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住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ最大0.60%

執筆者: ginko (2019-11-22)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ最大0.60%」です。

ちょっと驚いてしまったのが先日の、スルガ銀行がシェアハウス投資家に対して物件を放棄すればローン返済を免除するというニュースです。抜粋するとこうです。

・関係者によると、スルガ銀はシェアハウス向けの債権を第三者に売却するための入札手続きを始めたもようだ。投資ファンドなどが、転売可能な価格を見積もって応札する見通し。シェアハウスの所有者が土地と建物を物納すれば、借金の返済をなくすことを債権売却の条件としている。

・借り入れには自己責任が伴うものの、スルガ銀による書類の改ざんなどで身の丈を超える借り入れをした人は多い。スルガ銀は被害者補償の観点で物納を受け入れるようだ。ハウスの運営を続けたい所有者は対象外だ。

シェアハウス業者のバラ色の収支予想に騙されて多額の借金を背負った所有者には同情するものの、「身の丈を超える借り入れ」が所有者にとって悪かったのかどうかというのは結果論にすぎませんし、そもそも「身の丈」という概念自体が曖昧です。

ここまで貸してよくて、ここまでは駄目というのは金融機関の自己裁量であり、スルガ銀行の本意ではなかったにせよ、所有者が納得して借り入れたのであれば、スルガ銀行はともかく所有者fが後から文句を言うのは責任転嫁にすぎません。借りたものを返すのは当然です。

シェアハウス業者が最も悪いのは間違いありませんが、とはいえその被害を銀行になすりつけるのは筋が違うと思うのですけれどねぇ。

筆者としてはモヤモヤ感が残りますが、二度とこうした不動産投資にまつわる「甘い話」が広がらないよう祈りたいと思います。「甘い話を広げた」という点ではスルガ銀行に相応の責任があるのは間違いありませんが。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、新生銀行のパワーダイレクト円定期預金を取り上げました。インターネット専用、預入金額30万円以上となりますが、以下のような金利となっています。

■新生銀行「パワーダイレクト円定期預金30」

・1年:0.01%
・2年:0.02%
・3年:0.20%

一見して分かるように3年ものだけ金利が良くて0.20%ということですね!現在の金利環境を考えると「出血大サービス」の水準であるのは間違いありません。

現状の3年もの市場金利は「-0.064%」とマイナスですからね・・・。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.5」。真ん中が3つ★ですのでまずまず良い評価ですね。

条件を満たせばATM手数料や振り込み手数料が無料となる点も評価されたのではないかと思います。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月15日まで。

>>>新生銀行の円定期預金について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=769

前回のコラム:「新生銀行:円定期3年0.20%」

今回は、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。本日の長期金利は「-0.085%」と一時の大幅なマイナス水準からは大分回復してきたものの引き続き歴史的な低水準です。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、まだ11月ですので定期預金キャンペーンとしては「閑散期」ですね。12月に入ってくれば色々とキャンペーンが始まってくるかと思いますが・・・。

そうした時に少しでも金利が良い定期預金を望むのであれば「仕組み預金」を検討してもいいかもしれません。

ちなみに仕組み預金とはどういう預金かと言うと、以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


こうした制約がある代わりに金利が高いというわけですね。ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、住信SBIネット銀行「プレーオフ」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.12%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.08% → 延長された場合10年目/0.60%


1年前に取り上げた時と比較するとやはり大きく下がっていますね・・・。長期金利が再びマイナス水準となっている影響でしょうけれど残念です。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.12%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.141%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。

同じ銀行の同じ期間の商品ですので当然かもしれませんが。

ちなみにこうした仕組み預金は、今のように金利がなかなか上昇しない中では延長されずにそのまま満期を迎えることがあります。仮にそうなった場合の金利は以下のようになります。

<フラット型>

・1年 : 0.12%

<ステップアップ型>

・1年 : 0.08%


もし短期で終了するのであれば逆にフラット型の方がお得ということですね。

最近の判定結果を見ると、満期になったり延長したり、結構バラバラです。ご注意ください。

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/yen/shikumi/playoff/boshu/2017.html

そして、途中で満期を迎える可能性があるとしても基本的には最後まで延長されることを想定して「10年間使わない資金」で利用すべきということです。

ここで主要な銀行の5年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■5年もの定期預金金利比較(100万円以上)

・オリックス銀行 0.35%
・SBJ銀行 0.25%
・あおぞら銀行 0.15% ※BANK支店
住信SBIネット銀行 0.12% ※仕組み預金、最長10年
・楽天銀行 0.03%
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.03%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・ソニー銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


商品性や期間が異なるため単純比較はできませんが、住信SBIネット銀行プレーオフは以前ほど高水準とは言えなくなってきていますね。

ではこの住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.60%となる仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・制約はあるもののそれなりの金利であることを評価して「★★★★」くらいですかね。投票は12月22日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】住信SBIネット銀行が取り扱う、金利が最大0.60%となる仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価は?(投票は12月22日まで)  >>>投票はこちら

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