銀行.info

銀行キャンペーンを斬る!

ソニー銀行:円定期プラス10年0.7%

執筆者: ginko (2023-04-23)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「ソニー銀行:円定期プラス10年0.7%」です。

東京では訪日客を見る機会が本当に増えました。訪日客は基本ノーマスクですので一目瞭然です。「アフターコロナ」を強く感じる今日この頃ですが、3月の訪日客数は182万人ということでコロナ前の66%=ちょうど3分の2まで回復したようですね。

さらには訪日「消費額」については、単価の上昇もあり「コロナ前超え」も期待できるようです。すばらしい。

オフィスへの出社比率もじわじわ回復し、東京都心部の出社率は7割を超えたようです。日経新聞の記事では以下のような調査結果も記載されていました。

・パーソル総合研究所の調査によると、出社時の生産性を100とした場合、テレワーク時の生産性は89.6%にとどまった。

この10.4%の差が往復2時間の通勤時間を正当化するものなのかどうかは分かりませんが、生産性を求める企業ほどオフィス回帰を進めていくことになりそうです。

あと3年もすればコロナのことなど、みんなすっかり忘れてしまいそうですが、今後の社会の動きはどのようになっていくのか、興味深いです。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、イオン銀行の金銭信託「利回りの達人」を取り上げました。気になる条件はと言うと・・・

■イオン銀行/実績配当型合同運用指定金銭信託 愛称:利回りの賢人

・信託期間 : 1年、3年、5年
・受託 : 三菱UFJ信託銀行株式会社
・募集期間 : 2023年4月13日(木)~2023年5月25日(木) ※募集総額に達し次第、締め切り。
・募集総額 : 150億円
・申込単位 : 10万円以上1円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可

ということになっています。前回の募集額は200億円でしたが、今回は150億円ということで少し減りました。予定配当率はこうです。

・1年 : 0.12%
・3年 : 0.15%
・5年 : 0.20%


こちらは前回同様です。市場金利は上昇していますので多少上がるかなと思いましたが、変化はないということですね。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.4」。真ん中が3つ★ですから残念な評価です。

利回りを多少上げてもようなものですが難しいのですかね?

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月15日まで。

>>>イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1699

前回のコラム:「イオン銀行:利回りの達人5年0.20%」

今回はソニー銀行の円定期預金プラスを取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。

とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。

本日の長期金利も「0.460%」という事で一時よりは下がりましたが、それでも上昇していますね。

さて本題に戻りまして4月は定期預金キャンペーンとしては「閑散期」となっているわけですが、そうした中では仕組み預金を検討しても良いかもしれません。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、ソニー銀行の「円定期プラス」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■ソニー銀行「円定期プラス」

・ステップアップ型 : 0.30%→3.00%

・フラット型 : 0.70%

最長10年という期間の制約はあるものの、割と良い金利ですね。

ちなみに最大金利で比較するとステップアップ型の方がいいですが、仮に最長10年まで延長されたとしても平均金利は「0.935%」に留まります。

実際には10年間延長され続ける可能性は低いでしょうし、仮に8年で終わると平均金利は「0.544%」に急落しますので、その点でも後者のフラット型の方が良さそうです。

なおこの条件は4月26日まで募集されているもので、それ以降は別の条件で募集されると思いますのでご注意ください。

では、このソニー銀行が扱う、期間が最長10年で金利が0.70%の仕組み預金「円定期プラス」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」としておきます。投票は5月23日まで。

>>>ソニー銀行の仕組み預金「円定期プラス」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】ソニー銀行が扱う、期間が最長10年で金利が0.70%の仕組み預金「円定期プラス」。あなたの評価は?(投票は5月23日まで)  >>>投票はこちら

>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU