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銀行キャンペーンを斬る!

楽天銀行:円定期1年0.11%

執筆者: ginko (2019-11-29)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:円定期1年0.11%」です。

少し気になった記事が、セブン銀行の利用件数が2019年度に初めて前年度水準を下回る見通し、というものです。

「現金志向」の日本でも徐々にキャッシュレス化が進んでいると思いますが、その起爆剤になっているのが10月から始まった「キャッシュレス還元」ではないでしょうか?実際、コンビニで並んでいると現金で払う人がだいぶ減った気がします。

筆者も支払いはほぼクレジットカードです。サインレスなのもいいですね!

店舗側としても消費者側としても利便性が高まるキャッシュレスですが、ただその煽りを食うのがATM事業というわけですね。

その点ではいかにも間が悪いのがローソン銀行です。参入した途端に市場が縮小を始めるとは・・・。やはり何事もタイミングが重要ですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.12%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.08% → 延長された場合10年目/0.60%


1年前に取り上げた時と比較するとやはり大きく下がっていますね・・・。長期金利が再びマイナス水準となっている影響でしょうけれど残念です。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.12%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.141%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.4」。真ん中が3つ★ですのでそれを下回る残念な評価ですね。

確かに最長10年もの運用期間でありながら、0.1%台の金利だと納得できないというのは理解はできます・・・。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月22日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=774

前回のコラム:「住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ最大0.60%」

今回は、楽天銀行の「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン!」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。本日の長期金利は「-0.095%」と一時の大幅なマイナス水準からは大分回復してきたものの引き続き歴史的な低水準です。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さてそのように市場金利については残念な状態ですが、一方、うれしい動きと言えばボーナス時期が近づいてきていることもあってか、金利アップの動きが出始めています。

そうした動きの1つと言えるのが、今回取り上げる楽天銀行の「円定期預金  冬のボーナスキャンペーン!」ですね。その気になる金利はと言うと・・・

■楽天銀行「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン!

・1年 :0.11%

これまで楽天銀行は毎月のように定期預金キャンペーンを実施してきましたが、この数ヶ月ピタリと止めてしまいましたね・・・なぜでしょう?それはともかく今回はボーナスキャンペーンということで「王道」とも言える1年もの定期預金対象ですね。

金利水準としては1年で0.11%なら決して低くはありませんが、ただ読者の方の期待値は「0.2%以上」とかであれば物足りないと感じる方もいそうです。

なおキャンペーン期間は2020年1月15日までとなっていますのでご注意ください。

ちなみに楽天銀行では、楽天証券口座保有者向けサービスである「マネーブリッジ」を利用すると普通預金の金利が0.10%にアップします。今回の1年もの定期との差はわずかですので、このマネーブリッジで様子を見てみるのも一計かもしれませんが。

ここでいつものように楽天銀行の最近の業績をチェックしてみると、2020年3月期中間決算では経常利益が135億円、当期利益が94億円と堅調です。1年前と比較してもほぼ全く同じ水準です。黒字と赤字の間を行ったり来たりしていたイーバンク時代を思い起こせば、こうした利益を安定的に計上できるようになっているということだけで隔世の感があります。

引き続き安定経営を続けながら、顧客還元に努めてほしいものです。

では主要な銀行の1年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・東京スター銀行 0.25% ※投資商品100万円以上
・あおぞら銀行 0.20% ※BANK支店
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け、上限100万円
・オリックス銀行 0.20%
・SBJ銀行 0.15%
楽天銀行 0.11%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・ソニー銀行 0.02%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


楽天銀行の金利はやはりまずまずの水準と言えそうです。

ではこの、1年ものが0.11%となる、楽天銀行の「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン!」。あなたの評価を教えてください。筆者はまずまずの金利水準であることを考慮して・・・「★★★★」としておきます。投票は12月29日まで。

>>>楽天銀行の「円定期預金  冬のボーナスキャンペーン!」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】1年ものが0.11%となる、楽天銀行の「円定期預金  冬のボーナスキャンペーン!」。あなたの評価は?(投票は12月29日まで) >>>投票はこちら

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