執筆者: ginko (2023-01-28)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:楽天モバイル債3.30%」です。
新型コロナが5月8日から、感染症法上「5類」に引き下げられるということで、いよいよ「インフル並み」ということになりましたね。3年と半年。長いのか短いのかは分かりませんが、急激な変化を避けたとても「日本らしい」危機管理だと思います。
これが良かったのかどうかはまたどこかで誰かが検証するのでしょう。
お隣の中国では、厳格なゼロコロナ政策を一気にウィズコロナに転向したわけですが、すでに半分以上の人が感染したという分析もあります。この無茶なやり方もまた、ある意味「中国らしい」と思います。
いずれにしても経済にはもちろんプラスなわけで、人の移動が活発化し、コロナ不況業種が復活してくることを祈っています。
インバウンド復活にはまだもう少し時間がかかりそうですが。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天証券が取り扱う日産自動車社債「サクラ債」を取り上げました。
■楽天証券:日産自動車株式会社第66回無担保社債
・3年:1.015%
期間3年で1.015%と言うことですから、かなり良い利回りですね!
また、3年後に日産自動車が返済不能になっている可能性はかなり低いと思いますから、その点でも魅力的ですね。
実際のところ、日産自動車の格付けはR&Iの評価で「A」。信用力は高いです。
募集期間は1月23日(月)0時~2月3日(金)14時30分となっていますので気になる方はチェックしてみてください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.2」!最高が5つ★ですからかなり良い結果です。
利回りが1%超えですからね!当然かもしれません。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月22日まで。
>>>楽天証券の口座開設はこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1642
前回のコラム:「楽天証券:日産自動車サクラ債1.015%」
今回は楽天証券が取り扱う楽天グループ「楽天モバイル債」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。
とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。
本日の長期金利も「0.475%」と言う事で新しい上限に近づいています。
さて本題に戻りまして、時期的には1月中旬ということで定期預金キャンペーンについては終盤となっていますが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。
候補になりそうな商品の1つが、楽天証券が取り扱う楽天モバイル債です。要は楽天グループが発行する債券です。
公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この楽天モバイル債の金利はと言うとこうなっております。
■楽天証券:楽天グループ株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
・2年:3.3%
期間2年で3.3%と言うことですから、めちゃくちゃ高い利回りですね!
とは言え、高い利回りには当然理由があるわけで、2年後に楽天グループが返済不能になっている可能性はゼロではありません。
JCRの格付けは「A」ですがそんなに高かったでしたっけ?というわけで、より信頼できるS&Pの格付けをチェックしたら「BB」。つまりは「投資不適格」だということです。
実際、楽天グループの2022年12月期第3四半期の連結業績は累計で-2,605億円の巨額赤字です。前年同期は-1,052億円ですから赤字幅が大きく増加している点も気になるところです。
つまりは2年後に状況がより深刻になっている可能性もあるわけで、そうしたリスクを十分考慮した上で購入の是非を検討してもらえればと思います。
募集期間は1月30日(月)0時~2月9日(金)14時30分となっていますので気になる方はチェックしてみてください。
ではこの、楽天証券が取り扱う2年3.3%の「楽天モバイル債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」としておきます。投票は2月28日まで。
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【読者アンケート】楽天証券が取り扱う2年3.3%の「楽天モバイル債」。あなたの評価は?(投票は2月28日まで)
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