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新生銀行:円定期3年0.20%

執筆者: ginko (2019-11-15)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「新生銀行:円定期3年0.20%」です。

今週のビッグニュースと言えば、YahooとLINEの経営統合ですね。どちらも少なくともシェアの上ではそれぞれの分野で圧倒的なガリバーなのですが、ただ正直、筆者にはそのメリットがよく分かりませんでした。

統合によってYahooのサービスの利用者が増えることも、LINEの利用者が増えることもなさそうだからです。

あえて言えばスマホ決済については1位がLINEペイで、2位がソフトバンク系のPayPayのようですので、ここは合理化効果がありますが、しかしこのガリバー同士の統合効果としてはあまりにショボいです。

一体どういうメリットがあるのかと思ったら、報道によれば

・Yahooブランドはライセンス契約のため海外に進出できないがLINEブランドであれば進出できる

とありました。もちろん狙いはそれだけではないでしょうけれど、すでにアジアで浸透し始めているLINEブランドを足掛かりに成長の軸足を海外へと移していけるのであれば頼もしいですね。

そんな簡単に行くとは思いませんし、そもそも統合できるかどうかも確定ではありませんが、日本発のグローバルIT企業の誕生に期待したいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、じぶん銀行(現auじぶん銀行)の「じぶん銀行(現auじぶん銀行)×カブドットコム証券  金利120倍キャンペーン」を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■じぶん銀行(現auじぶん銀行)「じぶん銀行(現auじぶん銀行)×カブドットコム証券 金利120倍キャンペーン」

・内容:キャンペーン期間中に、じぶん銀行(現auじぶん銀行)ウェブサイトから新規でカブドットコム証券の口座開設の申込みを完了し、カブドットコム証券にログインして「じぶん銀行(現auじぶん銀行)自動引落(口座振替)※リアル版」を設定すると、2つの特典をプレゼント。
・特典1:現金1,500円
・特典2:12月31日まで普通預金金利が0.12%

じぶん銀行(現auじぶん銀行)の顧客がグループ会社であるカブドットコム証券の口座を開設し、設定を完了すると、現金や金利優遇が受けられるということですね!特に取引をしないといけないわけでもなさそうなのでハードルは低いですね。

興味がある方はぜひ検討してみてください。

ただてっきり2つ目の特典である「普通預金金利0.12%」は恒常的なサービスなのかなと思いきや、あくまで期間限定のキャンペーンなのですね・・・。

で、このキャンペーンが終わると金利はこのようになるようです。

■じぶん銀行(現auじぶん銀行)「円普通預金 優遇金利プログラム」

・普通預金 : 0.01%

んーこれでは全く魅力がありませんね・・・。

というわけであくまで12月末までの「つなぎ」としてご活用いただくのが現実的と言えそうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.8」。真ん中が3つ★ですので残念ながらそれを下回る評価ですね。

ただ12月末までの期間限定ということであれば仕方ない気もします。普通預金金利の場合は、金利が下がったその日から適用されてしまいますからね。

定期預金のように期間中に申し込めば満期まで大丈夫、というわけにはいきません・・・。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月8日まで。

>>>じぶん銀行(現auじぶん銀行)の「じぶん銀行(現auじぶん銀行)×カブドットコム証券  金利120倍キャンペーン」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=764

前回のコラム:「じぶん銀行(現auじぶん銀行):普通預金0.12%」

今回は、新生銀行のパワーダイレクト円定期預金を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。本日の長期金利は「-0.090%」と一時の大幅なマイナス水準からは大分回復してきたものの引き続き歴史的な低水準です。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、まだ11月中旬ですので定期預金キャンペーンとしては「閑散期」ですね。そうした時に候補に上がってくるのが「いつでも金利が良い定期預金」を利用するということです。

そうした定期預金の1つが新生銀行パワーダイレクト円定期預金です。インターネット専用、預入金額30万円以上となりますが、以下のような金利となっています。

■新生銀行「パワーダイレクト円定期預金30」

・1年:0.01%
・2年:0.02%
・3年:0.20%

一見して分かるように3年ものだけ金利が良くて0.20%ということですね!現在の金利環境を考えると「出血大サービス」の水準であるのは間違いありません。

現状の3年もの市場金利は「-0.064%」とマイナスですからね・・・。

なお、新生銀行では2週間で満期となる「2週間満期預金」も提供していますね。気になる金利はこのようになっています。

■新生銀行「2週間満期預金」

・2週間:0.03%


0.03%ということで残念ながら金利メリットは少ないですが、新生銀行は残高別の優遇制度を提供していて、この2週間満期預金に100万円以上預けると自動的に「新生ゴールド」というステータスとなり、以下のような優遇が受けられます。

・他行あてネット振込手数料 : 月5回無料
・円定期の金利優遇
・外貨為替手数料優遇
・住宅ローン優遇


分かりやすいのはネット振込み手数料無料ですが、現状の金利水準を踏まえると手数料無料メリットの方が利息のメリットよりはるかに大きそうです。

一応、計算すると、他行宛て振込みの手数料が通常300円だとして、月5回無料というのは月1,500円。年18,000円。元本が100万円とすると、税引き前金利に換算すれば「年2.25%」相当の利回りということになりますね。

加えて「新生ゴールド」となると、コンビニのATM手数料が何度でも無料ですしね。こういった点も参考にしてみてはいかがでしょうか。

ではこの、3年0.20%となる新生銀行のパワーダイレクト円定期預金。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・金利水準に加え、口座サービスの内容も勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は12月15日まで。

>>>新生銀行の円定期預金について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


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