ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:個人向け国債変動0.61%」です。
9月の大手行の住宅ローン金利が発表されましたが、注目の変動金利についてはどこも据え置きとのことです。
7月末の追加利上げは9月の住宅ローン金利に反映されるという理解でしたので「なんやそれ」というのが率直な感想でしたが、ただ実際には9月に引き上げられるのは融資の基準金利となる短期プライムレートで、それが住宅ローンに適用されるのは10月以降ということのようです。
つまり変動金利の引き上げは10月からなのですね。なるほど。そしてややこしい。
問題は、各銀行の金利引き上げが「新規客だけ」なのか「既存客だけ」なのか「新規客も既存客も」なのかという点です。恐らくどの銀行も新規客は欲しいでしょうから、おおよそ「既存客だけ」ということになりそうです。
とすると・・・既に住宅ローンを利用されている方は積極的に借り換えした方がいいですね。0.1%の差でも毎月の返済額はそれなりに変わりますので、10月以降の住宅ローン金利をぜひチェックしてみてください。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、あおぞら銀行BANKの「BANK
The 定期」を取り上げました。現状の「BANK The 定期」の金利はと言うと・・・
■あおぞら銀行BANK/BANK The 定期
・6ヶ月 : 年0.20%
・1年 : 年0.21%
・3年 : 年0.55%
・5年 : 年0.65%
※2024年8月31日現在、税引き前
特に3年もの・5年ものにフォーカスして金利が高いわけですが、やはりその3年0.55%・5年0.65%が目を惹きますね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.6」。真ん中が3つ★ですからまずまずの評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月25日まで。
>>>あおぞら銀行BANKの「BANK
The 定期」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2060
前回のコラム:「UI銀行:円定期6ヶ月0.60%、2年0.45%」
今回はマネックス証券の取り扱う個人向け国債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。2024年7月には追加利上げもありましたしね。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことです。本日の長期金利も「0.890%」とだいぶ下がりましたが、中長期的にも金利低下圧力が出てきそうです。
さて本題に戻りまして今回は個人向け国債です。個人向け国債の特長をご案内すると、まず指摘できるのはこの点です。
・制度設計上、いくら長期金利がマイナスになっても0.05%以下にはならない。
つまり預けっぱなしにしておいても金利がマイナスになる懸念がないわけで、これは一定の魅力だと言えます。実際のところ「マイナス金利時代の運用方法」として、FPなどの専門家がこの「個人向け国債」を推奨しておりますが、その理由はそういうことなのですね。
加えて変動金利である「変動10」を選べば、こうしたメリットもあります。
・市場金利が上昇すればダイレクトに運用利回りも上昇する。
世の中の金利が上昇すればそれに連動して利回りが上昇していくということです。今はむしろこっちの方がメリットとして認識されているかもしれませんね。上記の通り金利見通しについてはやや不透明になっていますが、とは言いつつ以前に比べれば金利が上がっているのは間違いなく、その点では魅力も相対的に上昇しています。
と言うことで気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。
■個人向け国債
・固定3年タイプ :0.28%
・固定5年タイプ :0.39%
・変動10年タイプ:0.61%
全体的に金利が上がっていますが、特に変動10年タイプの金利は0.61%ですね!
過去の変動10年タイプの金利も今月金利改定があったものは一斉に0.61%に引き上げられたわけで、保有者は変動金利タイプのメリットを再実感できたのではないでしょうか。
なお、「変動10年タイプ」は上記の通り金利上昇メリットを狙えることに加えて、1年経てばいつでも中途解約でき、中途解約時のペナルティも重くないという利便性も魅力と言えそうです。ペナルティは平たく言えば「過去1年分の利息を放棄すること」ですね。
また、もし読者のみなさまが有り余るほどの預金をお持ちの場合、預金を1,000万円ずつ分散して預けるのは大変でしょうから、信用力のある国債を利用するのが便利ですね。
ではこの、変動金利タイプの金利が0.61%となる、マネックス証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・他にはない魅力的な商品性を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は9月30日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】変動金利タイプの金利が0.61%となる、マネックス証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価は?(投票は9月30日まで)
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