ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:近鉄グループホールディングス債1.064%」です。
金曜日に発生したウィンドウズの大規模障害は凄まじいものでしたね。各国の飛行機の運航が停止し、病院は診察ができず、ドラッグストアは薬を販売できずと大きな影響が出ました。
原因はクラウドストライク社のセキュリティソフトということで、すでに対応は終わっているものの、復旧にはそれぞれのパソコンでの作業が必要とのことですので、混乱が収まるにはもう少し時間がかかりそうです。
しかしシステム障害がサイバー攻撃ではなくセキュリティソフトの不具合で起こるというのは笑えませんが、今回の混乱は同社が利用しているであろう保険会社にとっても大惨事となるのは間違いありません。
世界の被害額は一体いくらなのでしょうか・・・ネット社会の脆弱さが露わになった事故として記憶に留まることになりそうです。
ちなみにこのセキュリティソフトの費用はめちゃ高いらしく、筆者のパソコンには一切影響ありませんでした・・・。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券の取り扱う「日照時間連動型債券(愛称:個人向けマネックス債
夏祭り)」を取り上げました。こう説明されています。
■マネックス証券/日照時間参照型クーポン付 円建債券(愛称:個人向けマネックス債 夏祭り)」
・金利 : 0.45% + 0.02% × 10時間以上日数
・観測期間 : 2024年8月1日(木)~2024年8月31日(土)まで
・観測地点 : 気象庁が公表する「広島県 広島」
つまり広島の日照時間が10時間以上になれば金利が0.02%ずつ増加していくということです。
ただこれだけだと全然イメージがわかないので過去10年の平均をチェックしてみると「8日」ということのようです。とすると金利はこうなります。
・10時間以上の日=8日 → 0.61%
であれば金利は悪くなさそうですが、今年の夏はどうなるのでしょうか。酷暑となりそうではありますが。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.9」。真ん中が3つ★ですからやや残念な評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月13日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う「個人向けマネックス債
夏祭り」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2030
前回のコラム:「マネックス証券:日照時間連動型マネックス債0.61%?」
今回は楽天証券が取り扱う近鉄グループホールディングス債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことですね。本日の長期金利は「1.040%」と以前に比べれば高水準ですが、中長期的には金利低下圧力が出てきそうです。
さて7月に入り夏のボーナスシーズンとなりましたが、そうしたボーナス資金を当てにしているのかどうか、個人向けの社債も多く発行されていますね。今回取り上げる社債は楽天証券が取り扱う「近鉄グループホールディングス債」です。要は近鉄が発行する社債です。
公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。
そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この近鉄グループホールディングス債の金利はと言うとこうなっております。
■楽天証券:近鉄グループホールディングス株式会社第125回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付)
・期間:5年
・格付け:BBB+(R&I)/BBB+(JCR)
・販売期間:2024年7月22日(月)9:00~7月30日(火)14:30
・利率(年率):1.064%
期間5年で1.064%ということですから高利回りであるのは間違いありません。
近鉄グループが5年後に潰れている可能性はほぼゼロでしょうね。ただ格付けはR&IもJCRもBBB+ということで意外と低いです。まだコロナ禍の影響が残っているのでしょうか・・・。
それはさておき最低額は100万円以上となっています。
販売期間は上記の通り「2024年7月22日(月)9:00~7月30日(火)14:30」となっていますので興味がある方はチェックしてみてください。
ではこの、利率が1.064%で期間が5年の、楽天証券が取り扱う近鉄グループホールディングス債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。アンケートの投票は8月20日まで。
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https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】利率が1.064%で期間が5年の、楽天証券が取り扱う近鉄グループホールディングス債。あなたの評価は?(投票は8月20日まで)
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