ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:みずほFG劣後債約1.35%」です。
どうでもいいと言えばどうでもいいし、どうでも良くないと言えばどうでも良くないですが、都知事選のポスター掲示板がカオス状態になっているようですね。筆者がここ数日目にした範囲では、主要候補のポスターしか貼られていませんでしたが、場所によっては48枚のスペース中、24枚がNHK党から寄付者に譲られ、結果的に関係のないものが貼られる結果となっているようです。
もちろんこうした戦略によってNHK党に恩恵があるはずもなく、明らかに迷惑行為ですから、むしろ党運営に逆風だと言えますが、少なくとも話題作りには成功したと言えるのでしょうし、それに反応している筆者もまた、話題作りに結果的に貢献していると思えば複雑な気もしますが、とは言えやはり何等かの規制が必要ということなのでしょうね。
規制など無い方が良いに決まっていますが、性善説だけではなかなか社会が円滑に回っていかないのも残念な現実と言えます。
ポスターも政治活動ですから、規制するのも言うのは簡単で行うのは難しな面がありますが、こうした迷惑行為を防ぐルール作りに知恵を絞ってほしいですね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱うJERA債を取り上げました。金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、JERA債
・商品名:株式会社JERA第26回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(愛称:JERA債)
・満期償還日:2029/6/25
・期間:約5年
・利率:年0.924%
5年0.924%ということですね。定期預金と比較すれば高利回りであるのは間違いありません!
このJERA社は
・東京電力と中部電力との包括的アライアンスに基づき、日本に国際競争力のあるエネルギー企業を創出することを目指して設立され、燃料上流・調達から発電、電力/ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンが当社に一元化された国内火力発電の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社です
とのことですから、5年後に破綻しているということもなさそうですしね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.5」。真ん中が3つ★ですからまずまずの評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は7月15日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、JERA債について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2011
前回のコラム:「SBI証券:JERA債5年0.924%」
今回は楽天証券が取り扱うみずほフィナンシャルグループ劣後債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことですね。本日の長期金利は「0.970%」と以前に比べれば高水準ですが、中長期的には金利低下圧力が出てきそうです。
さて、高金利での運用を求めている人にとって検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介する楽天証券が取り扱う株式会社みずほフィナンシャルグループ第31回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)です。要はみずほが発行する債券です。
公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。
加えてこの債券は「実質破綻時免除特約および劣後特約付」となっています。楽天証券のサイトから引用するとこういうことですね。
・実質破綻時債務免除特約とは、債券の発行体が実質的に破綻状態になった際に、その発行体は償還金の決定方法に関わらず、元利金の支払いを行う義務をすべて免除されるという特約をいいます。
・劣後特約とは、発行体に関して破産手続きや会社更生手続きの開始など、劣後特約で定められた「劣後事由」が発生した場合に普通社債に比べ元本利息の支払いの順位(弁済順位)が低くなる債券に付けられる特約をいいます。
つまりは、「破綻状態になるとお金はまず返ってこない」特約ということです。リスク高めですね!
そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このみずほFG劣後債の金利はと言うとこうなっております。
■楽天証券:株式会社みずほフィナンシャルグループ第31回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)
・当初5年:年1.050%~1.650%(仮条件・税引前)
・以降5年:5年国債金利+0.500%~1.100%(仮条件・税引前)
まだ仮条件ですので金利に幅がありますが、大体真ん中あたりで決まることが多く、仮にちょうど真ん中となれば最初の5年は「1.35%」ということですね。
さらにその次の5年は5年後の市場金利で決まるわけですが、今の金利水準で計算すると「1.04%~1.64%」ということになり、その真ん中は「1.34%」ですから、ほぼ同じような水準です。
メリットを挙げるとすれば、仮に5年後に金利上昇していればそれに比例して金利も上がるという点ですね。要は変動金利のようなものです。もちろん市場金利が下がれば同じように金利が下がってしまうというデメリットもあるわけですが・・・。
いずれにしても定期預金の金利とは比べ物にならない高水準です。格付けもR&Iで「AA-」、JCRで「AA-」と、やはり高いです。
それなりにお得と言えそうです。
募集期間は7月3日(水)9:00~7月17日(水)14:30となっていますので気になる方はチェックしてみてください。金利が決まるのは7月2日ですね。
ではこの、楽天証券が取り扱う当初5年約1.35%の「みずほフィナンシャルグループ劣後債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は7月22日まで。
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【読者アンケート】楽天証券が取り扱う当初5年約1.35%の「みずほフィナンシャルグループ劣後債」。あなたの評価は?(投票は7月22日まで)
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