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イオン銀行:利回りの達人5年0.20%

執筆者: ginko (2021-03-06)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「イオン銀行:利回りの達人5年0.20%」です。

今日の長期金利は前日の0.135%から0.080%へと割と大きく動きましたが、その理由は日銀の黒田総裁が国会で長期金利の変動幅の拡大について「必要とも適当とも思っていない」と述べたからですね。

日銀の本心としてはどこかで変動幅を拡大したいのでしょうけれど、とりあえず今のところは金利上昇リスクを抑えたいということなのでしょう。

しかしそうなってくると日米の金利差はますます拡大し、円安ドル高が進むものと思います。こうした動きを投資のチャンスにうまく捉えたいものですね。

筆者はすでにもうほぼほぼフルインベストメントなので投資余力はありませんが・・・。



※ドル円相場

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.16%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.05% → 延長された場合10年目/0.60%


この2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.16%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.195%」ということで・・・つまり見た目と異なり両者の金利設定にあまり差はないということですね。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.9」。最低が1つ★なのでかなり低い評価ですね。

金利水準を考えればこんなものかもしれませんが。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は3月27日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1126

前回のコラム:「住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ0.16%」

今回はイオン銀行の金銭信託「利回りの達人」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がりました。

とは言いつつ本日の長期金利は「0.080%」となっており、上記の通り昨日と比べると割と下がったものの、アフターコロナを見据えだいぶ上昇してきました。定期預金顧客としては更なる金利上昇に期待したいと思います。

さて3月は定期預金キャンペーンとしては「閑散期」となっているわけですが、そうした中では通常の銀行預金以外の金融商品の利用を検討しても良いかもしれません。

そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、今回取り上げるイオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」です。

これまで何度かご説明しましたが、金銭信託は以前は(と言っても30年くらい前かもしれませんが)それなりにメジャーな商品で、金銭信託が扱える各信託銀行がそこそこ力を入れて販売していました。新聞でも広告をよく見かけましたしね。

その魅力はなんと言っても定期預金と比べて高金利という点にあったわけですが、世の中の金利低下が進み、さらに各銀行で「預金余り」が目立つようになるにつれ徐々に信託商品と定期預金との金利差が縮小し、優位性が薄れ、販売量が減り、現時点ではほぼフェードアウトしている商品です。

そのようにレトロな響きのある金銭信託ですが、商品性はというと銀行が販売してきたことからも分かる通り、極めて定期預金に近い商品です。利率=予定配当率に基づき、満期の時点でほぼ間違いなく、元本と利息が戻ってきます。

とは言いつつ仕組みとしては「固定金利の投資信託」という感じですかね?社債やMMFに近いと言ってもいいかもしれません。つまりは厳密に言うと元本保証ではなく、預金保険の対象とはならず、また中途解約の取り扱いも銀行によって異なります。

デメリットの分、定期預金と比べれば金利がよくなる構造にあると言えます。

すっかりマイナー商品となってしまった金銭信託ですが、今回のイオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」の気になる条件はと言うと・・・

■イオン銀行/実績配当型合同運用指定金銭信託 愛称:利回りの賢人

・信託期間 : 1年、3年、5年
・受託 : 三菱UFJ信託銀行株式会社
・募集期間 : 2021年3月22日(月)~2021年5月24日(月) ※募集総額に達し次第、締め切り。
・募集総額 : 200億円(最低募集金額:100億円)
・申込単位 : 10万円以上1円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可

ということになっています。募集開始は3月22日から。受託は三菱UFJ信託銀行ということですね。そして予定配当率はこうです。

・1年 : 0.12%
・3年 : 0.15%
・5年 : 0.20%


0.1%を上回っているわけでまずまずの水準です。

次に、この商品のリスクですがサイトを見るとこのように説明されています。

・マザーファンドを通じて主としてA格以上が付与された住宅ローン債権等の金銭債権を裏付けとする金銭債権信託の信託受益権等で運用されます。

格以上の格付の債権に投資するのであれば、そのリスクはかなり低そうです。お得な定期預金が見当たらないという方は検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに同じく金銭信託を販売している新生銀行の場合は、投資金額によって変わってくるものの1年最大0.28%、3年最大0.30%となっています。



比較検討してみてもいいかもしれませんね。

>>>新生銀行の「新生パワートラスト(金銭信託)」について詳しくはこちらから

ではこの、1年0.12%、5年0.20%となる、イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスク内容からすると悪くない金利水準であることを考慮して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は4月6日まで。

>>>イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】1年0.12%、5年0.20%となる、イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」。あなたの評価は?(投票は4月6日まで)  >>>投票はこちら

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