執筆者: ginko (2023-03-19)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「東京スター銀行:スタードリーム円定期0.90%」です。
アメリカの中堅銀行であるシリコンバレー銀行破綻から端を発した「シリコンバレーショック」は今度はスイスのメガバンクであるクレディスイスに飛び火しました。不安が連鎖して燃え広がっていくのが金融危機の怖さですね。
金融機関は信用で成り立っているだけに、その信用が崩れれば砂上の楼閣と言えます。
ただ各国もリーマンショックでの教訓を活かし、早急に対応していますね。シリコンバレー銀行も週末のうちに「預金全額保護」が発表されましたし、クレディスイスもUBSによる買収の検討が進み、この週末中には何か発表されるのではないですかね?
クレディスイスの危機の本質は不明ですが、シリコンバレー銀行については「債券投資」が裏目に出たわけで、放漫経営したわけでもありませんので、モラルハザードと言った批判も今回は無さそうです。
しかし「利上げ=銀行経営にプラス」とばかりに銀行株が買われていたわけで、経済というのは本当に複雑系ですね。このまま金融危機が落ち着くことを祈りたいと思います。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、東京スター銀行の「インターネット限定
新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」を取り上げました。このようになっています。
■東京スター銀行「インターネット限定 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金」
・1年 : 0.35% ※新規顧客向け
金利をさらに引き上げているわけですから、かなり魅力的です。東京スター銀行の口座を持っていない方は検討してみてはいかがでしょうか?ATM手数料も実質無料ですしね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.4」。最高が5つ★ですからかなり良い評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月12日まで。
>>>東京スター銀行の「スターワン円定期預金プラス」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1676
前回のコラム:「東京スター銀行:新規口座開設優遇プラン1年0.35%」
今回は東京スター銀行の「スタードリーム10」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。
とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。
本日の長期金利も「0.270%」という事で先週よりは下がりましたが、以前よりは上昇していますね。
そのように長期金利が上昇する中で、金利にダイレクトに影響しそうなのが仕組み預金です。と言うのも仕組み預金は一般的に預入期間が10年以上と長く、より長期金利に連動しやすいからですね。
ちなみに仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。
・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)
そうした制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。
そして今回取り上げる東京スター銀行の「スタードリーム10」は、「金利は期間中変わらず、満期が繰り上がる=預入期間が短縮される可能性がある」仕組み預金ということになります。
楽天銀行や住信SBIネット銀行も同じタイプの仕組み預金を販売していますが、気になる金利条件はこういうことになります。
■東京スター銀行「スタードリーム10」
・最長10年 : 0.90%
0.90%ということで以前の水準と比較すればだいぶ上昇してきました。もちろん通常の定期預金と比較しても良い金利です。途中解約できないといった制約を考慮してもそれなりに魅力的な金利水準と言えます。
加えてこの仕組み預金は1年ごとに「繰り上がり償還」する可能性があるわけですから、仮に1年で償還となれば1年=0.90%、5年で償還となれば5年=0.90%の金利となります。
もちろん「10年間償還されない」前提で運用の是非を検討すべきなのは言うまでもありませんが、結果的により魅力的な金利条件になる可能性があるということですね。
加えて上記の通り「金融危機」が突如発生した中で、アメリカの金利も日本の金利も低下傾向となっています。とすると来月のこの「スタードリーム10」は今より金利が下がりそうです。そうした点も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。
参考になさってください。
なおどういう場合に繰り上げ償還されるかということですが、もちろん銀行の損得によって決まりますので、
・今より金利が下がる:償還される
・今より金利が上がる:償還されない
ということになります。原則的には。
つまり預金者の金利観によってこの商品の魅力は変わってくるということですね。
ではこの東京スター銀行の、最短1年・最長10年と満期が繰り上がる可能性がある、金利0.90%の仕組み預金「スタードリーム10」
。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。投票は4月19日まで。
>>>東京スター銀行「スタードリーム10」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】東京スター銀行の、最短1年・最長10年と満期が繰り上がる可能性がある、金利0.90%の仕組み預金「スタードリーム10」
。あなたの評価は?(投票は4月19日まで) >>>投票はこちら
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