ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「オリックス銀行:円定期5年0.30%、7年0.35%」です。
アップルが始めた預金サービスは金利4.15%という好金利が話題でしたが、開始4日で1,350億円の資金が集まったということですね。
口座数は初週で24万口座ということなので、1口座平均は50万円程度ということになるでしょうか?意外と少ないです。
それはともかくとして、この獲得ペースが今後も続くのかどうか、そして好金利がいつまで続くのかという点が気になるところです。集めたお金を債券で運用すれば大きな損失はなさそうですが、ただ今は債券運用で銀行が破綻する時代ですからね。アップル自身も資金はいらないでしょうし。
ただ顧客の預金を取り込むことで、決済やローンなどの金融サービスによる収益が期待されるのであれば、好金利も十分ペイするのかもしれません。金融収益は大きいですからね。
しかしアップルはハイテク企業から日用品(生活必需品)企業へと徐々に変化している感があります。スティーブ・ジョブズが志向していたものとは異なるかもしれませんが、多額の投資を行っているバフェットは喜んでいることでしょう。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI新生銀行の「パワートラストNeo(金銭信託)」を取り上げました。気になる条件はと言うと・・・
■SBI新生銀行/パワートラストNeo(金銭信託)
・信託期間 : 1年
・運用、管理 : 新生信託銀行
・募集期間 : 2023年4月20日~2023年5月11日
・申込単位 : 50万円以上 10万円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可
ということになっています。運用先はSBI新生銀行ではなく、新生信託銀行ということですね。そして予定配当率はこうです。
・1年 : 0.48%
1年0.48%ということで定期預金とは比較にならない高利回りですね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.7」。真ん中が3つ★ですから良い評価です。
利回り水準からすればもう少し伸びるかと思いましたが・・・。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月29日まで。
>>>SBI新生銀行の「新生パワートラスト(金銭信託)」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1709
前回のコラム:「SBI新生銀行:パワートラストNeo1年0.48%」
今回はオリックス銀行のeダイレクト預金を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月、そして2022年12月に日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.50%~+0.50%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.50%」と低いままです。
とは言いつつこれまでと比べればその「上限」は随分と上がりましたので、定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。
本日の長期金利も「0.420%」という事で一時よりは下がりましたが、それでも上昇していますね。
さてそのように市場金利についてはまだ低水準にある中で、積極的に好金利を維持している銀行もあります。そうした銀行の1つがオリックス銀行
です。最新の金利はこうなっています。
■オリックス銀行「eダイレクト預金」
・1年:0.15%
・3年:0.22%
・5年:0.30%
・7年:0.35%
※2023年5月5日現在、年利、税引き前、100万円以上
3年ものの金利は少し下がりましたが、逆に5年ものの金利はアップし0.30%となりました。素晴らしい。
なおオリックス銀行の預金商品の中では2週間で満期が来る「2週間定期預金」も人気です。こちらの金利はこうなっています。
■オリックス銀行「2週間定期預金」
・2週間 :0.07%
※2023年5月5日現在、年利、税引き前
オリックス銀行の魅力をもう1つ付け加えるとすると、他の銀行宛ての振込み手数料が月2回無料ですので、預け替えの場合に利息が振り込み手数料で吹き飛ぶ、なんて残念なことはありません。こうした点にも魅力を感じる方は少なくないのではないかと思います。
このまま引き続き安定経営を続け、繰り返しになりますが魅力的な金利水準を維持していっていただきたいと思います。
ではここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利をチェックしたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・新生銀行 1.00% ※新規顧客向け、3ヶ月
・東京スター銀行 0.35% ※新規顧客向け
・東京スター銀行 0.20%
・UI銀行 0.20%
・あおぞら銀行BANK 0.20%
・オリックス銀行 0.15%
・SBJ銀行 0.12%
・新生銀行 0.10%
・auじぶん銀行 0.05%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・ソニー銀行 0.02%
・楽天銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.002%
オリックス銀行の金利は1年ものだとやや見劣りしますね。5年ものだと断トツの好金利ですが。
ではこの金利が5年0.30%、7年0.35%となるオリックス銀行の「eダイレクト預金」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・相対的に好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は6月5日まで。
>>>オリックス銀行の「eダイレクト預金」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】金利が5年0.30%、7年0.35%となるオリックス銀行の「eダイレクト預金」。あなたの評価は?(投票は6月5日まで)
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