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SBI証券:三井住友FG社債10年約1.7%

執筆者: ginko (2023-02-18)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:三井住友FG社債10年約1.7%」です。

目下、世界的かつ歴史的なインフレの波が日本にもやってきているわけですが、その原因はコロナ禍による供給制限と、ウクライナ危機による資源高です。

つまりはコストプッシュ型の「悪いインフレ」ということで、これが賃金アップを伴う「良いインフレ」に変わっていくのか、変えられるのかどうかというのが政府・日銀と経済界の課題と言えます。

今朝の日経新聞によれば、三菱UFJ銀行労組が、31年ぶりの高水準となる賃上げ5.5%を要求するとのことです。

今のインフレ率からすれば十分な賃上げ水準だと思いますが、インフレに伴い金利が上昇するとすれば真っ先に恩恵を受けるのは銀行でしょうから、合理性はありますね。

賃金上昇の波がやってくることを期待したいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI新生銀行のパワーダイレクト円定期預金を取り上げました。気になる金利はと言うと・・・

■SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金」

・6ヶ月 : 0.10%

・1年 : 0.10%
・3年 : 0.15%
・5年 : 0.25%

毎月注力している期間を変えている気もしなくはないですが、今月注力しているのは5年もののようで、5年0.25%トップクラスの金利水準ですね。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.1」。真ん中が3つ★ですからほぼ真ん中の評価です。

1年ものが0.1%だとこれくらいの評価になるんですかね。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は3月12日まで。

>>>SBI新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1656

前回のコラム:「SBI新生銀行:円定期5年0.25%」

今回はSBI証券が取り扱う三井住友フィナンシャルグループ無担保社債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。

とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。

本日の長期金利も「0.500%」という事で早速新しい上限に達しています。

さてそうは言いつつ、なかなか定期預金金利が上昇しない中で、高金利での運用を求めている人にとって、検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱う三井住友フィナンシャルグループ無担保社債です。

社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。

2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。

この三井住友フィナンシャルグループ無担保社債は「無担保」かつ「実質破綻時免除特約」かつ「劣後特約」付ということですから尚更ですね。簡単に言えば、三井住友フィナンシャルグループ経営破綻した場合にお金が取り戻せる可能性がほぼゼロだということです。

その点では株式に近い性格の社債ということになりますが、逆に言えばその分だけ金利が高いということです。

ではこのSBI証券が取り扱う三井住友フィナンシャルグループ無担保社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、三井住友フィナンシャルグループ無担保社債

・商品名:株式会社三井住友フィナンシャルグループ 第16回無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)
・満期償還日:2033/3/16
・期間:約10年
・利率:(仮条件)年1.400%~年2.000%

まだ条件決定前なので仮条件ですが、ちょうど真ん中あたりで決まるとすると期間10年で約1.7%ということになります。高利回りですね!

三井住友フィナンシャルグループの格付けもJCRで「A+」となっており安心できます。

ちなみにネットで検索するとこのようになっており、SBI証券の紹介記事が間違っているのかもしれません。

・Moody's:A1
・S&P:A-
・Fitch:A-
・R&I:A+
・JCR:AA-

いずれにしても結論としては信用力は相当高いということです。実質的に三井住友銀行なわけですから当然ですね。

ちなみにこの社債の販売期間は「3/2(木)12:00~3/15(水)14:00」となっていますがすぐに売り切れそうです。お早目にご検討ください。

ではこの、期間が約10年で金利が約1.7%の、SBI証券が取り扱う三井住友フィナンシャルグループ無担保社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスクがありつつも好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。アンケートの投票は3月18日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、三井住友フィナンシャルグループ無担保社債について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】期間が約10年で金利が約1.7%の、SBI証券が取り扱う三井住友フィナンシャルグループ無担保社債。あなたの評価は?(投票は3月18日まで)  >>>投票はこちら

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