ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG債2.95%?」です。
4月の消費者物価指数が発表されました。全体的にはインフレ率は低下しているものの、一方で岩盤品目は上昇しているとのことです。具体的にはこうした項目です。
・ロードサービス料:+74.1%
・家事代行料:+8.5%
・写真撮影代:+1.7%
こうした傾向を消費者目線で捉えれば「困る」の一言に尽きるわけですが、他方で日本経済全体で見れば良いことであるのは間違いありません。費用が上がるということは売上が増え、巡り巡って従業員の給料も増えるということですからね。直接的ではないにしても。
アメリカなどはインフレを抑えるのに躍起になっていますが、ようやくデフレを脱却した日本ではもうしばらく2%前後の落ち着いたインフレが続いてほしいものです。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBJ銀行の「2024年初夏円定期預金優遇キャンペーン」を取り上げました。金利はこのようになっています。
■SBJ銀行「2024年初夏円定期預金優遇キャンペーン」
・2年:0.55%
・4年:0.70%
どの金利も通常金利から大幅に引き上げ、かなりの好金利ですね!特に4年ものは0.70%の高水準です。すごい!
キャンペーン期間は7月31日までと十分余裕がありますね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.0」。最高が5つ★ですからかなり良い評価ですね!
この金利水準なら当然かもしれませんが。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は6月18日まで。
>>>SBJ銀行の「2024年初夏円定期預金優遇キャンペーン」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1991
前回のコラム:「SBJ銀行:円定期2年0.55%、4年0.70%」
今回はSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことですね。本日の長期金利は「1.005%」とハッキリ上昇していますが、中長期的にはあまり楽観はできません。
さて、高金利での運用を求めている人にとって検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。
社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
逆に言えばその分だけ金利が高いということですが、ではこのSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債
・商品名:ソフトバンクグループ株式会社第63回無担保社債
・満期償還日:2031/6/14
・期間:約7年
・利率:(仮条件)年2.65%~年3.25%
まだ仮条件ですが、真ん中くらいに落ち着くとすれば約2.95%ということですね。7年という期間を考慮しても高利回りであるのは間違いありません!
他方で7年後にソフトバンクグループが生き残っているかどうかは分かりません。
ソフトバンクグループ社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関では「BBB」から「A」へ改善されたようではありますが。
株価次第で巨額の損失を計上してきたこともあり、リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
販売期間は「6/3(月)10:00~6/13(木)14:00」となっています。
ではこの、利率が約2.95%で期間が約7年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。甘いです。アンケートの投票は6月25日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】利率が約2.95%で期間が約7年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価は?(投票は6月25日まで)
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