ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:気温連動型マネックス債0.44%?」です。
ALS患者を死亡させたとして2人の医師が逮捕された事件。その善悪を判断するのはなかなか難しいですね。
まず患者自身が死を求めたのは間違いなさそうで、であれば2人の罪はかなり軽いものとなりますし、筆者も患者さんの気持ちは理解できる面があります。
ただ一方で、残された人々の悲しみは深いでしょうし、社会としても安易に自殺ほう助を認めるわけにはいきません。
しかしそうした社会秩序維持のために患者の尊厳が奪われてもいいのか、という疑問も残ります。
命の問題は本当に難しいですね。普段、我々は死について意識的に遠ざけているのでなおさらです。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の「円定期預金
夏のボーナスキャンペーン!」を取り上げました。その気になる金利はと言うと・・・
■楽天銀行「円定期預金 夏のボーナスキャンペーン!」
・1年:0.11%
これまで楽天銀行は毎月のように定期預金キャンペーンを実施してきましたが、この1年くらいピタリと止めてしまいましたね・・・なぜでしょう?それはともかく今回はボーナスキャンペーンということで「王道」とも言える1年もの定期預金が対象ですね。
金利水準としては1年で0.11%なら決して低くはありませんが、ただ読者の方の期待値は「0.2%以上」とかであれば物足りないと感じる方もいそうです。
なおキャンペーン期間は2020年7月31日までとなっていますのでご注意ください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.5」。真ん中が3つ★ですので今ひとつの評価ですね。
金利水準を考えれば当然かもしれませんが。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月17日まで。
>>>楽天銀行の「円定期預金
夏のボーナスキャンペーン!」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=953
前回のコラム:「楽天銀行:円定期1年0.11%」
今回は、マネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債 夏祭り」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。
とは言いつつ本日の長期金利は「0.010%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。株価も全体的には上昇基調ですし、このまま金利は0%前後の水準を維持するのかもしれません。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて、そのように金利が低迷している中で、単なる預金商品以外での運用を検討したいという方もおられるかもしれません。そうした方の候補となるかもしれないのがマネックス証券の取り扱う「気温連動型個人向けマネックス債
夏祭り」です。「夏祭り」という微妙なネーミングですが、それはともかく金融商品としてはマネックスが発行する社債ですね。
社債とは、利率は最初から決まっていて満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の点が挙げられます。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、今回のマネックス債にはさらにとてもユニークな商品性が付加されています。何かと言えば「大阪の8月の気温によって利率が変動する」というものです。具体的にはこう説明されています。
■マネックス証券/気温連動型個人向けマネックス債「夏祭り」
・金利 : 0.03% + 0.03% × 35度以上日数
・観測期間 : 2019年8月1日から2019年8月31日まで
・観測地点 : 気象庁が公表する「大阪府 大阪」
・35度以上日数 : 気象庁が公表する最高気温が摂氏35度以上の日数
つまり大阪市の気温が35度以上になれば0.03%ずつ増加していくということです。
ただこれだけだと全然イメージがわかないので過去5年のデータをチェックしてみるとこうなります。
・2019年 : 35度以上の日/13日 = 0.42%
・2018年 : 35度以上の日/13日 = 0.42%
・2017年 : 35度以上の日/9日 = 0.30%
・2016年 : 35度以上の日/23日 = 0.72%
・2015年 : 35度以上の日/10日 = 0.33%
2016年はかなり猛暑だったことが分かりますが、過去5年の平均「35度以上の日」は13.6日であり、そこから考えられる期待値は「0.438%」ということになります。なるほど。
であればそこまで魅力的ということはなさそうですね。今年の夏はどうなるのでしょうか・・・長雨が続けば冷夏となりそうですが。
なお格付けはBBBということで今ひとつですが、1年後にマネックスが破綻していることはまずなさそうですし、1万円から投資できるのは手軽ではあります。
申し込み期間は7月30日までとなっていますのでご注意ください。
では、このマネックス証券が取り扱う、大阪市の8月の気温によって金利が変動し、過去データからすると0.44%程度になりそうな「個人向けマネックス債
夏祭り」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」くらいですかね。投票は8月24日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う「個人向けマネックス債
夏祭り」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】マネックス証券が取り扱う、大阪市の8月の気温によって金利が変動し、過去データからすると0.44%程度になりそうな「個人向けマネックス債
夏祭り」。あなたの評価は?(投票は8月24日まで) >>>投票はこちら
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