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SBI証券:Zホールディングス債5年0.76%

執筆者: ginko (2022-09-17)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:Zホールディングス債5年0.76%」です。

先日のコラムで、政府が早くインバウンド規制を緩和し、外国人観光客の獲得に乗りだすことを期待すると述べました。歴史的な円安ですからね。歴史的なチャンスです。

そうした期待感に呼応するように、早速、インバウンド規制の緩和が発表されていますね。

個人旅行も解禁し、ビザも解禁し、ほぼ満点の緩和ですね!

まだ「ワクチン3回」の制限は残るようですが、まぁこれもそのうち緩和していくしかないのでしょう。それでコロナにかかればもう自己責任です。

他の人にうつしてしまうところがウイルスの厄介なところではありますが・・・。

いずれにしても円安メリットが早く経済効果として実感できるようになることを期待したいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の楽天エクステ預金を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・

■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」

・10年タイプ : 0.002

・15年タイプ : 0.230%

10年タイプは相変わらずめちゃくちゃ低金利ですね・・・仮にそれぞれ満期まで運用できたとして元本を100万円とすると利息はそれぞれ

・10年タイプ : 10年で160円
・15年タイプ : 15年で2万7,450円

ということで少なくとも10年タイプについては、この金利で運用したいと思う人は皆無なのではないかと思います。上記の通り途中で解約できませんからね!

他方で15年タイプはそれなりの利率であることから、15年で見ればそれなりに利息らしい利息が出てくることが分かります。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「1.9」。最低が1つ★ですからめちゃ低い評価ですね。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は10月11日まで。

>>>楽天銀行の楽天エクステ預金について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1534

前回のコラム:「楽天銀行:エクステ15年0.23%」

今回はSBI証券が取り扱うZホールディングス債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。

本日の長期金利も「0.250%」と再び上昇し上限に達しましたが、やはり低水準です。

いつか異次元緩和が解除され金利が上昇することを祈りたいと思います。

さて本題に戻りまして、時期的には9月ということで定期預金キャンペーンについては「閑散期」に入りつつありますが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。

そうした場合に候補になりそうなのでが、SBI証券が取り扱うZホールディングス債です。要はZホールディングス社の発行する社債です。時節的には「Z」というのはあまり良いイメージはありませんが・・・。

それはともかく、社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このZホールディングス債の金利はと言うとこうなっております。

■SBI証券:Zホールディングス株式会社 第23回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

・5年:0.76%


期間5年で0.76%ということですからまずまずの金利ですね。

また、5年後にZホールディングス社の経営が傾いてしまっている可能性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。

もちろん、超優良企業から一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースは0ではありません。過剰に怖がる必要はありませんが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。

ただZホールディングス社の格付けはR&Iの評価で「A+」ということですから、信用力は相当高いとは言えそうです。

そう考えると、この金利はそれなりに魅力的だと思います。発行額も500億円ですから、瞬間的に売り切れることはなさそう・・・と思いましたが、12日に募集を開始して17日現在、早速売り切れていますね。あらら。

買い逃した方はSBI証券の口座開設を済ませ、次回に備えてください。

ではこの、SBI証券が取り扱う5年0.76%の「Zホールディングス社債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが、まずまずの金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は10月17日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】SBI証券が取り扱う5年0.76%の「Zホールディングス社債」。あなたの評価は?(投票は10月17日まで)  >>>投票はこちら

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