ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「イオン銀行:イオンFS金銭信託3年0.20%」です。
世界的なインフレで何もかもが高く、電気代もこれから3割以上値上げでお先真っ暗・・・というのが世の中の感覚かと思いますが、ただ実際には資源価格などはウクライナ侵攻による混乱も落ち着き、インフレどころか、もはやデフレの状態ですね。
日経新聞でもオーストラリア産の石炭が急落し、もはやウクライナ侵攻前の水準に戻ったと報道されていました。
とすると今後、物価はどんどん下がっていくはず・・・と期待されますが、ただ一向に改善される気配がないのが、人手不足です。コロナ禍で完全にリタイアしてしまった人が多いのかどうかは分かりませんが、こちらも世界的な課題ですね。
実際のところ、インフレの焦点が、資源からサービスに移りつつあるのもそうした点が背景にありそうです。
と言うと何かネガティブに響きますが、ポジティブに考えれば人件費が上昇する可能性が高いということですね。賃上げを伴うインフレであれば何も問題ないという考え方もできます。
「悪いインフレ」から「良いインフレ」に転換できるでしょうか。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱うソフトバンクみらい創出ボンドを取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンク株式会社無担保社債
・商品名:ソフトバンク株式会社 第19回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(愛称:ソフトバンクみらい創出ボンド)
・満期償還日:2028/3/10
・期間:5年
・利率:年0.98%
期間5年で0.98%ということですから高利回りですね!格付けはこのようになっています。
・ソフトバンク株式会社:A+(R&I)
投資適格なので安心感があります。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.7」。真ん中が3つ★ですからまずまず良い評価です。
5年で1%近い利回りは魅力的ということことなのでしょう。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は3月25日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンク株式会社無担保社債「ソフトバンクみらい創出ボンド」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1666
前回のコラム:「SBI証券:ソフトバンク社債5年0.98%」
今回はイオン銀行が取り扱う金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社 第1号」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。
とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。
本日の長期金利も「0.500%」という事で早速新しい上限に達しています。
さて本題に戻りまして3月は定期預金キャンペーンとしては「閑散期」となっているわけですが、そうした中では通常の銀行預金以外の金融商品の利用を検討しても良いかもしれません。
そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、今回取り上げるイオン銀行の金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社
第1号」です。
これまで何度かご説明しましたが、金銭信託は以前は(と言っても30年くらい前かもしれませんが)それなりにメジャーな商品で、金銭信託が扱える各信託銀行がそこそこ力を入れて販売していました。新聞でも広告をよく見かけましたしね。
その魅力はなんと言っても定期預金と比べて高金利という点にあったわけですが、世の中の金利低下が進み、さらに各銀行で「預金余り」が目立つようになるにつれ徐々に信託商品と定期預金との金利差が縮小し、優位性が薄れ、販売量が減り、現時点ではほぼフェードアウトしている商品です。
そのようにレトロな響きのある金銭信託ですが、商品性はというと銀行が販売してきたことからも分かる通り、極めて定期預金に近い商品です。利率=予定配当率に基づき、満期の時点でほぼ間違いなく、元本と利息が戻ってきます。
とは言いつつ仕組みとしては「固定金利の投資信託」という感じですかね?社債やMMFに近いと言ってもいいかもしれません。つまりは厳密に言うと元本保証ではなく、預金保険の対象とはならず、また中途解約の取り扱いも銀行によって異なります。
デメリットの分、定期預金と比べれば金利がよくなる構造にあると言えます。
すっかりマイナー商品となってしまった金銭信託ですが、今回のイオン銀行の金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社
第1号」の気になる条件はと言うと・・・
■イオン銀行/金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社 第1号」
・信託期間 : 3年
・受託 : 三菱UFJ信託銀行株式会社
・募集期間 : 2023年1月30日(月)~2023年3月10日(金) ※募集総額に達し次第、締め切り。
・募集総額 : 150億円
・申込単位 : 10万円以上1円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可
ということになっています。前回のイオン銀行の金銭信託の募集額は150億円でしたが、今回も同じです。予定配当率はこうです。
・3年 : 1,000万円未満の場合、0.20%
・3年 : 1,000万円以上の場合、0.22%
金額によって少し利回りが変わるわけですが、3年で0.2%台ですからまずまずの水準ですね。
次に、この商品のリスクですがサイトを見るとこのように説明されています。
・イオンフィナンシャルサービス株式会社への貸付債権等を裏付けとする金銭信託受益権等。
つまりは投資家はイオンフィナンシャルサービス株式会社のリスクを取るわけですが、同社の格付けはR&Iで「A-」。信用力はそれなりに高いということですね。
お得な定期預金が見当たらないという方は検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに同じく金銭信託を販売している新生銀行の場合は、投資金額によって変わってくるものの1年最大0.20%、3年最大0.25%となっています。
比較検討してみてもいいかもしれませんね。
>>>新生銀行の「新生パワートラスト(金銭信託)」について詳しくはこちらから
ではこの、3年0.20%となる、イオン銀行の取り扱う金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社 第1号」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスク内容からすると悪くない利回りであることを考慮して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は4月4日まで。
>>>イオン銀行の金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社
第1号」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】3年0.20%となる、イオン銀行の取り扱う金銭信託「イオンフィナンシャルサービス株式会社
第1号」。あなたの評価は?(投票は4月4日まで) >>>投票はこちら
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