ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG社債約1.6%」です。
今朝の一面はカルロス・ゴーン氏の4度目の逮捕に関する記事でした。
筆者自身は少なくとも報酬の未記載という証券取引法違反での逮捕には極めて懐疑的でした。将来の報酬に関する記載があろうとなかろうと日産の株価は1円も変わらないと思えたからです。
明白な違法行為があるなら別ですが、具体的に不利益を被っている投資家がいないのに同法違反で捕まえるというのは法律の趣旨から外れているものだと考えますし、そもそも投資家の損失という点では氏が逮捕されてからの方がはるかに大きいわけで、「投資家保護」という観点からも全くもって本末転倒でした。
ただ今回の「オマーンルート」は氏への還流が疑われており、会社に直接的に損害を与えていたということなら話は変わってきますね。
とは言いつつ、こうした一方的な捜査情報のリークにより世論が「推定有罪」へと傾いていくのはアンフェアな気もします。もし何かの事案に巻き込まれ、自分が被告になることを想像するとこれほど怖いことはないかもしれません。色々考えさせられる「ゴーン・ショック」ですね・・・。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行のスターワン円普通預金を取り上げました。スターワン口座で給与を受け取ると、金利が以下のようにアップするのですね!
■東京スター銀行「スターワン円普通預金 給与振り込み優遇」
・普通預金 : 0.001%→0.100%にアップ
0.10%ということで通常金利と比較すれば「100倍」と言えるわけですし、何と言っても普通預金ですからね!普通預金の金利としては最高水準と言えます。
加えてスターワン口座の魅力として以下のような点が強調されています。
1.ATM手数料月8回無料
2.振り込み手数料月3回無料
3.米ドル為替手数料0円!
どれも確かにお得です。特に1つ目のATM手数料無料と、2つ目の振り込み手数料無料はインパクトがありますね!
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.1」。真ん中が3つ★ですのでそこそこの評価ですね。
上記の通り付帯されている利便性を考慮すればもっと評価が高くてもいいような気もしますが、「給与受け取りが条件」というハードルの高さが足を引っ張ったのでしょうか・・・。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月29日まで。
>>>東京スター銀行の「スターワン円普通預金」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=613
前回のコラム:「東京スター銀行:普通預金0.10%」
今回は、SBI証券のソフトバンクグループ社債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:3年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。加えて最近のアメリカの金利低下を受けて、一時は上昇した長期金利もだいぶ下がっています。本日の長期金利は「-0.040%」とマイナス水準です・・・。
アメリカの中央銀行であるFRBが利上げの停止を表明し、市場には「利下げ」観測まで広がっていますので、まだまだ金利低下圧力は続きそうですね。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして4月となり、定期預金キャンペーンとしては「閑散期」に入ってきているわけですが、そうした時に候補に上がってくるのが「定期預金以外の運用商品を探してみる」ということかもしれません。
そうした預金者の方の検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。
社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
このソフトバンクグループ社債は「無担保」ということですから尚更ですね。
では、そういったリスクの見返りに、このSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債
・ソフトバンクグループ株式会社第55回無担保社債
利率(仮条件) : 1.30%~1.90%
償還日 : 2025/4/25(約6年)
気になる利率ですが、仮条件ということもあって「1.30%~1.90%」ということになっています。1.30%と1.90%ではエライ違いですが、これまでは大体その真ん中あたりで決まっていますので恐らく1.6%前後になるのではないかと思います。
仮に1.6%前後であれば、少なくとも利率としてはかなり高いですね!約6年という期間も含めて魅力的に感じる方は少なくなさそうです。
条件決定日は4月12日のようですので気になる方はチェックしてみてください。
ただしソフトバンクグループ債についてはいつもご案内しているように、カギとなるのは当然のことながらソフトバンクグループの信用力ということになります。ソフトバンクグループはアーム社を買収するなど、絶賛「水ぶくれ」中ですからね。
また今回の社債には先日上場した通信子会社であるソフトバンク社の保証は付与されていないということなので尚更です。
結果的にソフトバンクグループの格付けはS&Pが「BB+」、ムーディーズが「Ba1」と、投資適格を下回る「ジャンク債」水準にまで低下しています。JCRという日本の格付け機関は引き続き「A-」と投資適格の判断をしていますが、正直甘いですね。
6年以内にソフトバンクグループが倒産してしまう可能性は・・・低いとは思いますが、ゼロではありません。こちらの社債を検討される方は「ジャンク債を購入する」というリスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
なおこのソフトバンクグループ社債は「先着順」となっています。発行額は5,000億円ですので少なくとも販売初日に売り切れてしまうことはないと思います。しかしながら、どうしても購入したい方は早めに申し込まれることをお勧めしたいと思います。販売期間は「4月15日12時から4月25日14時まで」ですね。
ではこの、期間が約6年で利率が約1.6%となりそうな、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスクがありつつも好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。筆者も甘いです。アンケートの投票は5月5日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】期間が約6年で利率が約1.6%となりそうな、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価は?(投票は5月5日まで)
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