執筆者: ginko (2025-04-13)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG債約3.30%」です。
世界経済と金融市場に大きな混乱を生んだトランプ関税ですが、中国や自動車関連を除けば10%を超える追加関税については90日間の延期となりました。なんのこっちゃ。
とは言いつつ延期は延期ですから、その間に日本も交渉しないといけません。貿易赤字を縮小するのは大変ですが、基本的には「天然ガスや農産物などの輸入量を増やす」「米国への投資を増やし雇用を創出する」の2点をパッケージで提案するということになるのですかね。
円安も槍玉に上がりそうですが、そもそも政府・中央銀行が為替相場をコントロールできるのかという問題と、円高になったら本当に対米黒字が減るのかという問題があります。日本が競争力の高い商品をアメリカに輸出している場合はむしろ黒字が増えそうですしね。
いずれにしてもトランプ大統領のメンツを保ちつつ、実利を得る、したたかな交渉が求められますね。
しかしまぁ変化が激しいのがトランプ流なのかもしれませんが、混乱はまだまだ続きそうです。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBJ銀行の「スポーツ選手応援定期預金2025」を取り上げました。金利はこのようになっています。
■SBJ銀行「スポーツ選手応援定期預金2025」
・1年:1.00%
・2年:1.20%
・3年:1.30%
→対象大会にてプロゴルファー「宋永漢(ソン・ヨンハン)」選手が準優勝した場合
・1年:1.10%
・2年:1.30%
・3年:1.40%
→対象大会にてプロゴルファー「宋永漢(ソン・ヨンハン)」選手が優勝した場合
・1年:1.30%
・2年:1.50%
・3年:1.60%
前回取り上げた時と比較して3年ものが追加されていますが、基準となる金利がそもそも1年1.0%、2年1.2%、3年1.3%と高水準である上に、プロゴルファー宋永漢選手の成績によって金利がそれぞれ最大1年1.3%、2年1.5%、3年1.6%まで上昇するというものです。面白いですね!
キャンペーン期間は上記の通り2025年4月30日までとなっています。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.8」。真ん中が3つ★ですのでやや残念な評価と言ったところでしょうか。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月6日まで。
>>>SBJ銀行の「スポーツ選手応援定期預金2025」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2176
前回のコラム:「SBJ銀行:円定期3年1.30%~1.60%」
今回はSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。2024年7月に続き2025年1月にも追加利上げがありましたしね。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」にシフトチェンジしたことです。加えて、インフレ率の再上昇やトランプリスク、日銀の追加利上げ観測を受けて上昇してきた長期金利ですが、トランプ関税の混乱を受けて「1.270%」に急落しています。今後の見通しについては予断を許しません。
さて4月は、定期預金としては「閑散期」に入っているわけですが、高金利での運用を求めている人にとって検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。
社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
逆に言えばその分だけ金利が高いということですが、ではこのSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債
・商品名:ソフトバンクグループ株式会社第65回無担保社債
・満期償還日:2030/5/2
・期間:約5年
・利率:(仮条件)3.00%~3.60%
利率は仮条件ですが、ちょうど真ん中で決まるなら3.30%という高金利です!5年という期間を考慮しても魅力的な水準であるのは間違いありません。
他方で5年後にソフトバンクグループが生き残っているかどうかは不明です。
ソフトバンクグループ社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関では「BBB」から「A」へ改善されたようではありますが、株価次第で巨額の損失を計上してきたこともあり、リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
販売期間は「4/21(月)10:00~5/1(木)14:00」となっています。条件が決まるのは4月18日とのことですね。
ではこの、利率が約3.30%で期間が約5年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。甘いです。アンケートの投票は5月13日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】利率が約3.30%で期間が約5年の、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価は?(投票は5月13日まで)
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