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あおぞら銀行:円定期1年0.20%

執筆者: ginko (2019-10-25)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「あおぞら銀行:円定期1年0.20%」です。

今朝の報道によれば、インターネットバンキングの不正送金被害が9月に436件発生し、月間の被害としては統計がある2012年以降で最多だったと、とのことですね。

ワンタイムパスワード等が普及しつつある中で意外ですが、その手口はスマートフォンのショートメッセージを悪用して情報を盗む「スミッシング」と呼ばれるもののようです。

Eメールであろうがショートメッセージであろうが、乱数表やワンタイムパスワードを盗まれない限り、実際に被害に遭うことはなさそうですが、どういうことなのでしょうね?

・乱数表を全部入力してしまった。

・ログインされると、住所変更→ワンタイムパスワード再発行のような手順で不正送金可能だった。

といった理由が考えられますが、仮に後者なら由々しき問題ですね!

果たしてどういうことなのでしょうか・・・何かわかれば当サイトでも発信していきたいと思いますが、皆さまもご注意ください・・・。

※三井住友銀行のスミッシングの例



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券のソフトバンクグループ既発債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債の「既発債」

・第51回ソフトバンクグループ無担保社債

利回り : 0.734%
残存期間 : 約4.4年


利回りは0.734%とかなり高水準ですから十分検討可能と言えそうですね。ただし半年前に取り上げた時は0.901%だったことから少し下がっているのは気になるところです。

ちなみにこの利回りは利率から恐らく0.7%程度低いと思われ、期間は約4年ですからそのギャップは全体で約2~3%ということになります。この差額の大部分は・・・SBI証券の販売手数料ということでしょうね、恐らく。

その点ではこうした既発債ではなく新発債、つまり新規に発売された債券を購入した方が良さそうですが、ただ運用難の今の時代にそう簡単に社債を発行する企業はありませんし、あったとしてもすぐに売り切れてしまいます。

そのように考えると「今買える」というタイミングという点でも検討可能と言えそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.2」。真ん中が3つ★ですのでそれを下回る残念な評価ですね。

期間が長めとは言えソフトバンクの新発債1.5%前後の金利がありますので、それと比べると見劣りするということでしょうか。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は11月18日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンク既発社債について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=750

前回のコラム:「SBI証券:ソフトバンクG既発債0.7%」

今回は、あおぞら銀行BANK支店の「あおぞらネット定期」を取り上げたいと思います。

ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて、一時上昇した長期金利も大きく下がっています。本日の長期金利も「-0.150%」と歴史的なマイナス水準です。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして10月も後半となり、定期預金キャンペーンとしては「閑散期」に入ってきているわけですが、そうした時に候補に上がってくるのが「通常金利が高い銀行を探してみる」ということかもしれません。

そうした銀行の1つがあおぞら銀行 です。

あおぞら銀行はいつも高水準の定期預金金利が人気ですが、インターネット支店であるBANK支店では、さらに有利な定期預金や普通預金を提供しています。現状の「あおぞらネット定期」の金利はと言うと・・・

■あおぞら銀行BANK支店/あおぞらネット定期

・6ヶ月 : 年0.15%
・1年 : 年0.20%
・3年 : 年0.15%
・5年 : 年0.15%


※2019年10月25日現在、税引き前

特に1年ものにフォーカスして金利が高いわけですが、やはりその1年0.20%が目を惹きますね。これまでの金利より少し下がってしまいましたが、それでも3年もの・5年もの金利より高いわけですから、これは「戦略的な金利設定」ということになるのでしょう。つまり赤字覚悟の出血大サービスということです。

ちなみに足元の1年もの市場金利は「-0.095%」とこちらもマイナス水準に低下しています。その点でもやはり上記金利は顧客基盤の維持・拡大のための戦略的なもの、ということになります。

なおあおぞら銀行BANK支店は普通預金の金利も良いですね。気になる金利はこのようになっております。

■あおぞら銀行BANK支店/普通預金

・普通預金 : 年0.20%

※2019年10月25日現在、税引き前


何とこちらも年0.2%という高水準ですね!メガバンクの普通預金の金利は概ね0.001%ですから、それと比較すれば「200倍」の金利、ということになります。かなりと言うか、極めて魅力的です。

これまであった残高条件もなくなりましたので、より手軽に利用できるようになりました。

上記「あおぞらネット定期」の金利を年0.2%で並べたということは、あおぞら銀行としては「これからは定期預金より普通預金にフォーカスしたい」という意図があるのかもしれません。同じ金利であれば当然、普通預金の方が利便性が高いですからね。

ただ単に冬のキャンペーン期間に金利を上げるために「今のうちから定期預金の金利を少し下げておこう」ということなのかもしれませんが・・・。

普通預金に資金を眠らせっぱなし、という人は検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみにあおぞら銀行の業績ですが、直近の2020年3月期の4月~6月決算では、経常利益が168億円と好調を維持しています。前年同期が166億円ですのでわずかに増益ですが、ほぼ同じで安定していますね。

業績・信用面でも特に問題はなさそうです。

https://www.aozorabank.co.jp/ir/library/2019/pdf/2019_1q_01_j.pdf

健全な経営を続け、1日でも長くこのような相対的に有利な金利を維持してほしいものですね。

では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・東京スター銀行 0.25% ※投資商品100万円以上
あおぞら銀行 0.20% ※BANK支店
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け、上限100万円
・オリックス銀行 0.20%
・SBJ銀行 0.15%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・楽天銀行 0.03%
・ソニー銀行 0.02%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%

あおぞら銀行の金利はやはり高水準ですね!

ではこの、1年ものが0.20%となる、あおぞら銀行BANK支店のあおぞらネット定期。あなたの評価を教えてください。筆者は高い金利水準であることを考慮して・・・「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は11月25日まで。

>>>あおぞら銀行BANK支店のあおぞらネット定期について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】1年ものが0.20%となる、あおぞら銀行BANK支店のあおぞらネット定期。あなたの評価は?(投票は11月25日まで)  >>>投票はこちら

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