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SBI証券:ソフトバンクG社債2.4%

執筆者: ginko (2021-09-11)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG社債2.4%」です。

最近ほとんど動きがなかった銀行業界ですが、SBIが新生銀行にTOBを仕掛け、俄かにあわただしくなってきました。

とは言え、SBIが新生銀行の株を買占め始めたのは随分前からですし、その割には新生銀行は証券ビジネスの提携先としてマネックス証券を選んだわけですから、最終的にこのように敵対するのは当然だったと言えそうです。

どのような結果になるのかは分かりませんが、ただ、新生銀行を「地銀の中央銀行にする」というSBIのアイデアは、言葉は明瞭ではあるものの意味はよく分かりません。「地銀にできなくて新生銀行にできること」がそれほどたくさんあるとは思えませんし、これまで独立して運営されてきた地方銀行が、わざわざ自行内の組織を切り捨てて、その機能を他の銀行にアウトソースするとも思えないからです。

それより銀行機能がないマネックス証券が新生銀行を買収した方が遥かに補完性があるように思いますがいかがでしょうか?

預金者から見れば、新生銀行がSBIに買収されれば、リテール機能は縮小され、系列の住信SBIネット銀行に集約されるのでしょうから、あまり良いことはなさそうです。

その点でも新生銀行がマネックス証券に買収され、独立した銀行として生き延びてくれるプランを支持したいと思います。マネックス証券の対応に注目ですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBJ銀行の「SOL×ぐでたまサンキューキャンペーン」を取り上げました。金利はこのようになっています。

■SBJ銀行「SOL×ぐでたまサンキューキャンペーン第3弾」

・1年:0.12%→0.25%
・2年:0.15%→0.30%
・3年:0.15%→0.35%
・5年:0.20%
0.35%

どの金利も引き上げ、かなりの好金利ですね!

今回は新規客・既存客の違いなく、みんながこの金利を享受できるというのも注目です。

キャンペーン期間は2月9日までという超ロングランですが、途中で終了する気もします。気になった方は早めに申し込みください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.4」。真ん中が3つ★なのでそこそこの評価です。

金利水準を考慮すればもう少し評価が高くても良さそうですが・・・。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は10月4日まで。

>>>SBJ銀行の「SOL×ぐでたまサンキューキャンペーン」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1260

前回のコラム:「SBJ銀行:円定期1年0.25%、3年0.35%」

今回はSBI証券のソフトバンクグループ社債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。

本日の長期金利も「0.040%」と低水準です・・・金利が本格的に上昇するのはまだまだ先ですね。

さて本題に戻りまして9月は夏の定期預金キャンペーンが終わったばっかりで、つまりは「閑散期」ということですが、そうした時に候補に上がってくるのが「定期預金以外の運用商品を探してみる」ということかもしれません。

そうした預金者の方の検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。

社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。

2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。

このソフトバンクグループ社債は「無担保」ということですから尚更ですね。

さらに今回の社債は

・期限前償還条項

となっており、仮にソフトバンクグループ社が破綻した場合、他の債券に対して劣後し、返済の順番が「後回し」になるということです。場合によっては1円も返ってきません。後回しですからね。

つまりは投資家に対して「不利」なわけで、逆に言えばその分だけ金利が高いということです。

ではこのSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債

・商品名:ソフトバンクグループ株式会社 第3回無担保社債(劣後特約付)
・満期償還日:2028/9/29
・期間:約7年
・利率:年2.40%

期間7年で上記のようなリスクは考慮しないといけないものの金利は2.40%ということで破格です。

ただソフトバンクグループ社の格付けはJCRという日本の格付け機関ですら「BBB+」と低いです。リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。

ちなみにこの社債の発行額は4,500億円ですので少なくとも販売初日に売り切れてしまうことはないと思いますが、どうしても購入したい方は早めに申し込まれることをお勧めしたいと思います。販売期間は「9/13(月)12:00 ~ 9/29(水)14:00」ですね。

ではこの、期間が約7年で金利が2.4%の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債(劣後特約付)。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスクがありつつも好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。甘いです。アンケートの投票は10月11日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】期間が約7年で金利が2.4%の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債(劣後特約付)。あなたの評価は?(投票は10月11日まで)  >>>投票はこちら

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