ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ0.13%」です。
共同通信によれば、製薬大手のアストラゼネカ社が9月から新型コロナ対策のワクチンの供給を開始するということです!いよいよ対症療法ではなく、「薬」の販売が現実のものとなりつつあるわけですね。ワクチンは正確には「薬」ではないかもしれませんが・・・。
もちろんそうした動きは歓迎ですが、ただコロナウイルスが既に「中国型」や「欧州型」に分かれて再生を繰り返していることを踏まえれば、変異のスピードは速く、ワクチンが特効薬となるかどうかは微妙なところかもしれません。
実際、インフルエンザはワクチンを打ってもかかる時はかかりますからね・・・。
個人的にはそれよりも、中国や韓国、日本などのアジア諸国でなぜこんなにも死者が少ないのか、そのメカニズムの方が知りたいです・・・。2桁どころか3桁少ないですからね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の楽天エクステ預金を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・
■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」
・10年タイプ : 0.002%
・15年タイプ : 0.012%
めちゃくちゃ低金利ですね・・・長期金利がマイナス水準となっている現状では無理ないのかもしれませんが、それにしても低いです。期間の長い15年ものを利用しても金利はわずかです。仮にそれぞれ満期まで運用できたとして元本を100万円とすると利息はそれぞれ
・10年タイプ : 10年で150円
・15年タイプ : 15年で1,425円
ということで、正直、この金利で運用したいと思う人は皆無なのではないかと思います。途中で解約できませんからね!
さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.1」。最低が1つ★ですのでやはり低い評価ですね。
楽天銀行の定期預金金利より低い金利を考えれば当然の評価かもしれませんが・・・。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は6月16日まで。
>>>楽天銀行の楽天エクステ預金について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=910
前回のコラム:「楽天銀行:エクステ10年0.012%」
今回は、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。
とは言いつつ本日の長期金利は「-0.010%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。ただやはり今後は下がっていくものと考えておいた方が良さそうです。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さてそのように金利がなかなか回復しない中で預金者としてとり得る選択肢は、短い定期預金でつないで金利上昇を待つか、逆に当面金利上昇は諦めて長めの定期預金で金利を固定してしまう、ということではないかと思います。
後者の可能性を探られている方に選択肢となるかもしれないのが先週も取り上げた仕組み預金ですね。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。
・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)
こうした制約がある代わりに金利が高いというわけですね。ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、住信SBIネット銀行「プレーオフ」の具体的な金利水準はと言えば・・・
■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」
<フラット型>
・最短1年、最長10年タイプ : 0.13%
<ステップアップ型>
・最長10年タイプ : 当初1年/0.09% → 延長された場合10年目/0.60%
やはり低いですね。長期金利が再びマイナス水準となっている影響でしょうけれど残念です。
さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.13%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。
一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.150%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。
同じ銀行の同じ期間の商品ですので当然かもしれませんが。
ちなみにこうした仕組み預金は、今のように金利がなかなか上昇しない中では延長されずにそのまま満期を迎えることがあります。仮にそうなった場合の金利は以下のようになります。
<フラット型>
・1年 : 0.13%
<ステップアップ型>
・1年 : 0.09%
もし短期で終了するのであれば逆にフラット型の方がお得ということですね。
最近の判定結果を見ると、延長されずに満期になってしまう場合が多いですね。ご注意ください。
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/yen/shikumi/playoff/boshu/2019.html
ただそうは言いつつ、最後まで延長されることを想定して「10年間使わない資金」で利用すべきなのは言うまでもありません。
ではこの住信SBIネット銀行が取り扱う、最長10年で金利が0.13%の仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★」くらいですかね。投票は6月22日まで。
>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】住信SBIネット銀行が取り扱う、最長10年で金利が0.13%の仕組み預金「プレーオフ」。あなたの評価は?(投票は6月22日まで)
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