ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG債3.15%」です。
日銀の追加利上げ観測が強まっていますね。タイミングとしては12月か1月ということになりそうです。個人的には欧米諸国が利下げに舵を切った中で、日本だけ利上げを続けられるのか懐疑的でしたが、足元の150円前後の為替水準を考慮すると、もう少し金利を上げても問題ないということなのでしょう。
日本の「国富」という観点から言えば円高の方が良い一方で、経済や景気という観点から言えばトータルでは円安の方が良いです。
また、ようやく実現できた「2%超のインフレ」も徐々に収まってきており、とすると日銀が利上げに前のめりになることに違和感を感じないでもないですが、日銀としては円安もインフレももう少しマイルドにしたいという思惑がありそうです。
タカ派になりすぎて経済が失速しないことを祈るばかりですが・・・住宅ローン金利が上がれば現役世帯の可処分所得を直撃しますからね。
とは言いつつ預金客としては金利が上がることはwelcomeです。インフレ率が2%程度に落ち着けば預金金利も2%程度まで上昇すると考えられますが、果たしてそんな時代が来るのですかね?低金利に慣れ過ぎて全くピンと来ません・・・。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天証券が取り扱う名古屋鉄道株式会社無担保社債を取り上げました。金利はこのようになっています。
募集内容はと言うとこうなっております。
■楽天証券:名古屋鉄道株式会社第72回無担保社債
・期間:5年
・格付け:A+(JCR)
・販売期間:2024年11月25日(月)0:00~12月4日(水)14:30
・利率(年率):0.993%
期間は5年ということで決して短くはありませんが、利率は0.993%とかなりの高水準ですね!
格付けもA+ということで高水準です。何と言っても鉄道会社ですからね。5年後に破綻している可能性は限りなくゼロだと言えます。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.3」。真ん中が3つ★ですからまずまずの評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月24日まで。
>>>楽天証券の口座開設はこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2101
前回のコラム:「楽天証券:名古屋鉄道社債 めいてつ130さい0.993%」
今回はSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。2024年7月には追加利上げもありましたしね。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」にシフトチェンジしたことです。更なる追加利上げ観測やトランプトレードもあって本日の長期金利は「1.05%」と上昇基調ではありますが、今後の金利動向については予断を許しません。
さて、高金利での運用を求めている人にとって検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。
社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
逆に言えばその分だけ金利が高いということですが、ではこのSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債
・商品名:ソフトバンクグループ株式会社第64回無担保社債
・満期償還日:2031/12/11
・期間:約7年
・利率:年3.15%
利率は3.15%という高金利です!7年という期間を考慮しても魅力的な水準であるのは間違いありません。
他方で7年後にソフトバンクグループが生き残っているかどうかは不明です。
ソフトバンクグループ社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関では「BBB」から「A」へ改善されたようではありますが、株価次第で巨額の損失を計上してきたこともあり、リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
販売期間は「11/28(木)10:00~12/10(火)14:00」となっています。
ではこの、利率が3.15%で期間が約7年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。甘いです。アンケートの投票は12月30日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】利率が3.15%で期間が約7年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価は?(投票は12月30日まで)
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