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楽天銀行:エクステ10年0.012%

執筆者: ginko (2020-05-16)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:エクステ10年0.012%」です。

いよいよ緊急事態宣言の解除が始まりましたね。これまでの低い死亡者数や致死率を踏まえれば当然のことだと思います。東京の新規発症者数も減ってきていますし、このまま東京も解除されていくことを期待したいと思います。

ちなみに今日はPCR検査拡大の是非をめぐる記事をいくつか見ましたが、医療現場がひっ迫していた状況の中で、「症状が重い人」に絞って検査を実施していたことには意味があったと思います。

神戸の病院の抗体検査が正しければ、実際の感染者は明らかになっている数の100倍以上いることになり、検査を増やせば増やすほどそうした軽症者に病院のリソースが削られ、立ち行かなくなったものと思います。

今のように徐々に入院患者が減ってきている中で検査を拡大させるというのはあるかもしれませんが、しかし結局のところケアが必要なのは「症状が重い人」だけであって、「隠れた軽症者」をあぶり出してもあまり意味はなさそうです。クラスターを作らない限り、ほとんどの感染者は人にうつさずに回復するという記事も見ましたしね。

というわけで筆者はPCR検査は今のままで良いと思います。それより受けたいのは抗体検査の方ですね!



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、auじぶん銀行の「BIG付き定期預金」を取り上げました。金利はこのようになっています。

■auじぶん銀行「BIG付き定期預金」

・1年 : 0.012%


1年0.012%ということで金利水準としては見るべきものはありません・・・無事に「BIG」がお手元に届くことを祈りたいと思います。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.9」。最低が1つ★ですのでやはり低い評価ですね。

金利も低いし肝心のBIGも販売停止となっている現状を踏まえれば当然だと思いますが。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は6月9日まで。

>>>auじぶん銀行の「BIG付き定期預金」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=906

前回のコラム:「auじぶん銀行:BIG付円定期1年0.012%」

今回は、楽天銀行の楽天エクステ預金を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。

とは言いつつ本日の長期金利は「-0.005%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。ただやはり今後は下がっていくものと考えておいた方が良さそうです。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さてそのように金利がなかなか回復しない中で預金者としてとり得る選択肢は、短い定期預金でつないで金利上昇を待つか、逆に当面金利上昇は諦めて長めの定期預金で金利を固定してしまう、ということではないかと思います。

後者の可能性を探られている方に選択肢となるかもしれないのが仕組み預金ですね。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、楽天銀行の「楽天エクステ預金(フラット)」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」

・10年タイプ : 0.002%

・15年タイプ : 0.012%

めちゃくちゃ低金利ですね・・・長期金利がマイナス水準となっている現状では無理ないのかもしれませんが、それにしても低いです。期間の長い15年ものを利用しても金利はわずかです。仮にそれぞれ満期まで運用できたとして元本を100万円とすると利息はそれぞれ

・10年タイプ : 10年で150円
・15年タイプ : 15年で1,425円

ということで、正直、この金利で運用したいと思う人は皆無なのではないかと思います。上記の通り途中で解約できませんからね!

ではなぜ今回取り上げてみたかと言うと気になったのはこのキャッチコピーです。



通常の円定期預金よりも高金利」ということで、楽天銀行の金利ってそこまで低かったっけ?と思ったのですね。というわけで調べてみるとこうでした。



全期間0.02%ということで、「エクステ預金」より金利が高いですね・・・やはり金利の上でもエクステ預金を利用する必要は全くなさそうです。

とするとこの「通常の円定期預金よりも高金利」というキャッチコピーで勧誘するのはかなり問題がありそうですね。

ではこの10年タイプ0.002%、15年タイプ0.012%となる、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・最低の「」ですね。やっぱり。投票は6月16日まで。

>>>楽天銀行の楽天エクステ預金について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】10年タイプ0.002%、15年タイプ0.012%となる、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価は?(投票は6月16日まで)  >>>投票はこちら

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