銀行.info

銀行キャンペーンを斬る!

マネックス証券:気温連動型マネックス債0.46%?

執筆者: ginko (2019-07-26)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:気温連動型マネックス債0.46%?」です。

メルマガでも取り上げた吉本興業の騒動ですが、社長氏が素直にごめんなさいすれば終わったものが、グダグダ会見に終始したために「あぁ、やっぱりトップが変わらないとダメなんだなぁ。」という印象を強くしました。

その点では今朝報道されていた、日産の「2019年4~6月期連結決算は営業利益が16億円と前年同期に比べて99%減った」という衝撃的なニュースも同じことだと言えそうです。

もちろんゴーン氏は追い出されましたが、日本のマネジメントがそのままではなかなか雰囲気が前向きなものに変わらないのでは、ということですね。

思い返せばルノー・日産とフィアット・クライスラーの提携話も株主の立場からすればかなり魅力的なものだったはずですが、慎重姿勢を見せた西川社長の言動には失望を感じたものでした。

その点ではそもそもの能力の問題なのかもしれませんが・・・。

一方のイギリスではメイ首相からジョンソン首相にトップが交代し、ブレグジット問題はいよいよ最終局面を迎えることになります。トップ交代の是非について考えさせられそうです。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、あおぞら銀行BANK支店の普通預金を取り上げました。気になる金利はこのようになっております。

■あおぞら銀行BANK支店/普通預金

年0.20% ※2019年7月26日現在、税引き前


何と年0.20%という高水準です!すごいです・・・もちろん他行と比較しても断トツですね。

メガバンクの普通預金の金利は概ね年0.001%ですから、それと比較すれば「200倍」の金利ということになります!極めて魅力的です。

しかも以前はあった「残高基準」なども撤廃され、誰でも利用できるようになっています。

これだけ金利が良くて、優遇条件などもなく、いつでも下ろせるなど十分な利便性も確保されているわけですから、上記のような「しばらく様子を見たい」という方だけでなく、「積極的に好金利で運用したい」という方のニーズにも合いそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.6」。最高が5つ★ですので、それに肉薄するかなり良い結果ということですね!

普通預金で0.20%という金利水準を考えると当然だと思いますが、ずっとこうした金利水準が続くことを期待したいと思います。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月19日まで。

>>>あおぞら銀行BANK支店/普通預金について詳しくはこちらのページからリンク先へ

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=690

前回のコラム:「あおぞら銀行BANK支店:普通預金0.20%」

今回は、マネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債 2019年夏祭り」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。加えて最近は世界的な金利低下傾向やFRBの利下げ観測を受けて、一時は上昇した長期金利もだいぶ下がっています。本日の長期金利も「-0.150%」と大きくマイナス水準です・・・。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて、そのように金利が低迷している中で、単なる預金商品以外での運用を検討したいという方もおられるかもしれません。そうした方の候補となるかもしれないのがマネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債  2019年夏祭り」です。「夏祭り」という微妙なネーミングですが、それはともかく金融商品としてはマネックスが発行する社債ですね。

社債とは、利率は最初から決まっていて満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の点が挙げられます。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。


素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、今回のマネックス債にはさらにとてもユニークな商品性が付加されています。何かと言えば「埼玉県熊谷市の8月の気温によって利率が変動する」というものです。具体的にはこう説明されています。

■マネックス証券/気温連動型個人向けマネックス債「2019年夏祭り」

・金利 : 0.01% + 0.05%×猛暑お見舞い数 +  0.20%×40℃以上日数

・観測期間 : 2019年8月1日から2019年8月31日まで

・観測地点 : 気象庁が公表する「埼玉県 熊谷」

・猛暑お見舞い数 : 気象庁が公表する最高気温が摂氏35度以上の日数-6日(ただしゼロ以上)

・40℃以上日数 : 気象庁が公表する最高気温が摂氏40度以上の日数

つまり熊谷市の気温が35度以上になれば0.05%ずつ増加し、40度以上になれば0.20%ずつ増加していくということです。ただし35度以上の日については「-6日」というハンデがついていますが。

ただこれだけだと全然イメージがわかないので過去5年のデータをチェックしてみるとこうなります。

・2018年 : 35度以上の日/15日 + 40度以上の日/0日 = 0.46%

・2017年 : 35度以上の日/2日 + 40度以上の日/0日 = 0.01%

・2016年 : 35度以上の日/4日 + 40度以上の日/0日 = 0.01%

・2015年 : 35度以上の日/7日 + 40度以上の日/0日 = 0.06%

・2014年 : 35度以上の日/11日 + 40度以上の日/0日 = 0.26%

去年のデータを見て「0.46%かー」と思いましたが、実際には35度以上の日はそんなに多くないんですね・・・。過去5年の平均「35度以上の日」は7.8日であり、そこから考えられる期待値はちょうど「0.10%」ということになります。なるほど。

であればそこまで魅力的ということはなさそうですね。一応、今年の夏は「例年より暑い」という長期予測が出ていましたが・・・。

なお格付けはBBBということで今ひとつですが、1年後にマネックスが破綻していることはまずなさそうですし、1万円から投資できるのは手軽ではあります。

申し込み期間は7月30日までとなっていますのでご注意ください。

では、このマネックス証券が取り扱う、埼玉県熊谷市の8月の気温によって金利が変動し、過去データからすると0.1%程度になりそうな「個人向けマネックス債  2019年夏祭り」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★」くらいですかね。投票は8月26日まで。

>>>マネックス証券が取り扱う「個人向けマネックス債  2019年夏祭り」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】マネックス証券が取り扱う、埼玉県熊谷市の8月の気温によって金利が変動し、過去データからすると0.1%程度になりそうな「個人向けマネックス債  2019年夏祭り」。あなたの評価は?(投票は8月26日まで) >>>投票はこちら

>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU