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マネックス証券:マネックス債1.5年0.60%

執筆者: ginko (2020-04-25)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:マネックス債1.5年0.60%」です。

割と衝撃的だったのがニューヨーク州の抗体検査結果のニュース。無作為抽出した3,000人を対象とした調査で、13.9%が抗体を持っていた、とのことですね。

州人口をもとに単純計算すると270万人が抗体を持っており、公表されている感染者数=約25万人の10倍強に達するということですから驚きです。

仮にこの13.9%の方々が復帰するだけでも、医療活動や経済活動に大きなプラスとなります。

今はまだ「いかに感染者が少ないか」が争点となっていますが、今後どこかで「いかに抗体を保有している人が多いか」が争点になってくるわけで、そうなると日本は最後尾集団ですね。

早くワクチンが開発されることを期待したいと思います・・・。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、三菱UFJ銀行の定期預金を取り上げました。

今月は大手銀行各行が定期預金の金利を引き下げていますね。例えば三菱UFJ銀行は4月6日から1ヶ月もの~10年ものの全ての期間を以下の通り引き下げています。

■三菱UFJ銀行/スーパー定期

・1ヶ月~10年:0.01%→0.002%

金利が5分の1となったわけですが、ただそもそもの金利が低かっただけに正直「実害」は少なそうです。

ただ一方で、実質的な影響は大きくなさそうにも関わらず、なぜわざわざ金利を下げたのかというのは逆に不可解ですね。市場金利が大きく下がっている状況ではありませんし、むしろ昨年の夏と比較すれば上昇傾向にすらあります。

銀行にとってはもう預金がいらない状況ですし、今後、コロナショックによって業績が悪化するのは間違いありませんので、予防的にコストカットを始めたということかもしれませんが、世知辛いことです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.0」。最低が1つ★ですので見事に最低評価となりました。当然ですが・・・。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月18日まで。

>>>三菱UFJ銀行の定期預金金利についてはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=892

前回のコラム:「三菱UFJ銀行:定期預金1年0.002%」

今回は、マネックス証券のマネックス債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。

とは言いつつ本日の長期金利は「-0.025%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。ただやはり今後は下がっていくものと考えておいた方が良さそうです。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて各銀行が金利を引き下げるなど、定期預金には逆風が吹いていますが、代わりの選択肢となりそうなのがマネックス証券のマネックス債です。

社債とは、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品ですが、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですが、そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例です。今回のマネックス債の金利はと言うとこうなっております。

■マネックス証券:個人向けマネックス債

・1.5年:0.60%


1年半で0.60%ということでなかなかの高水準ですね!定期預金では実現の難しい金利水準となりますので惹かれます・・・。

1年もの市場金利は-0.009%であり、如何に高金利か分かります。

ちなみにこのマネックス債の格付けは「BBB」となっています。格付けはいろいろありますが、一般的には「AAA」が最高で、「AA」、「」と続き、その次が「BBB」ですね。

この「BBB」は多くの機関投資家が投資できる「下限」となっていることから、つまりこのマネックス債は「投資できるギリギリライン」ということですね。その点ではこれはネガティブな材料と言えます。

とは言いつつ1年半以内にマネックス証券が倒産してしまう可能性はほぼゼロだと思います。コロナショックで直接的にダメージを受けることはないでしょうしね。

なお今回のマネックス債の申し込み期間は4月22日~4月30日14時となっています。早晩売り切れる可能性がありますのでご検討の方はお急ぎください。

さてマネックス証券の業績はどうなっているかと言うと、2020年3月期の第3四半期決算では当期利益は16億円ということですね。

https://www.monexgroup.jp/jp/investor/main/0/teaserItems1/0/linkList/01/link/20200131_tanshin_Q3FYE2020_j.pdf

では、このマネックス証券の発行する個人向け社債である、1.5年0.60%のマネックス債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが金利水準を考慮して「★★★★★」としておきたいと思います。つまり満点ですね。投票は5月25日まで。

>>>マネックス証券の個人向けマネックス債について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】マネックス証券の発行する個人向け社債である、1.5年0.60%のマネックス債。あなたの評価は?(投票は5月25日まで)  >>>投票はこちら

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