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楽天銀行:円定期6ヶ月0.12%

執筆者: ginko (2018-10-26)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:円定期6ヶ月0.12%」です。

昨日の日経平均は822円安と目が醒めるような下落となりました。筆者は今はほとんど日本株のポジションを持っておりませんのでどこか他人事ですが、それなりに投資をされている方は青ざめたかもしれませんね。

ただ仮に筆者がポジションを持っていたとしても大慌てしたかと言うとそれは無さそうです。大きく下落する理由が特に見当たらないからです。

もちろん米中の貿易摩擦や、一部の新興国株・通貨の下落、イタリアのポピュリズム政策、イギリスのハードブレグジット懸念、サウジアラビアの信用問題など懸念材料がないわけではありませんが、しかしそうした懸念をカバーしてあまりあるのがアメリカ経済の好調です。

サブプライムショックに代表されるように「アメリカ発祥の危機」が起きない限り、世界的な金融危機は起こらないのかもしれませんね。

・・・と思っていたら、昨日のNYダウは早速+401ドルの大幅上昇となりましたね。今回も単なる「株価のスピード調整」ということになりそうです。

個人的には次の危機は「中国発祥」なのではないかとずーっと思っておりますが、この懸念もまた良い意味で裏切られ続けております・・・。



※アメリカ株(S&P500)チャート(期間5年)

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」を取り上げました。「店頭限定」であることに加えて「300万円以上」という2つのハードルによって相対的な高金利が期待されるわけですが、具体的な金利水準としてはこうなっています。

■東京スター銀行「店頭限定:スターワン円定期預金プラス」

・1年 : 0.025%~0.25%


1年もの金利が最大0.25%高水準ですね。

ただし最低金利は0.025%と驚くべき(?)金利差となっています。つまり条件をしっかり満たしていくことが大切だということですね。

その金利上乗せ条件ですが、この10月から随分とシンプルになりました。このようになっています。

<0.25%の条件>

・新規でスターワン口座を開設(開設1ヵ月以内)

または

・投資信託または外貨預金を100万円以上保有、またはローン商品(無担保ローン除く)を保有

<0.20%の条件>

・新規で積立投資信託または積立外貨預金を申し込み

とりあえず投資商品を100万円購入しておけばよいということですね!分かりやすいです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.7」。真ん中が3つ★ですのでそれを下回る物足りない結果ですね。

金利に対する条件にあまりお得感がないということですかね・・・店頭限定ですし。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は11月19日まで。

>>>東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=485

前回のコラム:「東京スター銀行:円定期預金プラス最大0.25%」

今回は、楽天銀行の「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復し、現在に至っています。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利はこれまでの「-0.1%~+0.1%」というレンジから「-0.2%~+0.2%」というレンジ内の動きへと変わってくるとは思いますが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。本日の長期金利も変動幅拡大前と比べてかなり上昇してきたとは言え「0.110%」と低位にとどまっています。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りましてまだ10月ということで、冬のボーナスまで時間があり、定期預金キャンペーンとしては「閑散期」となっているわけですが、楽天銀行はいつものように今月も新たな「円定期預金特別金利キャンペーン」を実施していますね。

もちろん運用機会というのは何もボーナス資金ばかりとは限りませんので、逆張り的にキャンペーンを実施していくのは預金者だけでなく銀行にとってもメリットがあるのではないかと思います。

それはともかく、この楽天銀行の「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン」の気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン

・6ヶ月:0.12%

今回も「王道」とも言える1年もの定期預金対象外で、あくまで6ヶ月ものというややマイナーな期間が対象です。毎回キャンペーンを続けていると多少内容を変えていかないといけないため、こういう組み合わせになってしまうということなのでしょうね。

ただ金利水準としては6ヶ月で0.12%ならまずまずと言えそうです。

ボトルネックとなりそうなのは・・・今から6ヶ月もの定期を始めると満期は来年4月となり、またもや閑散期になってしまうことですね!

楽天銀行では、楽天証券口座保有者向けサービスである「マネーブリッジ」を利用すると普通預金の金利が0.10%にアップします。とするとまずはこのマネーブリッジで様子を見て、冬のボーナス金利を待ってみるのも一計ですね。

これまでの経緯を振り返ると、ボーナス時の金利が今回のキャンペーン金利から大きく上昇することはなさそうではありますが・・・。

今回のキャンペーン期間は2018年11月19日までとなっていますのでご注意ください。

ここでいつものように楽天銀行の最近の業績をチェックしてみると、2019年3月期の第1四半期決算では経常利益が67億円、当期利益が47億円となかなか堅調です。1年前と比較しても綺麗に増収増益です。黒字と赤字の間を行ったり来たりしていたイーバンク時代を思い起こせば、こうした利益を安定的に計上できるようになっているということだけで隔世の感があります。

引き続き安定経営を続けながら、顧客還元に努めてほしいものです。

ではここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・静岡銀行 0.50% ※インターネット支店、新規客向け、3ヶ月
・SBJ銀行 0.40% ※新規客向け、上限100万円
・SBJ銀行 0.30% ※口座保有者向け、上限100万円
・東京スター銀行 0.25% ※投資商品100万円以上
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.15% ※新規顧客向け
楽天銀行 0.12% ※6ヶ月、キャンペーン金利
・オリックス銀行 0.10%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・ソニー銀行 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・楽天銀行 0.03%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%

楽天銀行の金利はやはりまずまずの水準と言えそうです。

ではこの、6ヶ月ものが0.12%となる、楽天銀行の「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者はまずまずの金利水準であることを考慮して・・・「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。ちょっと甘いでしょうか・・・。投票は11月26日まで。

>>>楽天銀行の「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】6ヶ月ものが0.12%となる、楽天銀行の「円定期預金 秋の特別金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は11月26日まで) >>>投票はこちら

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