ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「新生銀行:円定期3年0.15%、5年0.30%」です。
金融市場全体で見れば最近は株価の上昇が目立ちますが、個人的には株式同様に注目しているのがREITです。と言うのもREIT価格の下落に伴い、分配金利回りが上昇しているからですね。足元では4%前後となっています。
もちろん、今後どんどん在宅ワークが進み、企業がオフィスの縮小を進めるのであればREIT価格低迷の可能性が全くないわけではありませんが、しかし長期的に見ればビジネスの東京一極集中の流れは止まらないでしょうし、コロナ禍についてもいつかは収束するのだとすればオフィス需要も徐々に回復していくものと思います。
さらには日銀が金融緩和政策の一環として定期的にREITに投資していることも安心材料と言えるかもしれません。
要するに今はREITの「買い場」だと思うのですけれどどうなのでしょうね?少なくともゼロがいくつも並ぶような定期預金よりは高いリターンが期待できそうです。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」を取り上げました。このような金利になっています。
■東京スター銀行「インターネット限定:スターワン円定期預金プラス」
・6ヶ月:0.25%
もともとが0.10%とまずまずの金利でしたが、それを0.25%に引き上げてきたのですね!素晴らしい。
なおこちらの金利アップはキャンペーンではありませんので終了時期は明確になっていませんが、1月や2月になれば終了すると思いますのでご検討の方はお早めにどうぞ。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.4」。かなり高い評価ですね。
金利水準だけでなく手数料無料サービスの魅力も評価されたのかもしれません。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月8日まで。
>>>東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1032
前回のコラム:「東京スター銀行:円定期6ヶ月0.25%」
今回は新生銀行のパワーダイレクト円定期預金を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。
とは言いつつ本日の長期金利は「0.020%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。株価も全体的には上昇基調ですし、このまま金利は0%前後の水準を維持するのかもしれません。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして11月となり、冬のボーナスシーズンに向けて新たな定期預金キャンペーンが期待されるところですが、すでに高水準の金利を提供している銀行にも注目ですね。
そんな銀行の1つが新生銀行です。
新生銀行のパワーダイレクト円定期預金はインターネット専用、預入金額30万円以上となりますが、以下のような金利となっています。
■新生銀行「パワーダイレクト円定期預金30」
・3年:0.15%
・5年:0.30%
3年ものも決して金利は低くありませんが、5年ものは0.30%の高水準ですね!現在の金利環境を考えると「出血大サービス」の水準であるのは間違いありません。
上記の通り長期金利は0.02%ですからね・・・。
期限があるキャンペーンでないのも使いやすそうです。
なお、新生銀行では2週間で満期となる「2週間満期預金」も提供しています。気になる金利はこのようになっています。
■新生銀行「2週間満期預金」
・2週間:0.03%
0.03%ということで残念ながら金利メリットは少ないですが、新生銀行は残高別の優遇制度を提供していて、この2週間満期預金に100万円以上預けると自動的に「新生ゴールド」というステータスとなり、以下のような優遇が受けられます。
・他行あてネット振込手数料 : 月5回無料
・円定期の金利優遇
・外貨為替手数料優遇
・住宅ローン優遇
分かりやすいのはネット振込み手数料無料ですが、現状の金利水準を踏まえると手数料無料メリットの方が利息のメリットよりはるかに大きそうです。
一応、計算すると、他行宛て振込みの手数料が通常300円だとして、月5回無料というのは月1,500円。年18,000円。元本が100万円とすると、税引き前金利に換算すれば「年2.25%」相当の利回りということになりますね。
加えて「新生ゴールド」となると、コンビニのATM手数料が何度でも無料ですしね。こういった点も参考にしてみてはいかがでしょうか。
ここで主要な銀行の5年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■5年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・新生銀行 0.30%
・オリックス銀行 0.28%
・SBJ銀行 0.20%
・あおぞら銀行 0.15% ※BANK支店
・auじぶん銀行 0.03%
・東京スター銀行 0.02%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・ソニー銀行 0.02%
・楽天銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.002%
やはり、新生銀行は好条件ですね。
ではこの、3年0.15%・5年0.30%となる新生銀行のパワーダイレクト円定期預金。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・金利水準に加え、口座サービスの内容も勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は12月14日まで。
>>>新生銀行の円定期預金について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】3年0.15%・5年0.30%となる新生銀行のパワーダイレクト円定期預金。あなたの評価は?(投票は12月14日まで)
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