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SBI証券:SBI債2年0.60%

執筆者: ginko (2021-05-08)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:SBI債2年0.60%」です。

日経新聞の記事によれば「法人税を引き下げると投資が活発になって逆に税収が増える法人税のパラドクスへの期待が薄れている」とのことですね。引用するとこういうことのようです。

・英国は30%だった税率を19%まで引き下げた半面、企業の総資産に占める企業貯蓄の比率は5%未満から10%超まで上昇した。追随した日本も税率引き下げ後に企業貯蓄が増えた。逆にトランプ前政権が減税するまで35%の税率を維持した米国は企業貯蓄が減少した。

・経済協力開発機構加盟国の法人税率の平均は00年の32.2%から19年には23%台に下がった。他方で国内総生産に占める法人税収の割合は3%前後で目立った伸びは見られなかった。税率上げに動いた英米は、この比率が20年間で約1ポイント下がった。

興味深いです・・・これまでは「減税=善」みたいな考え方があったように思いますが、世の中にお金を回していくためにはむしろ増税した方がいいということですね。

まぁ確かに以前は「どうせ税金に取られるのだから使う」みたいな考え方が割とあったような気がします。

そして法人税もそうなら個人に対する税金も同じことが言えるわけで、今後は「増税」がトレンドになってくるのかもしれません。政治は常に進化し続けていくというわけですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」を取り上げました。具体的な金利水準はこうなっています。

■東京スター銀行「スターワン円定期預金プラス」

・6ヶ月 : 0.25% ※インターネット限定

・1年 : 0.15%~0.25%  ※店頭・電話限定、300万円以上
・3年 : 0.15%~0.25%  ※店頭・電話限定、300万円以上
・5年 : 0.15%~0.25%  ※店頭・電話限定、300万円以上

いずれも最大0.25%高水準ですね。

ちなみに「店頭・電話限定0.15%~0.25%」の条件はこのようになっています。

<0.15%の条件>

条件なし

<0.25%の条件>

・新規口座開設
・給与振込口座に指定
・年金受給口座に指定
・外貨預金および投資信託を合計500万円以上保有
・ローン商品(無担保ローンを除く)を保有

0.15%については無条件になっていますね。素晴らしい。

とは言いつつインターネットの方では無条件で6ヶ月0.25%が提供されていますのでそれで十分かもしれませんが。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.1」。最高が5つ★なので高い評価ですね。

今の金利水準からすれば最高レベルなので当然な気もします。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月24日まで。

>>>東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1171

前回のコラム:「東京スター銀行:円定期預金プラス最大0.25%」

今回はSBI証券のSBI債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。

本日の長期金利も「0.080%」と落ち着いて推移しています。金利が本格的に上昇するのはまだまだ先ですね・・・。

さて本題に戻りまして、時期的には5月ということで定期預金キャンペーンについては「閑散期」ですが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。

そうした場合に候補になりそうなのでが、SBI証券SBI債です。要はSBI証券の発行する社債です。

社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このSBI債の金利はと言うとこうなっております。

■SBI証券:第41回SBI債

・2年:0.60%


期間2年で0.60%ということですから高金利ですね!

また、2年後にSBI証券の経営が傾いてしまっている可能性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。

もちろん、超優良企業から一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースは0ではありませんし、特に相対的にリスクの大きい金融機関はそういった「突然死」の可能性があります。

過剰に怖がる必要はありませんが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。SBI証券の格付けもR&Iの評価で「BBB+」ということですから、投資できるギリギリの水準であるという認識も必要です。

とは言いながら、この金利はやはり相場よりは高いとは思います。

加えて今回も「先着順」というのも良いですね!買いたい方はお急ぎください。

残念ながら興味はあるけれども間に合わないという方は、口座を開設し、購入用の資金を準備した上で「次回」を待っていただければと思います。

ちなみにSBI証券の業績はどうなっているかと言うと、2020年3月期決算は229億円の黒字決算となっています!巨額ですね。

引き続き着実に利益を稼いでこのSBI債のような形で顧客還元が図られることを祈りたいと思います。

ではこの、SBI証券の発行する社債である2年0.60%の「SBI債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが、高金利であることを勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。先着順というのもいいです。投票は6月8日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】SBI証券の発行する社債である2年0.60%の「SBI債」。あなたの評価は?(投票は6月8日まで)  >>>投票はこちら

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