道」とも言える1年もの定期預金対象外で、あくまで3ヶ月もの2年ものというマイナーな期間が対象です。毎回キャンペーンを続けていると数回に1回はこういう期間を対象にせざるを得ないということなのでしょうね。

ただ金利水準については2年ものは0.17%まずまずと言えそうです。キャンペーン期間は2018年9月13日までとなっていますのでご注意ください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.9」。真ん中が3つ★ですので若干それを下回る少し残念な結果ですね。

とは言いつつ金利水準からすると・・・こんなものなのでしょうね。「0.2%は欲しい」と言ったところでしょうか。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月24日まで。

>>>楽天銀行の「円定期預金3ヶ月もの・2年もの特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=446

前回のコラム:「楽天銀行:円定期3ヶ月0.11%、2年0.17%」

今回は、マネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債 秋祭り」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復し、現在に至っています。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利はこれまでの「-0.1%~+0.1%」というレンジから「-0.2%~+0.2%」というレンジ内の動きへと変わってくるとは思いますが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。本日の長期金利も変動幅拡大前と比べて多少上昇したとは言え「0.100%」と低位にとどまっています。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて、そのように金利が低迷している中で、単なる預金商品以外での運用を検討したいという方もおられるかもしれません。そうした方の候補となるかもしれないのがマネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債  秋祭り」です。「秋祭り」という微妙なネーミングですが、それはともかく金融商品としてはマネックスが発行する社債ですね。

社債とは、利率は最初から決まっていて満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の点が挙げられます。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。


素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、今回のマネックス債にはさらにとてもユニークな商品性が付加されています。何かと言えば「東京の10月初旬の夏日の日数によって利率が変動する」というものです。具体的にはこう説明されています。

「個人向けマネックス債 秋祭り」の利率は、

・観測地点(東京都 東京)における

・観測期間(2018年10月4日~10月12日の9日間)の

・夏日(最高気温摂氏25度以上)の日数

によって、年0.10%~1.00%(税引前)の間で変動します。

つまり夏日が9日間あれば金利は1.0%、逆に1日もなければ0.1%というわけですね。ちなみに過去の同期間の夏日の日数をチェックしてみるとこうなっています。

・2017年:4日=0.5%

・2016年:3日=0.4%

・2015年:2日=0.3%

・2014年:3日=0.4%

・2013年:6日=0.8%

0日ということも9日ということもなさそうですね。おおよそ「0.4%前後」というのが期待値になってくるでしょうか?

仮に0.4%とすると「1年=0.4%」ということですから悪くなさそうです。というわけで商品内容をまとめるとこうなります。

■マネックスグループ株式会社保証付 マネックスファイナンス株式会社 2019年9月18日満期気温参照型クーポン付円建社債(愛称:個人向けマネックス債 秋祭り)

発行体:マネックスファイナンス株式会社

・格付け:BBB(日本格付研究所)

・利率:0.10%+0.10%×(観測期間中の観測地点における夏日の日数)

・観測期間:2018年10月4日から2018年10月12日まで

・観測地点:気象庁が公表する「東京都 東京」

・夏日:気象庁が公表する最高気温が摂氏25度以上の日

・償還日:2019年9月18日

・申込単位:額面10,000円

・申込期間:2018年9月10日(月)12時~2018年9月14日(金)14時

格付けはBBBということで今ひとつですが、1年後にマネックスが破綻していることはまずなさそうですし、1万円から投資できるのも手軽ですね。

申し込み期間は9月14日までとなっていますのでご注意ください。

では、このマネックス証券が取り扱う、10月初旬の夏日の日数によって金利が0.1%~1.0%に変動する「個人向けマネックス債 秋祭り」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・期待値が1年0.4%程度になることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は9月30日まで。

>>>マネックス証券が取り扱う「個人向けマネックス債 秋祭り」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】マネックス証券が取り扱う、10月初旬の夏日の日数によって金利が0.1%~1.0%に変動する「個人向けマネックス債 秋祭り」。あなたの評価は?(投票は9月30日まで) >>>投票はこちら

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