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銀行キャンペーンを斬る!

楽天証券:JICA債0.517%

執筆者: ginko (2023-01-15)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:JICA債0.517%」です。

デフレが続き、モノの値段は永遠に上がらないのかもと言う錯覚さえ覚えそうな日々が長らく続いた日本ですが、世界的なインフレの影響でようやくモノの値段が上がり始めましたね。

ニュースでも連日、値上げの報道が続き、実際に買い物をしていても10円・100円単位で値上がりしているのを実感します。

しかし人間は環境に適応するもので、個人的にはこの値上げの動きに徐々に慣れてきました。世の中も同様であれば、いよいよアベノミクスが目指してきた「デフレからの脱却」が実現することになります。

だとすると問題は、いつこうしたインフレの動きが個々の給与に反映されていくのかという点ですね。

日経新聞によれば、このような環境下でも、少なくとも上場企業の利益は増加しているようです。政府も企業に働きかけているようですし、賃上げの機運が高まっていくことを期待したいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、UI銀行の「金利UPキャンペーン」を取り上げました。こういった内容となっています。

■UI銀行「金利UPキャンペーン」

・1年:0.30%
・2年:0.30%

1年もの2年ものもどちらも0.30%ということで、今の金利状況の中では破格の金利ですね!すばらしい。

キャンペーンは3月31日までとなっていますのでご注意ください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.6」!最高が5つ★ですからめちゃめちゃ高いです。

金利が0.3%に乗るとここまで評価が上がるのですね。興味深いです。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月7日まで。

>>>UI銀行について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1632

前回のコラム:「UI銀行:円定期1年0.30%、2年0.30%」

今回は楽天証券が取り扱うJICA債」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。

とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。

本日の長期金利も「0.500%」と言う事で早くも新しい上限に達していますからね。

さて本題に戻りまして、時期的には1月中旬ということで定期預金キャンペーンについては終盤となっていますが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。

候補になりそうな商品の1つが、楽天証券が取り扱うJICA債です。要は国際協力機構(JICA)が発行する債券です。

公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この国際協力機構(JICA)債の金利はと言うとこうなっております。

■楽天証券:第71回国際協力機構債券(JICA債)

・5年:0.517%


期間5年で0.517%と言うことですから、これまでの感覚すればかなり良い利回りですね。

また、5年後に国際協力機構(JICA)が返済不能になっている可能性はゼロだと思いますから、その点でも魅力的ですね。

実際のところ、国際協力機構(JICA)の格付けはR&Iの評価で「AA+」。信用力はめちゃめちゃ高いです。

そう考えると、この金利はそれなりに魅力的だと思います。発行額はいくらなのでしょうね?あっと言う間に売り切れそうです。

最高レベルの信用力でありながら、この金利というのは・・・やはり上記の通り、先月に日銀が実質的に「利上げ」を行った影響でしょうね。 インフレと一緒に金利も徐々に戻って来たと言う事なのかもしれません。

募集期間は1月16日(月)9時~2月2日(木)14時30分となっていますので気になる方はチェックしてみてください。

ではこの、楽天証券が取り扱う5年0.517%の「国際協力機構(JICA)債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は2月15日まで。

>>>楽天証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】楽天証券が取り扱う5年0.517%の「国際協力機構(JICA)債」。あなたの評価は?(投票は2月15日まで)  >>>投票はこちら

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