執筆者: ginko (2025-01-25)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI新生銀行:パワートラストNeo1年1.00%」です。
どこまで本気なのか分からなかったトランプ関税ですが、中国には追加で10%、そしてメキシコ・カナダには25%の関税が課せられることになりました。ブラフではなかったのですね・・・。
ただ関税は消費税のようなものですから、直接的にはアメリカの消費者が負担することになります。つまりは物価が上昇するわけで、インフレへの不満からトランプ氏が勝ったのに、そのトランプ氏がインフレを再燃させるのだとすれば何とも皮肉な話です。
加えて、当然メキシコもカナダも報復関税を課すわけで、そうなるとアメリカの生産者も困ることになります。やはり関税戦争は百害あって一利なしですね・・・。
それでもプラスがあるとすれば中長期的には工場がアメリカに戻り、雇用が拡大する可能性があるということでしょうか。
しかしアメリカの有権者がのんびり待ってくれるとは思えませんし、そもそも失業率が低く経済好調なアメリカで雇用が拡大すれば、人件費が高騰し、やっぱりインフレになってしまいます。
経済学的に考えれば支離滅裂なトランプノミクスですが、アメリカ経済にとっては吉となるのでしょうか。それとも凶となるのでしょうか。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、あおぞら銀行BANKの「BANK
The 定期」を取り上げました。現状の金利はと言うと・・・
■あおぞら銀行BANK/BANK The 定期
・1年 : 年0.45%
・3年 : 年0.55%
・5年 : 年0.65%
※2025年2月2日現在、税引き前
1年ものは0.45%、3年ものは0.55%ということで高水準です。加えて6ヶ月ものはキャンペーンが実施されていて以下のような金利となっています。
■あおぞら銀行BANK/円定期預金キャンペーン
・6ヶ月 : 年0.80%
※BANK限定、2025年2月2日現在、税引き前
6ヶ月0.80%ということでトップクラスの水準ですね!人気が出ているのではないでしょうか。
キャンペーン期間は2025年3月31日までとなっていますのでご注意ください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.3」。最高が5つ★ですからかなり良い評価です。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月26日まで。
>>>あおぞら銀行BANKの「BANK
The 定期」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2147
前回のコラム:「あおぞら銀行:円定期6ヶ月0.8%」
今回はSBI新生銀行の「パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。2024年7月に続き2025年1月には追加利上げもありましたしね。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」にシフトチェンジしたことです。本日の長期金利は「1.245%」と上昇基調ではありますが、今後の金利動向については予断を許しません。
さてそのように市場金利の方向性が不透明な中で、単なる預金商品以外での運用を検討したいという方もおられるかもしれません。そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、今回取り上げるSBI新生銀行の金銭信託「パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)」です。
これまで何度かご説明しましたが、金銭信託は以前は(と言っても30年くらい前かもしれませんが)それなりにメジャーな商品で、金銭信託が扱える各信託銀行がそこそこ力を入れて販売していました。新聞でも広告をよく見かけましたしね。
その魅力はなんと言っても定期預金と比べて高金利という点にあったわけですが、世の中の金利低下が進み、さらに各銀行で「預金余り」が目立つようになるにつれ徐々に信託商品と定期預金との金利差が縮小し、優位性が薄れ、販売量が減り、現時点ではほぼフェードアウトしている商品です。
レトロな響きのある金銭信託ですが、商品性はというと銀行が販売してきたことからも分かる通り、極めて定期預金に近い商品です。利率=予定配当率に基づき、満期の時点でほぼ間違いなく、元本と利息が戻ってきます。
とは言いつつ仕組みとしては「固定金利の投資信託」という感じですかね?社債やMMFに近いと言ってもいいかもしれません。つまりは厳密に言うと元本保証ではなく、預金保険の対象とはならず、また中途解約の取り扱いも銀行によって異なります。
デメリットの分、定期預金と比べれば金利がよくなる構造にあると言えます。
すっかりマイナー商品となってしまった金銭信託ですが、今回のSBI新生銀行の「パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)」の気になる条件はと言うと・・・
■SBI新生銀行/パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)
・信託期間 : 1年
・運用、管理 : 新生信託銀行
・募集期間 : 2025年1月16日(木)~2025年2月6日(木)
・申込単位 : 50万円以上 10万円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可
ということになっています。運用先はSBI新生銀行ではなく、新生信託銀行ということですね。そして予定配当率はこうです。
・1年 : 1.0%
1年1.0%ということで定期預金とは比較にならない高利回りですね!
次に、この商品のリスクですがサイトを見るとこのように説明されています。
・ソフトバンクグループ株式会社を貸付先とする無担保貸付金を主たる運用対象とします。
・株式会社日本格付研究所から「J-1」の短期格付を取得しています。
黒字と赤字との変化が激しいソフトバンクグループ株式会社への投資ということでリスクは相応に高そうですが、後段の格付け「J-1」というのはあまり聞いたことがありません。こういうことのようです。
・短期債務履行の確実性が最も高い。
思ったより高い評価ですが、馴染みのある長期格付けで読み替えると「A」相当ということのようですね。であれば少なくとも1年後の満期まではそれなりに安心して投資できそうです。
ソフトバンクグループの長期での信用力はともかく、短期での信用力はそこまで低くないということですかね。
ではこの、1年1.00%となる、ソフトバンクグループへの貸付を主たる運用対象とした、SBI新生銀行の「パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスク内容からすると悪くない金利水準であることを考慮して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は3月2日まで。
>>>SBI新生銀行の「新生パワートラスト(ソフトバンクグループ)」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】1年1.00%となる、ソフトバンクグループへの貸付を主たる運用対象とした、SBI新生銀行の「パワートラストNeo(ソフトバンクグループ)」。あなたの評価は?(投票は3月2日まで)
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