ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:JERA債5年0.924%」です。
日銀が今週開かれた金融政策決定会合で、長期国債の買い入れを減らしていく方針を決めましたね。3月にマイナス金利を解除し「利上げ」に踏み切ったわけですが、今回は「量」も減らしていくということで着実に金融の正常化を進めているわけです。
しかもかなり丁寧に進めていることもあって長期金利は上がるどころかむしろ低下傾向です。市場はもっと強い引き締め策が出てくることを警戒していたこともあったのでしょう。
ただそうした「マイルド」な金融正常化の結果、円安修正効果についても半減しているように感じます。昨日のドル円相場も157円台と歴史的な円安が維持されたままです。
このまま行けば今年1回くらいはアメリカでも「利下げ」が行われそうですが、それまでは政府・日銀ともに円安の進展に神経を使う日々が続きそうです。日本の投資家からすれば円安は追い風ではありますが。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱うアイフル債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、アイフル債
・商品名:アイフル株式会社第68回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
・満期償還日:2027/6/18
・期間:約3年
・利率:年1.13%
3年1.13%ということですね。定期預金と比較すれば高利回りであるのは間違いありません!
3年後にアイフルが破綻しているということもなさそうですしね。
実際、アイフル社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関ではありますが「A-」と良い評価です。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.6」。真ん中が3つ★ですからまずまずの評価です。
内訳としては最高の5つ★と最低の1つ★に分散していますが・・・。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は7月9日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、アイフル債について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2006
前回のコラム:「SBI証券:アイフル債3年1.13%」
今回はSBI証券が取り扱うJERA債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことですね。本日の長期金利は「0.935%」と以前に比べれば高水準ですが、中長期的には金利低下圧力が出てきそうです。
さて、高金利での運用を求めている人にとって検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うJERA債です。
社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
逆に言えばその分だけ金利が高いということですが、ではこのSBI証券が取り扱うJERA債の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、JERA債
・商品名:株式会社JERA第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(愛称:JERA債)
・満期償還日:2029/6/25
・期間:約5年
・利率:年0.924%
5年0.924%ということですね。定期預金と比較すれば高利回りであるのは間違いありません!
このJERA社は
・東京電力と中部電力との包括的アライアンスに基づき、日本に国際競争力のあるエネルギー企業を創出することを目指して設立され、燃料上流・調達から発電、電力/ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンが当社に一元化された国内火力発電の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社です
とのことですから、5年後に破綻しているということもなさそうですしね。
実際、JERA社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関ではありますが「AA-」とトップクラスの評価です。
販売期間は「6/10(月)10:00~6/24(月)14:00」となっている他、売り切れる可能性もありますので、ご注意ください。
ではこの、利率が0.924%で期間が5年の、SBI証券が取り扱うJERA債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。アンケートの投票は7月15日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、JERA債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】利率が0.924%で期間が5年の、SBI証券が取り扱うJERA債。あなたの評価は?(投票は7月15日まで)
>>>投票はこちら
思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!
銀行.info メインメニュー