執筆者: ginko (2022-01-29)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:普通預金0.10%→0.04%」です。
オミクロン株の流行によって爆発的にコロナ感染者が増えていますが、一方で重症者数や死者数は低水準で推移しています。もちろん重症者も死者もゼロである方が良いに決まっていますが、風邪やインフルエンザなどの在来の病気でも重症者や死者は発生するわけで、この世から病気がなくならない以上、ある程度のリスクは許容せざるを得ません。
そう考えるとこの毒性の低いオミクロン株は「ウィズコロナ」政策へのターニングポイントとなり得ますね。
具体的にはこれまでの全員一律の人流抑制から、リスクの高い人に対する行動制限へと転換すべきな気がします。死亡率を見ると60歳以上、特に70歳以上が突出しているわけですから、高齢者にはステイホームを促す一方、60歳未満に対しては「インフル並み」の対応でいいのではないですかね?
つまり感染者が出れば自宅療養・学級閉鎖・テレワークで対応していくということです。
言い換えれば緊急事態や蔓延防止などの「全体にかける網」は極力やめていくということですね。
人流抑制で流行を抑えれば抑えるほど、ピークアウトまでに時間がかかってしまうという問題点もありますしね。
とっととピークアウトさせ、経済を正常化させていく。
ついでに言うと水際対策ももはや全く意味はありません。無駄な政策アピールはやめて実態に即した感染対策を期待したいところです。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券のソフトバンクグループ社債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債
・商品名:ソフトバンクグループ株式会社 第5回無担保社債(劣後特約付)
・満期償還日:2029/2/2
・期間:約7年
・利率:年2.48%
期間7年で上記のようなリスクは考慮しないといけないものの金利は2.48%ということで破格です。
ただソフトバンクグループ社の格付けはJCRという日本の格付け機関ですら「BBB+」と低いです。リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.6」。真ん中が3つ★なので今一つな評価です。
金利水準を考えるともう少し高い評価でも良い気がしますが、信用力が気になるということなのでしょう。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月22日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1374
前回のコラム:「SBI証券:ソフトバンクG社債2.48%」
今回は楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。
本日の長期金利も「0.165%」と以前に比べれば跳ね上がりましたが、しかし低水準です。
いつか異次元緩和が解除され金利が上昇することを祈りたいと思います。
さて本題に戻りまして、1月も末日が近づき定期預金キャンペーンとしては「閑散期」に入っていくわけですが、そうした時に候補に上がってくるのが「期間の短い預金でしばらく様子を見る」という戦略かもしれません。
しばらく普通預金か何かに預けておいて、もう少し良い金利の定期預金が出てくるのを待つということですね。
そうした方にお勧めできる預金の1つが、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスであるマネーブリッジです。
マネーブリッジとは、上記の通り楽天銀行の普通預金と楽天証券の口座をつなぐサービスで、ワンクリックで口座間の送金ができるなど利便性を高めているわけですが、最大の特徴はといえば普通預金の金利優遇ですね。
楽天銀行と楽天証券の口座を開設し、マネーブリッジに申し込むだけで、楽天銀行の普通預金金利が優遇されます。気になる優遇金利はと言えば・・・
■楽天銀行/マネーブリッジ普通預金金利優遇
・普通預金:0.10%
0.10%ということで普通預金としては高水準ですね!マイナス金利発動以降、各銀行が金利を引き下げた中でもこれまでの金利水準を維持している点も魅力と言えるかもしれません。
普通預金ですから、とりあえず資金を口座に放り込んでおけば勝手に利息がつくという手軽さも魅力と言えそうです。
さらに楽天証券の口座を持っていない人がエントリーの上口座開設すると1,000円がもらえるようですので良い機会となりそうです。
また、楽天銀行は「ハッピープログラム」によって例えば残高10万円以上あればATM手数料や振り込み手数料が月1回無料になるようですので、仮に引き出さないといけない際も利息が手数料で吹き飛ぶということは避けられます。
・・・と前向きに評価してきたマネーブリッジですが、残念ながら2022年4月から改悪が行われるようでこうなります。
■楽天銀行/マネーブリッジ普通預金金利優遇(2022年4月から)
・300万円以下の部分/0.10%
・300万円超の部分 /0.04%
つまり、300万円を超える部分については金利が下がってしまうということです。
この改悪がどれだけ影響が出るのかは分かりませんが、ただ「口座開設に時間がかかっています」と案内している銀行が散見されますので、楽天銀行の口座数は多いだけにそれなりの影響が出ていそうですね。
ここで最近の1ヵ月未満の預金の金利をまとめるとこんな感じです。
■普通預金~2週間預金金利比較
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店限定
・GMOあおぞらネット銀行 0.11% ※証券コネクト口座
・楽天銀行 0.10% ※残高300万円まで、楽天証券との共同口座
・東京スター銀行 0.10% ※給与受取の場合
・SBJ銀行 0.10% ※普通預金プラス
・SBJ銀行 0.10% ※1週間満期
・イオン銀行 0.10% ※Myステージシルバー、ゴールド
・イオン銀行 0.10% ※Myステージプラチナ
・オリックス銀行 0.07% ※2週間満期
・東京スター銀行 0.05% ※1週間満期
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・住信SBIネット銀行 0.01% ※SBI証券との共同口座
・PayPay銀行 0.01%
・ソニー銀行 0.001%
・三菱UFJ銀行 0.001%
300万円までは確かに高水準ではあるのですが。
ではこの、普通預金金利が残高300万円まで0.10%、300万円超は0.04%に変更された楽天銀行の「マネーブリッジ 普通預金金利優遇」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」としておきます。それでもメガバンクに比べればはるかに高金利ですからね。投票は2月28日まで。
>>>楽天銀行の「マネーブリッジ
普通預金金利優遇」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】普通預金金利が残高300万円まで0.10%、300万円超は0.04%に変更された楽天銀行の「マネーブリッジ
普通預金金利優遇」。あなたの評価は?(投票は2月28日まで) >>>投票はこちら
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