ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:千葉県公債10年0.957%」です。
地方で中小企業の賃金が都市部を上回る勢いで伸びているという日経新聞の記事。全体的には経営目線でネガティブにまとめられているものの、地価上昇が都心部から地方に波及していくように、賃金上昇もまた都心部から地方に波及していっているのでしょうね。良いことだと思います。
その背景にはもちろんアベノミクス以降のインフレ傾向があるものの、やはり少子高齢化という「供給不足」も深刻化しているのでしょう。
ただその処方箋はシンプルで、省力化を進めるか、子どもを増やすか、外国人材を増やすしかありません。どれも進めないといけないですし、実際に進められているのでしょうけれど、結果的に日本の競争力の向上につながるわけですから歓迎すべきものですね。
歴史的な円安と歴史的なインフレで、止まっていたように感じていた日本経済が、地方を含めゴロリと動き始めた気がします。日本経済の未来に全く期待していなかった筆者ですが、少し気持ちが変わってきました(笑)。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、住信SBIネット銀行の円定期預金を取り上げました。その気になる金利は・・・
■住信SBIネット銀行/円定期預金
・1年:0.10%
・3年:0.20%
・5年:0.40%
1年ものはともかく、3年ものは0.2%、5年ものは0.4%となかなかの金利水準となっています。
繰り返しになりますがこれは通常金利ですから、キャンペーン金利になるとさらにどれくらい上昇するのかも気になるところです。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.0」。真ん中が3つ★ですからちょうど真ん中の評価ですね。
通常金利でこの評価は上出来と言えるかもしれません。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は6月4日まで。
>>>住信SBIネット銀行の円定期預金について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1981
前回のコラム:「住信SBIネット銀行:円定期1年0.10%、5年0.40%」
今回はSBI証券が取り扱う千葉県公募公債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことですね。本日の長期金利は「0.900%」と再上昇していますが、あまり楽観はできません。
さて本題に戻りまして、5月に入り定期預金キャンペーンは閑散期に入っていますが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手です。
候補になりそうな商品の1つが、SBI証券が取り扱う千葉県公募公債です。要は千葉県が発行する債券です。
公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。
そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この千葉県公募公債の金利はと言うとこうなっております。
■SBI証券:千葉県令和6年度第2回公募公債
・10年:0.957%
10年で0.957%ですから十分魅力的だと言えそうです。当然ながら上記長期金利より少し高いですね。
格付けは分かりませんが、千葉県の公債ですからね!リスクは限りなくゼロで、お得と言えそうです。
募集期間は5月10日(金)~5月16日(木)14:00となっていますので気になる方はチェックしてみてください。
ではこの、SBI証券が取り扱う10年0.957%の「千葉県令和6年度第2回公募公債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は6月12日まで。
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■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】SBI証券が取り扱う10年0.957%の「千葉県令和6年度第2回公募公債」。あなたの評価は?(投票は6月12日まで)
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